02年6月上旬の世迷い言


2002/06/04

 映画の日に「少林サッカー」を観た。
 昔は「土日祝日は除く」だったように記憶しているのだが(案内のフィルムにもしっかりそう記載されている)、今月はしっかり1000円だった。1800円でも全然構わないくらい面白かったのだけど。
 友人達数人と連れ立って行ったので、その後は当然の如く酒を飲む。基本的に私は大宮で酒を飲んだりしないので、店についてはほとんど何も知らない。んで、適当にぶらぶら歩いているうちに辿り着いた地鶏の店がなかなか旨く、値段も手頃で掘り出し物とでもいえる店だった。
 いや、これから半年くらいは行かないような気がするが。

 外間隆史「St.Bika」を買う。
 出たのは2000年なのだが、今の今まで出ていたのを知らなかったのである。曲もなかなかよろしいのだが、2枚組になっているもう片方の「Radio St.Bika」という、架空のラジオ局の放送という体裁のディスクがなかなかよろしい。こういうどうでも良いヨタ話をだらだらと聞き続けるという習慣をなくしてもうどれくらい経つだろうか。

 いや、本当はVitaNovaの「Remix」を買うのが主目的で、こちらは送料が勿体ないので色々検索してみたら引っ掛かったので買ったのだけど。でもまだ「Remix」は聞いてないという。

 ようやっと神楽が出て、HGIFあずまんが2はコンプリート。あー長かった。
 でも神楽も似てないなー。よみはなかなか良い感じだと思うのだが。

 私はワールドカップなんかには毛ほども興味がなくて(なにせ、ついこの間まで埼玉新都心のスタジアムで試合をやるもんだとばかり、思っていたくらいだ)、昨今のJリーグの凋落具合からしてマスコミが騒ぐほどは盛り上がっていないのだと思っていたのだが、今日の大宮駅には3割くらい埼玉スタジアム帰りと思われる風体をした人間が混じっていた。なにが原因かは知らんが、京浜東北線が止まっていたらしいので、大宮へ流れてくるのは結構大変だったと思うのだけど。
 へー、結構いるもんだ。まさか観戦帰りの人間が増える頃合いを見計らって大宮駅構内を歩き回っていたわけではあるまい。


2002/06/05

 最近の猛暑で夜になっても身体に溜まった熱が冷めず、不眠症が再発している。
 朝に起きられないわけではないので(あー、二週間に一度くらいは起きられてないかも)、当面、生活に支障はないと言っても間違いではないが、このまま平均睡眠時間が4時間強程度の生活を続けていたら、絶対身体を壊すような気がする。なんとかしないと。

 まさかとは思うが、今週は一応リリースの週になっていて、リリースのための作業を色々とやっているのだが、明確な線表もなければ、進捗管理や機能管理、果ては仕様書を作って行うようなまともな検査も存在しないので、本当にリリースの週なのかと思うくらい楽である。
 このままここにいてこの空気に慣れてしまったら、きっと私は駄目人間になってしまう。そんな強い予感というか当然導かれるであろう未来が見える。つったって、自ら茨の道に足を踏み入れるほど根性が座っているわけでもないのだ。こういう場合は管理者になって進捗管理だけやってた方が、まだ気が楽なのかもしれない、などという妄想が立ち上がってくるくらいうろたえているのである。
 私は外部からの拘束条件を与えられなければ、とことん楽をしたがる人間なので、この現状がとてもまずいことはこれまでの経験からして良く判るのである。でも行動に移す気力というか心構えというか、とにかくそういうものがない。世の中のソフトウェアにBugが尽きないのはこういう理由からなのだ、などと他人事のように思っていれば良いのか。とりあえず、今はそれで心の均衡を保って切り抜けた方が良いのか。

 OS X 10.1.5 updateが出ていたので早速掛ける。
 心無しか、何もしていない時(いくつかのアプリケーションは立ち上げてあるが、アクティブなもの以外には別段仕事をさせているわけではない時)のCPU MonitorによるCPU占有率が下がったような気がする。
 これは最適化されたAquaに因るものなのだろうか? 劇的に描画が速くなったとはあまり思えないので、何が原因なのかはよく判らない。
 それより、どうもことえりの情報管理方式が変わったらしく、今までの設定が全て消えてしまっただけでなく、これまで使っていた「拡張辞書」を組み込んであると日本語変換が全くできなくなってしまっていて非常に焦った。とりあえず安全のために「拡張辞書」と「ユーザ辞書」を外してあるのだが、「ユーザ辞書」の方は戻しても平気なのだろうか?


2002/06/06

 Yosemite君が10.1.5 updateを受け付けてくれない。
 ファイルのダウンロードが終わったタイミングで、なんかエラーを出してそこでソフトウェアアップデートからは何もできなくなる。
 しょうがないのでソフトウェアアップデートを終了させ、念の為にマシンを再起動させてリトライ。また駄目。
 次にシングルユーザモードで起動して、fsckで起動ディスクの修復を試みる。おぉ、UNIXマシンだ。何となく、私が使っていた頃のUNIXマシンは、起動ディスクであろうがなかろうが、mountを外してしまえばfsckできたような気がするのだけど(さすがにX Serverが上がってると、無理だったかも)、こういう点は利便性とのトレードオフだ。
 さっさとDiskFirstAidが起動ディスクも修復できるようにしてくれれば万事オッケーなのだけど。
 それはともかく、fsckでいくつか修復されたようなので、もう一度掛けて正常終了することを確認して再度トライ。で、今ダウンロードしている最中なのだけれども、このシステムも便利なんだか不便なんだか判らんね。こういう風に何度もやらされる場合には、ダウンロードを無駄に繰り返すことになるわけで、それだったらアップデートパッケージを一度落としてきてそれを使ってリトライできる方がよほど有り難い。
 起動ディスクの修復が普通に起動させた状態でできないなんていう状況と、システムががっちり管理していてユーザは中身をいじれない(代わりにユーザインタフェースは簡単)アップデートシステムは、はっきり言ってバランスも何もあったもんじゃないと思うのだが、まだまだ発展途上のOSということなのだろう。……って、Public Betaから一年以上過ぎてまだ発展途上かい。しかも結構根幹に関わる部分で。なんか急に不安になってきた。
 とか言ってるうちにダウンロード終了。また失敗。
 出ているダイアログを真面目に読むと、どうもダウンロードしたファイルはpkgファイルとしてセーブできるらしい。マニュアルをちゃんと読まない間抜けユーザの典型である。んで、セーブしてみると、22Mあるはずのパッケージが4Mしかありません。単にサーバ負荷が高くてちゃんとダウンロードできていないだけなのか。だったらそういうエラーメッセージを出せっつーの<八つ当たり

 ShadeもOS X専用になるそうで、実を言えば持っているけれども使わないソフトの筆頭なのだけど、アップデートすべきかどうか迷っている。こんなに湯水の如く金を浪費してしまっていて本当に大丈夫なのだろうか。よほどのポカをやらかさなければ、明日から路頭に迷うということはないと思うのだが、未来のことが予測不能なのは措くとしても、以前よりもずっと社会的立場は不安定になっていることだけは確かなのだ。
 しかしながら、いざとなればハッタリをかますことも世渡りには必要なのだということは、前回の就職活動で身に沁みたので、もし次があるなら、もうごんごんハッタリかましてやろうと思っている(例えば、今まではC++は使えない、ということに対外的にはしていたが、一週間程度参考書とソースコードを眺めていてプログラムに新機能を追加する程度のことはできることが判ったし、Intelのニモニックも昔とそれほど変わっていないことが判明したので、アセンブラでプログラムが書けるといっても完全な嘘ではないことも判った)。
 つーか、ポインタどころか"? :"構文も知らんし、型キャストも知らんし、データ型の定義とそのデータ型の変数を宣言することの区別もついてないようなのに、Cが判る等とホザクことができる人種というものが近所にいると(ついでに言っておけば、論文中にでてくる数式が理解できないのに数学の知識を売りにしても良いらしい)、それくらいはやっても全然大丈夫なのだろう。だったら私はVisual BasicやVB Scriptなんかばりばりに使えるし、Javaだって使える(ソースを読んで何をやっているかくらいはすぐに理解できるはず)。DirectXでのプログラム経験はあるし、Win32APIなんか練達と言っても良いくらいだ<それはさすがに嘘だろう(笑)。
 世の中って結構ショボイ人達が動かしてるんだなぁ、等と不遜なことを考えたりしてしまって、そんなことでは近い将来に足元を掬われて無茶苦茶酷い目に遭うに決まっていると理性は判っていても感情は制御できないでいる。別に表に出すほど馬鹿じゃないけれど。


2002/06/08

 PismoのHDDがとうとう昇天。
 ちょっとばかり複雑なディスクアクセスをしたタイミングでシステムがフリーズしたので、嫌な予感を抱きつつ再起動したのだけれど、Happy Mac(という言葉もここしばらく聞かないな)を出してHDDを読みにいくものの、数回アクセスしてしばらくだんまり、という無限ループに陥って起動してくれない。
 Cmd+Sのシングルユーザモードを試してみたり、OS XのCD起動でDisk First Aidを試してみたりもしたが、やはりディスクを読みにいくタイミングで無限ループもしくはタイムアウトで返ってきてしまう。
 しょうがないので40Gの流体軸受けHDDを買ってきたが、ふと思い付いてOS 9のCDで起動してみたら、なんと全てのパーティションがちゃんとmountされるではないか。どうもOS Xの起動パーティション(これが先頭にある)だけが読み込めない状態になっているらしい。起動ディスクをOS9.2のパーティションに切り替えたらあっさり起動した。
 というわけで、FirewireディスクモードでYosemiteにmountできる保証もないので、このままYosemiteのディスクにバックアップを取ることにする。お手軽にAirMac経由でやるわけなのだが、Finderでコピーを実行したら残り時間に11時間とか出てうんざり。どうもこの数字は全体の容量よりもファイル数に依存するようだ。プロトコルがボトルネックになっているのだろうか。
 ソフトウェアアップデートに依存しないOS X 10.1.5へのアップデートのためのファイルもAppleのサイトから落としてきたので、OS Xのパーティションは諦めてもしょうがないのだが、バックアップとリストアに同じだけ時間がかかるかと思うとうんざりする。かといって、前回の換装の時には、Firewire外付けのHDDのmountが上手く行ったり行かなかったりと、良く分からないトラブルに巻き込まれたりしているのである。クロスのEtherケーブル直結というのが一番速いような気がしないでもないが、ケーブルは今まさに使用中なので、引っ張り出すのにえらく手間がかかるであろうことは明白で、これまたやる気が起きない。
 ファンの音が多少煩いが、コピーを開始してしまえば寝ていても別にかまわないのだから、これが一番良いのか。なんか堕落してるような気がしないでもない。
 ちなみに、今度買ってきた40G HDDには1年間の保証書がついていた。本当に1年保つのだろうか? 疑心暗鬼である。


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