97年7月第1週の世迷い言


1997/07/05

 例によって例のごとく、汗まみれになって起床。なんか上腕と胸郭が痛いぞ。酒のせいか?

 ちょっとした用事で外に出ると、なんか非現実的なまでに暑い。まるで頭上30cmに100wの白熱電球がぶら下がって、こちらを照らしているかのような暑さだ。

 なんか喉の調子がいまいち。痛いとか痰が絡むとかはないのだが、出せるオクターブがいつもの半分以下しかない感じ。妙に低い声しか出せない。

 森博嗣「まどろみ消去」読了。ううむ。狭義の推理小説になってるのって、1編くらいしかないんではないか。楽しめたから良いけどさ。どうして登場人物のFirst Nameがカタカナになってるのか? 深い意味があるんだろうか。

 CyberDogの調子が悪い。Mail関連の機能を使うとSystem Errorだ。いろいろいじってみてはいるが、どうも良く判らない。変なファイルが残っていて、そのせい、という分けでもないようなのだ。しょうがないからまたEudraに戻るか。突然元に戻るのが気持ち悪いんだよなぁ。


1997/07/04

 で、辛い目覚め。…と思いきや、昨日よりは辛くない。むぅ。なんだか良く判らん。ま、いつもより20分程遅い目覚めではあったが。

 日下部匡俊「剣の聖刻年代記3 皇帝の赤い剣」読了。なんか話が核心に入って来て面白くなって来た。でもやっぱ文章硬いよなぁ。
 しかし、Warse Bladeの主要悪役であるあそこが、こんなのに絡んでいると判ってしまうと、キャンペーン張りにくくなるよねぇ、やっぱ。今時西方南部地域を舞台にしてキャンペーン張ってる人も少ないだろうけど。

 なんてことをやってると会社に着いてから頭が妙に重い。やっぱ寝不足か。

 昨日の性能評価の件だが、前回の担当者に話を聞いた所、数値がサバを読まれたものだ、ということが判明。頭を抱える。要するに、性能が上がったところは読まれたサバ以上に性能が上がり、落ちた所の性能はほとんど変わらなかった、ということだ。しかし、そんなことを報告書に書けるわけがない。

 ついでに、400KBytesの消費メモリの増大について追求され、これも頭を抱える。処理を少しばかり増やした(主にエラー処理だが、関数も2つばかり増えている)のと、バッファを2KBytesばかり大目に取っただけで400KBytesも増えるもんかぁ? だいたい、使ってない10以上の関数を削ったし(コンパイラが参照されていない関数を削っている可能性はあるか)。

 とかいってたら、計測したマシンの色数が前回は8Bit、今回は16Bitだった(らしい)というオチになった。なんだかな〜。記録が不十分なのがいかんのだよな。

 んで、今日は1年に1回、会社の売店を経営している会社主催の宴会の日なのである。伊豆諸島との定期連絡船に使われている船(要するに貧乏臭い)をチャーターし、その中でビール呑み放題(つまみは初期に支給されるもの以外は有料)という催しである。
 最初(無理があるよなぁ、と思った)の予定では、今日がリリースの日だったので、事前に買ったチケットは無駄になったのう、とか思っていたのだが、どうやらリリースは延びたらしい(まぁ、あんだけBug出てればねぇ。あ、Bug出してるのは私だけではないので、ここに書いた2〜3倍は出ているのである)。

 寝不足の体で、呑み放題の宴会なんか出て大丈夫なのか、という心配はあったが、まぁ、これに参加すること自体がしがらみだし、目に見えて体調が悪いわけでもないので出ることにする。
 うちの会社とアサヒ麦酒は系列なので、出てくるのはスーパードライと黒生のみである。私の嫌いな銘柄ばっかしで、結構絶望的な気分になったりするのだが、その分食い気に走ろうと思ったら、出て来た料理がなんか例年より不味くてげんなりする。ついでにいつもより船が揺れる。
 やはり疲れているので、私のグループの人間はいまいち盛り上がらなかったのだが、隣のグループに入った新人がなかなか切れてて面白かった。

 家に着いてタモリ倶楽部を見る。宴会に出た時の方が普段よりも早く帰って来れるというのはどういうことか。


1997/07/03

 汗まみれになって起床。睡眠時間は昨日までとほとんど変わってない筈だが、やけに眠い。これはもしかして風邪の引き始めなのではないか。

 昨日に続いて、レビューの結果入り込んだデグレードを発見(いや、こっちは修正した私が間違ってたんで、昨日のと違ってレビュアには全く責任がないんだけど)。
 ソースコードレビューをやると品質が低下するプログラムって…。やはり無理なスケジュールは組むもんじゃない。

 プログラムを作っていて、どうやったって納期に間に合わなくなることは当然ある(というよりは、必ずある、とすべきか)。
 ISO9000では、どうやら納期も含めて品質だと規定しているようで(ユーザの立場から見れば当然)、納期をずらすにはそれ相応の理由をこじつけなければできないようになっている。
 そういう場合、短くなってしまった作業時間(残業することを前提に計画を立てていても、いずれはどうしようもなくなるのは当然)を、どのように割り振るべきか、という判断はどうすれば良いのだろうか。

 …って、どう考えたって、Bugありのままで出す、なんてのが許されるわけはないのだから、仕様を変更して作業量を減らすしかないわな。
 それでも間に合わなければ、納期を伸ばすしかない。が、なぜ作業が遅れたのか、について言い訳を用意しなければならないのが頭が痛い所だ。

 検査、修正の繰り返しによって、じりじりと時間が食われていくという現状は、なにかしらやり方が間違っているに違いない。

 とかなんとかいって、結局自分のポカミスで首を締められることになる。なんか自信とかそういうものががらがらと崩れていくような気分だ。

 性能評価をやったら、半分近くまで性能が落ちている、という結果が出て青くなる。後に接続経路の速度設定に問題があったと判明。が、今度は性能が上がった所と落ちた所があり、その解釈に四苦八苦する。落ちる可能性がある箇所が思い当たらないのだ。

 GUIN SAGA外伝10「幽霊島の戦士」読了。あぁ、久々に主人公の登場。しかし、主人公が活躍する話(しかもタイムテーブルもそれなりにきちんとしている)が外伝なのってなんか間違ってない?
 末弥純の挿絵も、グインがちょいと細身のような気がする以外はオッケー。こういう死霊関連の話に向いてるというのもあるかも。イシュトヴァーンとかカメロンとかをどう描くのか楽しみでもある。

 To Heart 3回目終了。結局マルチにしてしまった(してしまったって…おい)。あかりに関する重大なイベントと思われるイベントが起きていたし、来栖川センパイの春休み中のイベントとかも起きていたので、かなり逡巡したのだが…。
 しかし、巷(どこの巷じゃ)でマルチが多大なる支持を得ている理由が良く判った。これは良い話だ。やはり世の中には粋狂が必要だよね。効率ばっかり求めるのは、貧乏臭くて嫌だ(でも実際貧乏だからそうなるんだろうなぁ)。なんかHシーンがとても唐突に思える。これ、なくても全然オッケーだよねぇ。

 あ、CG達成率見るの忘れた。

 が、エンディングシーケンスに入ってから実際にエンディングを迎えるまでが結構長いこのゲーム。普通にやってるつもりでエンディングシーケンスに入ってしまい、そのままエンディングまでずるずるとプレイし続けてしまうと、普段より1時間位プレイ時間が延びてしまう。とても遅い晩飯を食いながら続きを始めて、そのままPB1400csを寝床に持ち込んで眠くなったら止める、というスタイルでやっているので、エンディングシーケンスに入ってしまうと就寝時間がそれだけずれ込むのだ。これは辛い(なら止めろよ、という意見は実際的でないので却下)。結局終ったら3:00を回ってたし。こりゃ明日が辛いぞ。


1997/07/02

 デグレード以外にもまずいことがあったらしい。今日はそれの調査である。連日の終電帰りで少々眠いがやらないと終らないのは当然なのでやる。

 ついでに、ソースコードレビューに伴うデグレードをもう一つ見つける。駄目だ。やはり1週間で無理矢理やったレビューは穴だらけだ。なんか他にもポカをやっていそうな気がする…。

 GetDIBits()のメモリ書き潰し問題だが、「何が起きるか」に関して調べろと主任がうるさい。はっきり言って、「何をすると起きるか」だけ判ってればそれで必要十分だと思うのだが。NT3.51でしか起きないんだし。

 とか言ってても許してくれる筈もなく、領域を大きめに取って、書き潰されている範囲を調べたら、どうやら与えている引数がまずいらしいということが判る。しかし、与えた領域を全部0クリアしなくたって良さそうなもんだが。あと、ソースで続けて宣言されているグローバル変数が、必ずしも隣の領域に確保されるとは限らないということも判る。これのせいで不可解な動作をしているように見えたのだ。やはり、Debugでprintfに勝るものはないね。

 森岡浩之「機械どもの荒野」読了。ううむ、やはりこの人の真髄は「掛け合い漫才」にあるのだなぁ、と思う。だって、漫才しなくなったらとたんに面白くなくなっちゃうんだもん。早く「星界の戦旗」の続きを書いて下さい。あの2人が漫才をしなくなるとは思えないから、きっと面白いに違いない。

 「レモンピープル」を見掛けないのだが、潰れてしまったのだろうか。

 To Heartの3回目。来栖川センパイとマルチとに良い感じになってるなぁ、と思っていたら、究極の選択を迫られてしまった。弱い私はとりあえずセーブしてしまうのであった(^_^;。


1997/07/01

 あっ、という間に7月である。うぅ〜、なんつーか、公私共々いろいろとまずいなぁ。

 引続きデグレード部分の調査。なんかとても虚しいことをしているような気がする。元はといえば、私がたいして調査もせずに安易に変更した部分(とはいえ、ソースコードレビューの結果の反映である。如何にWindowsの知識無しでプロジェクトを進めているかが良くわかる)でデグったのが悪いんだけどさ(自業自得の好例である)。

 最近、ヤマザキの「オムすび」というのにちょっとはまっている。これは要するに、コンビニで売ってるような握り飯なわけだが、飯がチキンライスで海苔の代わりに卵焼きで巻いてある−つまり、オムライスを握り飯の形にしたものである。これがなぜか美味い。
 チキンライスなんてものは、元々が非常にチープな食べ物であるが故、多少不味くても気にならないものなのかも知れない。いや、却って凝った味付けになっていると、子供の頃から慣らされた味との違和感の方が先に立ってしまうかも。

 と、いうわけで、最近は1個/1日は食べていたりする。私は会社の売店で買っているが、デイリーストアに行けば置いてあるかも。でも、デイリーストアなんて最近見たことないなぁ。

 そういやぁ、実はチキンライスとかを子供の頃に喜んで食べていた世代(=貧乏暮らしをしていた世代)って、我々の世代が最後だったりするのだろうか。それとも、チキンライスは今も子供を安上がりに喜ばせるメニューだったりするのか?


世迷い言へ戻る
HomePageへ