夏コミは久々に惨敗。やはりぱっと開いたところに文字ばかり並んでいる編集に問題があったとしか思えない。
文字と絵との比率は、前の本よりも絵の比率が上がっているはずなのだ。私は追い詰められていて、自分の文章が面白いんだかつまらないんだかさっぱり判らない状態に陥っていたが、一日間を置いて読み直してみたら、そう捨てたもんでもない、という感じだったし。
あの会場で文章の質まで吟味した上で買う買わないの判断をしている人間がそうそういるとも思えないので、私の文章の出来が直接影響したともあまり思えないけれども。
なんだかよく趣旨がわからない会議に出席するために、着慣れぬスーツをお仕着せのように身にまとい、かなり無理矢理早く来る(いや、本来ならばそれほど早いというわけでもないのだが、夏コミの作業以降、生活時間というか就寝時間が後にずれ込んでしまったので、相対的に早く感じるというわけだ)。
別に私が出席する必然性がきちんと説明されているなら文句は言わない。私が商品企画を積極的に行なわなければならない立場なのであれば、必然性がなく引っ張られても不思議だとは思わない。問題は、そのどちらでもなく、結構差し迫った締め切りが今月中に控えているという点である。
向こうにこちらの邪魔をしているという意識はないだろうが、この場合はない方がより問題だ。
で、向こうに行ってから来月からやる仕事の話であることが明らかにされる。そういうことは行く前に説明しませんか、普通は。
野尻抱介がSF Japanのギャラクシーエンジェルの紹介記事を書いていたのだが、これって企画のレベルからして同人誌の原稿ではない? SF Japan自体が同人誌じみているという話はあるが。
電撃hp。今回のイリヤは休みだったのか。あの引きで休みですか。勘弁してくれ。というかイリヤが載ってないとビートのディシプリンとDr.モローのマンガと田中哲弥のエッセイしか読むところがないんですが。
World Tank Musium特集をやったModel Grafixが見つかりません。……なんか雑誌の話題ばっかりだな。
日本での犯罪者の逃避行は、東北、北海道、上中下越などなど、とにかく北だという気がなんとなくするが、これは北に逃げてるわけじゃなくて、心理的な僻地に逃げているんではないかと思う。
論理的に考えれば、人も通わぬような山奥で自給自足生活を送りつつ潜伏するのでもなければ、人の移動の少ない僻地にいるよりは、人の移動が多く人の数もべらぼうに多い都会に隠れたほうが見つかりにくいような気がするのだけれど(木を隠すには森ってやつね)、人の行き来が少ないということは警戒すべき人(普通は警察だけど)の流れも少ないということで、逃亡している人間の心理としては僻地を選びたくなるものなのだろう。
私は関東生まれの関東育ちで、関東以外の土地に住んだこともなく、一番田舎だったのはたぶん大学時代の下宿(正面に川が流れていて裏は山だった。夏の夜に電灯に集まる虫が10cmはあろうかというトビケラで、それが一晩で山のように積もったりしていた。
閑話休題。つまり何が言いたいかというと、私には田舎に住んでいる人の心理というものは良くわからない。だから、田舎で育った人が逃亡生活に入るような場合に、どのように感じてどのような選択をするかはわからないのだけど、それでもやはり逃亡生活というのは僻地で送られがちになるんではないだろうか。
僻地で送るのならば、それはそれで、言っちゃ悪いが東北地方程度の僻地はそれこそ日本に掃いて捨てるほどある。なにせ日本では過疎化が問題になっているくらいだ。
例えば四国の山の中とか紀伊半島の先端部とか、実は東北の方がこれらの土地よりも交通の便はいいんじゃないだろうか。紀伊半島など、地続きであるにも関わらず流刑地だったのだ。たぶん地上交通網が存在しなかったので船で行くしかなく、島と同じ感覚の土地だったのではないかと推測するが。
また話がそれた。ええと、何の話だったっけ?
あー、そうそう思い出した。僻地は日本中にあるのに、なぜに北の地ばかりが逃亡先に選ばれるのか、という話に持っていこうとしていたのだ。
何でかといえば、日本の心理的な中央は、たぶん未だに京都にあるのだ。だから、現実世界で如何な僻地であろうとも、京都に近ければあまり僻地だとは認識されない。逆に、東京へ新幹線で2時間しかかからなくとも東北は僻地なのである(新幹線とはいえ、電車で一本であることに変わりはない)。逆に、お手軽に行くことのできる「僻地」として機能している部分もあるかもしれない。冷静に考えれば、手軽に辿りつけてしまう僻地では逃げる先として問題があるという結論に達するような気がするのだが。
だから日本人は逃亡しなければならないような事態に陥ると、東北へ行きたくなる。……なんか微妙に論旨がずれてしまったような気がしないでもないが、まあいいや。
コミケ三日目の開場前の東456で、妙な歓声が上がっていてあれは一体なんだろうと思ったのだが、こういうことだったのか。スタッフの方々には頭が下がります。
10:00を待たずに会場内をうろつく連中をなんとかできないものかねぇ(私は10:00に拍手をしてからサークルスペースを出て、歩いて買い物に出かける、ってこれもあんまり褒められた話でもないけど)。
「薬局 ペニシリン 値段」で検索をかけてきた人がいますが、ペニシリンは結構劇薬なので処方箋なしには売ってもらえないと思います。つーか大概の抗生物質はそうだ。抗生物質がどれくらい劇薬なのかはこの辺参照。
正式にはなんと呼ぶのか良くわからないのだが、最近の仕事で仕方なくiPAQを使っていると、WindowsCEにPalmを表面的になぞっただけの改悪がなされていて、そのあまりの無神経さにあきれ果てる。どう考えても昔のWindowsCE機のほうが使いやすかった。
もしかして、MSの技術者はPalm OSがシングルタスクだということを知らないのだろうか?