会場に入ると、メインの照明が落とされていて会場内は薄暗い。壁や床に自社のロゴやゲームのタイトルをかたどったライトを当ててPRしているのがちょっと新鮮だ。
一般公開日には入場行列が引き回されるのであろう長い迂回路を通り、会場に入ると、最初に出会うのはBANDAIのブースだ。何やら、擬人化された動物が主人公のRPGのPRのためのステージイベントをやっている。キャラクター紹介ばかりでゲーム内容の紹介をしてくれなかったので、軽く流して次へ。
横手では"ギレンの野望"のデモを大々的にやっている。さんざん紹介記事などを読んでいるので、さしたる新情報もない。新作アニメ部分はハイクオリティだったが、そんなのは当たり前だしねぇ。
ガンシューティングで、自立移動が可能な"ミレニアムファイア"というゲームもプレイ可能だったが、画面があまりにチープだったので脱力して次へ。
奥に進んで、バンダイビジュアル。結構辛かった3Dシューティング、Macross Digital Mission VF-Xの続編のデモを延々とやっている。
が、これがすごい。自機を後ろから追いかける、通常の視点の他に、自機と敵機を必ず画面に納めるように自動的に動く仮想カメラの視点、というモードがあり、まるでMacross Plusのような戦闘シーンがスムースに展開されるのだ。しかもこれが、単なるデモ用の映像ではなく、実際のゲームの画面だという。確かに、解像度などからしてPSの画面らしい。ゲームの内容自体は前作と同様、辛いかもしれないが、この絵が見られるだけでも買いだろう。残念ながら、撮影禁止だったので写真がないのだけれども。
他にも、PATLABOR the GAMEという98式AVを操ってテロリストのレイバーを倒す、という感じの3Dアクションゲームもあった。移動時と銃使用時で視点が切り替わる(移動時は98式AV全体が、銃使用時には腕だけが見える)のはそれなりに新鮮だったが、あまり面白そうには見えなかった。
続いて、隣のコナミブースへ。ステージの大画面ではパワプロの紹介を延々とやっている。そっちはパスして、横のやぐらのような高い場所にブースを作っていたMETAL GEAR SOLIDのデモを見る。
昔、PSのCD-ROM付き雑誌の中でやっていたデモとほとんど同様の説明しか聞けなかったので、写真を1枚だけ撮って立ち去ろうとしたら、係員に撮影禁止だと注意される。どこにも撮影禁止だなんて書いてないじゃんかよぅ。一応確認してから撮ったんだぞ。
訳のわからんCMを流している"みつめてナイト"は、デモ機が1台だけ、というおざなりな展示だった。社内の冷や飯食いグループの企画とか、そういう事情でもあるんだろうか。
コナミの奥の角川は、ナデシコとスレイヤーズくらいしか目につくものがなかったのでパスして、次のSEGAへ。
とりあえず一押しはサクラ対戦2らしいが、あかほりさとるの作品には興味がないのでパス。他にHouse of the Deadのフリープレイをやっていたが、並ぶのがいやだったのでパス。裏に回るとウテナのオープニングムービーが流れていた。これがまた、気が狂っててなかなか良かったのだが、写真を撮ってみたら気が狂ってるシーンが上手く撮れてなかった(;_;)。
他にも、バッケンローダーのムービー作成に使われたモデルの展示や、Saturnのスケルトンモデルなどあったが、特に目新しいものはなし。
Dragon Force IIのCMが相変わらず馬鹿で良かった。これってまだOnAirされてないんじゃなかろうか。
SQUAREは双界儀と武蔵伝とパラサイトイヴのフリープレイだったが、人がいっぱい居たのでパス。
後ろから見た限り、双界儀は和風KING'S FIELDか。パラサイトイヴはBIO HAZARDかと思ってたら実は普通のRPGである。銃の攻撃範囲がワイヤフレームで示されるのはちょっと新鮮かも。
サン電子。ASTRA SUPERSTARSは、SS版より先にアーケード版が出るらしい。が、きっとコンピュータが無茶苦茶強くて先に進めないに違いない。ちょっとやってみたかったのだが、やはり人がたかっていたのでパス。
SCE。やるドラと称して、ストーリー分岐のあるアニメを出すらしい。が、話を聞いていると「それって"ゆみみみっくす"や"だいなあいらん"とどう違うの?」という突っ込みをしたくなることしきり。
XIというサイコロを使ったパズルゲームは確かに面白そうなのだが、自由自在に消せるようになるまで、かなりの習熟を要する感じ。
ESP。TRESUREのアーケード用シューティング"レイディアント シルバーガン"は、横画面縦スクロールという、最近は増えてきたが、どうもしっくり来ないシステム。ちらっと見ただけなので、できは良く判らない。ひょっとするとST-Vなんだろうか。
名前だけは知っていたBAROQUEだが、実際の画面は結構ショボい。Saturnで3Dアクションじゃ、こうなるのもしょうがないのか。
Code Rというレースゲームは、レースギャルゲーとでも呼ぶのだろうか。なんか、アピールするユーザ層がかみ合ってないような気がするのは私だけか。
TECMOは大々的にPS版DoAのテストプレイをやっていた。ちょっとやってみたが、SS版よりCPUが強いような気がしてならない。衣装は増えているらしいが…。
ATLUSは、天野喜孝キャラクターデザインのシミュレーションゲーム"REBUS"と何だか良くわからんアドベンチャーゲーム"ダークメサイア"、トラップをしかけて相手を倒す、"トラップガンナー"の展示だった。"トラップガンナー"は写真撮影禁止だったのだが、トラップを仕掛けて相手を倒すシステムって、"SPY vs. SPY"じゃないのか。
だいたい見て回ったので隣の会場へ。
入口正面のENIXのブースに行くと、ステージ上に見知った顔が。
教師をやめてENIXに入った大学の先輩が、昔撮った杵柄(ヒーローショウなどのバイトをやっていた)でステージ上で司会をしている。
ステージの出し物が終わり、少し世間話などをする。私が転職したことに結構驚いていたようだ。
その隣の講談社は、自社のコンテンツを活用したゲームだったが、ひいき目に見てもしおしおな出来に見えたのでパス。
TAITOは、ランボルギーニDiabloを展示して新しいレースゲームのPRと、"Gダライアス"のテストプレイ、"電車でGo!2"のテストプレイなど。特に目を惹くものはない。
アートディンク、パイオニアLDCはざっとだけ見るが、やはり特に目を惹くものはない。
CAPCOM。"Star Graduator2"は評判通りえらく派手。後はアーケードの格ゲー移植版と、"1942"などの初期のシューティング、魔界村シリーズなどをまとめたアンソロジーを出すようだ。D&Dもちゃんと出るようで楽しみである。SFCの新作ゲームがあるのにはすこしびっくり。
SNKはNeoGeoの新作と、KoFの移植版、あと、草薙京が主人公のアドベンチャーゲームというなかなか情けない新作がメインだった。
まだ実際の画面は出なかったが、サイコソルジャーアテナのアドベンチャーというのも脱力感を誘った。
namcoは鉄拳3が一押し。その他にも、PS版ワースタ2や、ナムコアンソロジーなどがあったが、鉄拳3の派手すぎるプロモーションの前に霞み気味だった。
アンソロジー収録の"StarLustar"はなかなかできが良さげだったので、今から楽しみである。
TAKARA。ボトムズは結構出来が良さげ。まぁ、Armord Coreの2番煎じと言われればそれまでな気がするが。ビーストウオーズのゲームもあったが、番組とゲーム画面の違和感がほとんどないのが笑える。千葉繁の声でなんか言ってるのも笑える。
なんか、チョロQシリーズのボート版なんてのが一押しだったみたいなのだが、個人的にはどーでも良い。
アルカナストライクスのカードゲームを出します、みたいな展示がちょっとだけあったのだが、そんなもんを出すというのはなかなか勇気があるというか無謀というか。
カルチュア・パブリッシャーズという、聞いたことがないメーカーの"プルムイ・プルムイ"というのが少し気になる。
どうもRPGらしいのだが、主人公が連れて歩いている変な動物が、モーフィングでいろいろな形になって問題を解決するらしい。
ちなみにここは、"ひざの上の同居人"を出したところで、コンパニオンのおねーさんが赤やら青やらのけばいカツラと猫耳を付けてコスプレをしていたのが印象的だった。
BPSが、パンフに載ってないSTARWARSの格闘ゲームを出展していた。
日本でキャラものというと、それだけでかなりくそゲー率が高くなってしまうものだが、このゲームはぱっと見なかなか良く出来ていそうだった。画面のレベルはVF2くらいだろうか。
しかし、ブラスターやらライトセーバーやらの武器をそれぞれがみんな持っているのだから、普通の格闘ゲームとはかなり違ったバランスになっているだろう。
博報堂の"火魅子伝 恋解"は、総指揮広井王子というのはどうでも良いが、キャラクターデザインに大暮威人を起用しているところでチェック。たぶん買わないと思うけど。
そういや、光栄のステージでは、見たことのない歌手のLiveをやっていたようだが、あれはなんだったんだろうか?
ゲームの方は、シミュレーションばかりでなく、いろいろやっているようなのだが、いかんせんゲーム内容が判るようなデモを全然やっていないので、どういうものだかはちっとも判らなかった。
んでもって最後の会場。
しょっぱなはハドソンの新作アドベンチャー"b.l.u.e."。ステージの周りに沢山のモニタを配置して、かなり押しているようだ。
しかし、ゲームシステムとしてなにか新しい要素があるようには見えないし、宮村優子を全面に押し立てている点からしてそれを裏づけているようなので、とりあえずは見送り。
他には、"フィフスエレメント"や"SPAWN"など、映画を原作にしたゲームが目を惹いた。"フィフス〜"は、ポリゴンで描かれたブルース・ウィルスがなかなか似ていて笑えた。
アークシステムワークスは、あまり売れるとは思えない"ウィザーズハーモニー2"の他に、2D格闘ゲーム"ギルティギア"なるものが出品されていた。
画面はそれなりにまとまっているようだったが、ゲームの出来はどうだろうか。他の評価待ち。
NECインターチャネルはいつもの通りにギャルゲー一本槍のようだ(実はそうでないらしいのだが、展示を見る限りではそうだった)。
今回、一番楽しみだったのはコンパイルブースなのだが、普通にやっていて拍子抜け。
名刺を渡せば"わくわくぷよぷよダンジョン"の体験版をくれるとか言っていたのだが、いざ渡してみると「メーカーの人には渡せません」と門前払い。けち。
コンパイルブースの裏手の会場で一番奥まった隅で、ふかわりょうが電波少年的ゲームの営業をやっていた。
どうも見物人を引き込んで、実際にゲームをやっていたようなのだが、罰ゲームまで実際にやらせていたので引き込まれては大変と早々に退散する。
つーわけで、ひととおり会場を見て回ったところで17:00になったので、会社に電話を入れて直帰扱いにしてもらい、調布の友人宅へ。
荷物は重いわ1日中歩き回ってくたびれ果てていたわで明日のためのDeck調整もおざなりにしかできずに就寝。
昼休みに、郵便局に行く。カードの引落銀行口座の変更届を出しにいったのだが、ついでに前の住人宛の郵便物も持っていったら、妙に恐縮されてしまった。単に「配達違い」という付箋を貼ってポストまでいちいち持っていくのが面倒だったからついでに持っていっただけなのだが。
5000通の葉書の中から1000通を無作為に選び出す作業は午前中で終了。
ついでに書かれているユーザの意見を読んでおくように、と言われていたので、本当の単純作業にはならなかった(その分時間もかかるわけだが)ので、それほど苦痛ではなかった。指先はぼろぼろになってしまったが。
しかし、CyberDogのブラウザパートのBugは他にもいくつか困っているものがあり、CyberDogのブラウザパートに代わるパートも発表されたことなので(まだβだけど)、落としてきて使ってみて置き換えるかどうかを判断しようと思う。
午後になって、未整理の5000通の葉書の中から1000通を無作為に選び出せという、下っぱに与えられる典型的な単純作業が降ってくる。
とりあえず、100通ずつに分け、1〜100までの乱数を出力するStackを作ってその番号の葉書を抜き出すという作業を延々と続ける。
作業は適当なところで切り上げ、会社を出て本屋に久々に行く。
今日は18日だから、MacPowerその他の発売日なのだ。
いつも買っているのに、今月は買ってない雑誌を全て買ったら6000円が消えた…。
あ、そうそう。重要なことを書き忘れるところだった。
雑誌と一緒に、今月発売の文庫やマンガの単行本を買い揃えたのだが、そのなかに新田真子の「学校へ行こう」があった。
前回の冬コミで、同名の同人誌が出ていたので、単行本も同じ内容かと思っていたら大間違い。
なんと、ここ2、3年の間にLP以外の雑誌でやった細かい仕事がほとんど全て収録されているのだ。
単行本化はほとんどあきらめて、掲載誌を後生大事にとっておいた「金の薔薇 銀の百合」もしっかり収録されている。作者自身による解説では、他に開きが逆の作品が1本あるらしいのだが、竹本泉の例に倣って、これも収録して欲しかったものだ。
ま、とにかく貴重な一冊であることにかわりはないわけだが。
改良版Deckの調子はなかなか良い。
4戦やって全勝。相手が赤の場合は結構綱渡りの勝利になりそうだが、まぁなんとかなりそうな感じ。
問題は、白でCoPや赤/黒ダメージ軽減呪文を使われた場合だ。最後のとどめは、"lose X life"と書かれた呪文で刺すので問題はないはずだが、そこまでライフを削ることが果たして可能なのだろうか。
机代わりのこたつを片づけ、スペースを確保してから棚を組み立てる。棚は意外と重い。一番下の段を下から40cmくらいの場所にし、座卓のようにMacを使えるようにする。
床に直接置いていたMacを一番下の段にセットアップし、その下にTAやOAタップなどを配置する。
上の段には、Mac用のCD-ROMやMO、Magicのカードなどを並べる。
これで本とゲーム、音楽CD以外の荷物は片づいた。今度は適当な大きさのカラーボックスでも買ってきて、それらを片づけてしまおう。
やっとPM8100とTAをつないで、ISDN環境を整える。
TAについてきたCD-ROMにCCLファイルがあったので、至極簡単に繋がった。
確かに通信速度はこれまでと比べて天と地ほどの差がある。
が、何故かMozillaが不安定でフリーズを繰り返してくれる。
おかしいと思って、Disk FirstAidをかけてみると、Systemの入っているディスクが壊れかけていた。
Disk FirstAidは、直せませんなどと軟弱なことを言うので、Norton先生にお出まし願ってなんとかなる(なったらしい?)
不安だったので、SystemのバックアップをMOに取ろうと思ったら、書き込みエラーが頻発。
前からFormatができないなどいろいろ障害があったので、どうもとうとう壊れた臭い。
しょうがないので新しいの買うとしようか。金ないのに…。
新しい仕事は、意外と順調に進む。
まぁ、向こうが期待しているレベルを満たしているかどうかはわからんのだが。
難物だと思っていた新しい仕様の実装だが、変数クリアのタイミングの単純ミスだった。
先輩のプログラマー氏に提出し、新しい仕事の説明を受ける。
ちょっとしたレポートなのだが、作業時間が3日というのがちょっとばかり厳しいか。
晩飯の当てがなかったので、会社の近所のラーメン屋にいってみる。
不味いという評判は聞いていたので、あまり期待していなかったのだが、その期待にたがわずあまり美味くない。
値段なりの味はしなかったので、もう行かないだろう。
なんでそういう日に久しぶりに見た「どっちの料理ショー」でラーメン対決なんかやってるかなぁ。
で、はまって過ぎた一日が終わり、さて帰りましょうか、となった時、事件は起こった。
私の新しい職場はマンションの一室にあるのだが、その階段を下りているときにPHSのモードを切り替えていたら、突如バランスを崩してその場で転んだ。
要するに足を踏み外して足をくじいてしまったのだ。
右足をくじき、あまりの痛さに1分ほど動くことができなかった。
さて、これでは歩くのも大変だが、だからといって私の原付はマニュアル車なので、両足がまともに動かなければ乗ることができない。
転職したばかりなので、保険証もまだ貰っていない。第一、昨日休んだばかりでいきなり休みを貰うのも具合が悪かろう。
会社を出たのは20:45を回っていたので、病院はおろか薬局も閉まっている。だからといって、119で救急車を呼ぶほどひどいわけではない。
しょうがないので、びっこを引き引き歩いて家に帰ってきた。そんな状態でも10分と掛からずに家につくのはうれしい限りだ。
はっきり言ってどうしようもないので、明日まで安静にして様子を見よう。