02年4月上旬の世迷い言


2002/04/10

 4月になったからといって、これといって変化などはない。
 相変わらず花粉症の症状はひどいし、それに加えて風邪など引き込んでしまったもので、毎日会社に行ってディスプレイを眺めているだけで精一杯である。幸いというかなんというか、そのような生活が常態であるという状況にはなんとか適応できたので、しばらくはやっていけるだろう。
 目の前に片付けるべき小項目が山積している場合、私の中の怠惰な部分は、それらの小項目を片っ端から片付けていって、対外的にも仕事をしているという状態を作り上げ、それで外から文句がでない場合には不満は感じないのである。こうして考えてみると、自分が如何に役人的な事務屋に向いた性格をしているか、という事実に気付いて慄然とするのである。きっと私の役人嫌いは、同族嫌悪なのだろう。
 まぁ、そんなわけで、毎日風邪を寝込まない程度になだめながら、会社に行って日がな一日細かい作業やら勉強やらに明け暮れる日々が続いているので、ここに書くようなネタは溜まらないのだ。社会の動きなんかほとんど判らん。辻本清美が証人喚問されそうになっていることは知っていたが、病気を理由に延期になっていることは知らなかった。立場が逆転すると途端に精神の均衡を失うのは大抵の人間がそうであるが、この場合はあんまり同情する気にもなれない。自分がやってきたことをいざ自分に向かってされて、それでこれまでの所行に内省を加えるような人物にはとても見えないという一種の偏見のためである。偏見と言いつつもここに書くのだから、私は個人の良心に照らしてその偏見を悪だとは思っていない。偏見をこうして公言するのは多少悪かもしれないが、そんなことを言っていたら何も言えなくなってしまう。
 もう少ししたら、だんだんと手抜きをする手段を覚えるか、日程自体に余裕が出てきて他のこと(例えば、ここの更新など)に時間を割けるかと思っていたのだが、どうもそうは問屋が卸さないらしい。コンピュータで食っているからにはその見通し自体が甘い、ということを身を以て実感したことであるよ。今のところ、片付けている作業がすこぶる面白いのが救いだが。


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