97年10月第5週の世迷い言


1997/10/31

 夜中に腹痛で目覚めて下痢、というパターンが再開。むぅ。
 でも朝は昨日と大体同じだ。昨日より眠いけど。

 同僚の結婚祝い&出産祝い(あ、別人ね)を出したら、一文無しになってしまった(別にすごい金額を出したわけじゃない。むしろ逆)ので、銀行へ。今月もきついなぁ、とか思って、つらつらとこれまでの出費をおもいだしてみる。良く考えたら今月は既にゲームを4本も買ってしまっているのだ。ついでにTempestもBox分だけ買っちゃったし。ちょっと(どこが? かなり、だろ)考えなしだったと反省。でもこの反省が生かされることはないのだろう、きっと。

 今日は締切やらレビューやらがないので、すこし落ち着いた感じ。でも休み明けに2つの締切があるので、そんなにのんびりともしていられない。
 いい加減なものだが、一応提出できる程度の体裁は整ったので良とするか。

 「夢かもしんない」の最終巻を買う。うぅっ、やっぱ星里もちるはええのう。
 やはし私はサラリーマンには向いてないことが判った。あんな状況になったら、過労になる前に絶対途中で挫けるぞ。

 そういや書くのを忘れていたが、先々週あたりにさんざん苦労したFreeBSDは、デモで予定している構成だと使い物にならないことが判明し、私の1週間分の工数は全くの無駄になった。
 ま、人生こんなもんだな。


1997/10/30

 目覚めは爽やかかも知れないが、時間が経過するにつれ体調は下降線。咳と頭痛。

 昨日の会議の結果、新たに降ってきた仕事と特許の続き。

 特許はまぁぼちぼちと進んでいる訳だが、もう一方は一応形になったものをレビューに持って行き、更に仕事が増えて返って来ることになる。
 いまやってるのは、社内向け発表会の為の作業なのだが、発表会は11/20なのでそれまではこういう状況が続きそうだ…。

 昼休みに外出して、CULDCEPTとナムコミュージアムアンコールを買ってくる。田町のキムラヤはどっちもなかったような…。新橋のキムラヤでナムコミュージアムを、東京駅のさくらやでCULDCEPTをようやく手に入れる。なんだかな〜。
 絶対売れることが約束されているソフト以外はやはり初回出荷がえらく少ないのではないか。まぁ、いいゲームなら「マリーのアトリエ」みたいにリピートでがんがん売れるんだろうが。


1997/10/29

 最近、fjというとjokes位しか読んでなかったので知らなかったのだが、fj.rec.games.video.homeでソフトの定価販売について話題になっていたようだ。

 PlayStationのソフトの値段が下がらないことについて、まぁいろいろ言ってる人が居るわけだが、「ソニーの汚いやり口」という表現を使った人がいた。
 そういう感想を持って、実際に口にする人もきっといるのは理解できるが、私個人としては、「それ以前の任天堂のやり口の方がよほど汚かったし、少なくとも私にとっては今よりずっと有害だったのでとくに気にならない」のが正直な所だ。

 私はこのソフトの価格維持政策に関しては、要するに「金を損する」というリスクを何処に持ってくるか、という話なんだと理解している。
 今までは、ソフト生産に関する任天堂のリスクは0(ソフトを作りさえすれば儲かる)で、後のリスクはソフトメーカ、問屋、小売店、ユーザに分散されていた。
 が、実際は一番立場の弱い小売店にそのリスクは集約されてしまい、ソフトメーカや問屋やユーザはそのリスクを被らずに済んでいた訳だ。
 「ゲームソフトは儲からない」雑誌などの取材に答えた量販店の店長が決まって口にする台詞だ。

 ちなみに、中古市場はそういう「儲からない」ゲームソフトビジネスを補完するという意味が小売店側にはあるようだ。つまり、新作のみで中古よりも十分利益を上げられれば、中古市場は自然に消滅する可能性もある。ま、これは余談。

 SCEは、これをなるべく公平に分散しようとした。
 まぁ、SCEの被るリスクは0だが、ソフトが売れないリスクについては、初回生産を減らし、リピート注文による生産調整を行なうことで、小売店に集中していたそれを、ソフトメーカと小売店に大体公平(と私には感じられるレベル)に分配した(SCEによる直接配送の為、問屋は排除された)。当然、SCEも自社ソフトを売る上では、そのリスクを被ることになる。
 また、ソフトの価格を維持することで、ユーザにもつまらんゲームを高く買ってしまう、というリスクを負わせた。これは、どちらかと言えば、リスクよりはリターンを確保するための政策だろうが。

 現在、これが理想的に働いているとは言えない。が、全く有効に働いていないとも言えない。
 古い任天堂モデルによる市場に慣れている人間は、ゲームを待ってから買えば安くなると信じており、しばしばソフトを中古で手に入れる。また、自分でクリアしてしまったゲームは中古として売りさばき、新しいゲームの購入資金にすれば良いと考えている。
 が、それで自分が享受した楽しみを創出した人間に利益がきちんと還元されるかどうかについては無頓着だ(そんなのは当り前だが)。ついでに言うと、そういう人間はきちんと新品でソフトを買っている人間にも寄りかかっているということをも理解していないし、きっと理解しようとしないだろう。
 SCEのシステムは、いろいろ拙いところがあったとしても、そういう問題(価値を創り出したものに利益を還元するためにはどうしたら良いか?)について考慮した上で生み出されたシステムだ(少なくとも私にはそう見える)。拙いところに文句を言うのは多いに結構だが、単に「ゲームが安くならない」という自分の既得権が侵されたことを理由に、全否定してしまうのは、ただの我儘だと思う。そういう人はPSを買わなければ良いのだ。

 また、初回出荷が全体の売上を決めてしまう、という状態が続いているようだ。
 実際問題、ソフトのリリースから時間が経つことで、そのソフトの絶対的価値が減ずることは特別な場合(そのソフトを動作させるプラットフォームが無くなるなど)を除いてはない筈だが、どうもそういう心理が働くようになってしまっている。
 これは、本来実体のないソフトを、媒体という物質に宿らせてそれを流通させるという現在のシステムによって、流通在庫の管理という費用が発生する為に、小売店が古いものを店頭に置きたくないので、そういう雰囲気を作り出していった結果だと推測する。あ、後、任天堂時代に、発売日に入手できないとその後長期間入手できなかった、というのも効いているだろう。
 SCEの提示したリピートビジネスモデルに嘘がないのならば、店頭にないものは注文することで入手可能な訳で、店頭在庫にないからといって、ユーザが入手をあきらめる必要は全然ない訳だが、いちいち注文して入手するのが面倒なのも事実だ。
 この点に関しては、SCEが特定タイトルに限定してはいるが、店頭在庫を2000円で回収する、という政策を発表したことでなんらかのポジティブな動きがあることを期待する(期待するだけ。だって結局はユーザの意識が変わらんといけないから)。

 というわけで久々に日記と関係ないことを長々と書いてみました。あ〜すっきりした(こういうのをfjに投稿したりすると、推測でものを言うなとかいろいろうるさいからねぇ。そりゃ穴なんかたくさんあるんだろうけどさ)。

 まぁ、別段議論に値するような新しいことはなにも入ってないと思うが。

 千葉暁「邂逅の聖巨神」読了。やっと前世ネタは全部出尽くしたのかな? しかし、なんでまた聖刻石が鉱物して発掘できるようになったんだろう? 古戦場なのか?
 ダカイト・ラズマが操兵を騎士の乗物でなく、兵器として運用する理由もなんとなく判ったりして(でも、使わない、という方が自然な気もするしなぁ)。
 そういや、ペガンズ神の信徒が果たす役割っつーのもまだ判らんね。こっちは敵の方なのかね。
 まぁ、1092じゃ西方の話はほとんど出てこなかったんで(って、剣の聖刻年代記でも招霊衝術使いは主人公のパーティーに居ないな、そういえば)、おいおいそういう話も出てくるんじゃないかと期待して待つとしよう。


1997/10/28

 気が抜けたのと差し迫った締切がないので、今日はこれまでやってた仕事を一休みにして、書け書けとうるさく言われている特許を書くことにする。
 一ヶ月程前に1時間くらいの会議で決めたテーマを見てみる。…こんなもん特許にならんて(-_-;。結局全然書けない。

 ついでに、社内Web上の特許検索のページも見てみるが、訳が判らない。なんか、検索のキーとして数字しか指定できないようなんだけど、番号が判ってれば検索なんぞしなくたって良いと思うんだが…。

 泡坂妻雄「亜愛一郎の狼狽」読了。推理小説の短篇集としてはなかなか面白かったが、ちょっとパズルに寄りすぎな気もする。


1997/10/27

 今日はいろいろ書類の締切があってばたばたして終ってしまった。

 今の職場には、定時直後に15分の休み時間があるのだが、その時間にあまりに眠かったので椅子寝りしたら、20分くらいして目覚めた時に下半身の感覚がなく、全く動かせない(=立ち上がれない)という状態に陥ってしまった。
 これは単に痺れていただけらしく、そのうち痺れを感じはじめて、もうしばらくしたら自由に動けるようになったのだが、自分の身体が動かない、というのは結構な恐怖体験であった。

 ということがあったので、19:00で会社を出て、家に帰って飯食って寝る。でも22:00。


1997/10/26

 昨日の続きで調布の友人宅。
 起きたのが昼近くなので、セッションはやらずにだらだら。ガンバレットやったりMagicやったり。

 5時頃調布を出て、新宿で夕食後、東京駅のさくらやで今更CyberBotsの超限定版を買う。いや、発売してすぐに買おうと思ってたんだけど、どこにも見当たらなかったので買ってなかっただけなのだ。

 家の最寄り駅で降りて、駅前のサンクスでついついLastGraduaters Ver9.7も買ってしまう。いかんなぁ。

 ちょっとだけCyberBotsとLastGraduaatersをやって寝る。


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