98年4月中旬の世迷い言


1998/04/21

 TWO-TOPから代替品のビデオカードが届く。
 さすがに「返品するぞ」は効いたらしい(って、そうでも言わなきゃ翌日対応しないショップってのもなんだかなぁ、という気もするが)。
 で、差し替えてみると見事にSCSI I/Oをしても画面が乱れなくなった。つーわけで、ビデオカードの不良だったわけだ(マザーボードはすでに交換されているので、そうじゃなかったらマザーの設計ミス、という可能性が非常に高くなるのだが)。
 チャタリングを起こすキーボードは、普段は端末としては使われていないサーバマシンのと交換して、これでやっとまともに仕事ができる環境が調ったわけだ。
 商品を注文してから実に1カ月と13日。ショップブランドのマシンというのが無くならないところを見ると、世の中の人は注文してからこれくらい待つだけの忍耐力を持ち合わせているらしい。それとも、TWO-TOPが酷いだけだろうか?

 で、まともに動くようになったマシンにmuleをインストールし、Caps LockとCtrlを入れ換え、ようやくほぼ自由自在に操れるエディタがインストールされたマシンにすることができた。これまでは、借り物だったりふっるーい98だったりしたので、Muleをインストールできず、MIFESや秀丸を不自由な思いをしながら使っていたのだ。
 が、好事魔多し(え? 使い方が違う?)。106日本語キーボードはASCIIやJISキーボードでESCがあるはずの場所に「半角/全角」などという訳のわからんキーが鎮座し、ESCが遠くに追いやられているのだ。
 しかもMSのWeb Pageから落としてきたキー入れ換えプログラムは、Ctrl,Caps Lock,Windows, Altしか入れ換え対象にしていない低機能なもので、この問題に関しては無力なのだ。
 マシンのキーマップを調べて、Emacs内部でMetaキーを入れ換えてしまえばいいのだろうが、そこまでEmacsの知識がないのだ(なにせ、これまではほぼ完璧にチューンされた環境をただいわれるままに使っていればそれで万事おっけーだったのだから)。
 さて、どうしたもんだろう。


1998/04/20

 TWO-TOPからPCが帰ってくる。
 一応、先週末時点での約束は守ったということだ。
 早速開けてみると、キーボードの機種が変わっている。
 で、接続して立ち上げてみると、キーボードとマウスは直っているが、画面の乱れは相変わらず。
 ついでに新しいキーボードはチャタリングを起こす。
 一緒についてきた報告書を見ると、キーボードとマザーボードを交換し、動作を確認したとある。
 はっきり言って、これ以上PCがないのは仕事に非常に支障を来たすので、ここで使い続けて(納入時にモニタの不具合でないことを確認するために使ったPCIのVideoカードがあるので、とりあえずそれを挿してしまえば使えるのである)交換できないのであれば、返品して代金を返してもらう、とTWO-TOPに電話する。
 何回かの交渉の結果、向こうから代替品のVideoカードを送ってきて、それで動作確認をしてからこちら側のカードを送り返す、ということになった。
 これでも動かなかったら絶対に返品である。


1998/04/19

 引き続きXenogears。
 かれこれ20時間近くやっても一向にDisk2にならないのはさすがSQUAREのゲームというべきか。

 夕方になり、食料が尽きていたので近所の東武ストアに買い物に出向くが、定休日で休み。
 日曜に定休を設定するなんてことをやっているから売り上げが低迷するのである。
 とはいえ、潰れてしまわれると困るしなぁ。

 18日を過ぎているので、本屋に雑誌の買い出しにいく。
 MacPowerとCM NOW、サンデーコミックスの新刊を入手。
 なぜか大宮のそれなりに大きな書店には、AXが入っていない(単に全部売れてしまっている可能性もあるが)ので、この機会に探してみたが、半分エロビデオ屋のような小さな書店で発見する。なんか複雑な気分。

 さくらやのゲームフロアまでえっちらおっちらと昇っていくと、発売日にSofmapには置いてなかったVampire Saviorの通常版があったので買う。Xenogearsはどうするんだよう。

 もう夕食を材料から作るのは面倒(とはいえ、スパゲティを茹でるくらいしかしないのだが)なので、市街のLOWSONで弁当を買う。いつもFamillyMartなので、少しは新鮮な気分で食事ができるだろう。

 Vampire Saviorは、「良く出来てるねぇ」以上の感想はない。
 "Now Loading"という表示は、ゲームブート時しか出ないので、確かに優秀なのは判るのだが、そんなのはもう普通だしなぁ。
 これはアーケード版と同じだからなのだろうが、BGMが妙にチープなのが少し気になった。


1998/04/18

 会社から借りてきた"Xenogears"を始める。
 なんつーか、富野アニメにどっぷりと首まで浸かった人たちが作ったRPGってな感じだ。
 街やダンジョンの画面が良く似ているので、どうしてもGRANDIAと比較したくなってしまうのだが、こっちは高層建築が多いためか、キャラクターが建物に隠されてしまう状況がやたらと多く、視点の回転が妙に速くて思った通りの視点にしづらかったりなどのユーザインタフェースの部分で軍配はGRANDIAに上がる。
 シナリオ面でも、富野アニメRPGであるからして、主人公がどうにも後ろ向きで正直言ってプレイヤーとしてとても動かしづらいキャラクターになってしまっている。この点もとにかく前向き猪突猛進なGRANDIAの主人公の方がやってて気持ちよかったりする。これは人によって評価の分かれるところではあろうが。
 また、台詞ウインドウにキャラクターの顔グラフィックが表示されるのだが、1枚しか絵が用意されていないので、何かを食べているときとか、思わず吹き出しているときなどの台詞の横に、澄まし顔のキャラクターグラフィックが表示されていたりする点もGRANDIAに比べるといまいちなところだ。
 とはいえ、富野アニメを日々の糧として成長してきた私のような人間にとって、記憶の深い部分に響くものをたくさん含んだこのゲームは、GRANDIAとはまた違った魅力を備えていることは確かである。
 願わくば、エンディングは富野アニメとは違いますように。

 あ、ギアのデザインは嫌い。格好悪い。
 運用方法が、空を飛ぶという一点を除いてほとんど操兵だっつーのも何だかなーという感じである。
 ほぼ全ての機体が空を飛べて、しかも銃火器が存在するのに、何が悲しゅうてどつき合いをしなきゃならんのか(これはメカニックデザインの話とは違う話だが)。


1998/04/17

 目覚めると背中の左半分が筋肉痛。
 また寝ている間に発熱しているのだろうか。

 というわけでだらだらと身支度をして、外へ出てみるとまたもや雨。
 身支度がだらだらしていたとはいえ、一応会社には余裕で間に合う時間ではあったので、バイクで出る予定を徒歩に変更し(これでコンビニで朝食を買う余裕が消えたが)、会社へ向かう。
 会社について、買い置きのカロリーメイトで朝食。ついでに昨日買ったAERAの飯野賢治の記事を読む。
 なんつーか、なぜ飯野賢治は社会常識をわきまえず、昔のゲームのシステムをさも自分が最初に作ったかのように自慢する(わざとなのか、単に知識が足りないのかは知らんが)のか、という疑問の解答の一端が読み取れたような気がする。
 とはいえ、これは私が飯野賢治の数々の武勇伝(笑)を知っていて、飯野賢治をあまり好きでないからこそ持ち得る感想なのだろう。

 MacintoshWireで、YooEditのPPC版が出ていると知り、早速落として使ってみる。
 速くなった、とMacWireでは書かれていたが、もともと遅さを感じさせるエディタではないので、違いが良く判らない。
 とりあえず一度落ちたので、Bugレポートを書いておく。

 TWO-TOPから電話がくる。
 マシンの修理は完了し、今日発送する旨。
 一応、先週の報告から1日遅れである。が、一昨日の問い合わせがなかったらどうなっていたか、かなり疑わしいものがある。

 アパートの管理会社に連絡がつかないことに関して、契約時に仲介に立った不動産屋に電話。
 「こちらから連絡してみるが、連絡がつかなかった場合はそれ以上なにもできない」という、なんとも頼もしい回答を得る。

 家に帰ると、不動産屋から管理会社が倒産したらしいという情報と、大家の連絡先電話番号を知らせる留守電が入っていた。
 今度は大家に連絡しなければならないのである。面倒なことだ。


1998/04/16

 目覚めると外は曇り。
 昨日までとはうってかわって肌寒い。
 確か天気予報では晴れと言っていたので、それを当て込んで洗濯をしてしまったのだが…。ええい、しょうがない、干してしまえ、ということで、起きて一番にやったのは洗濯物を部屋の中から外の物干しへと移動させることだった。

 会社にやってきてまず最初にするのは、ご多分に洩れずPC/AT互換機に火を入れることなのだが、今日はLogonした途端にExplorerが一般保護違反で落ちてくれる。
 なかなか回復しないな、と思っていたら、Task Managerも落ちやがって、Ctrl+Alt+Del 2回押し決定。
 このマシンの95は腐り果てているようだ。

 MSの悪のオンラインドキュメントに騙されて無駄な時間を過ごしてしまう。
 ドキュメントに書いてあること自体はそれなりに妥当な内容なので、ひょっとすると悪なのはドキュメントではなくてインプリメントかも知れぬ。
 どちらにせよ、MSが悪であることに変わりはない。あぁ、UNIXベースで仕事ができたら楽なのに(Macでプログラミングの仕事はしたくない)。

 昼食後、またアパートの管理会社へ電話する。
 が、またもや昨日と同じアナウンスがテープで流れている…。
 まさか本当に潰れてるのか? しかたないので、契約時に仲介に立った不動産屋に電話するしかないのだが、電話番号が判らないので続きは明日。

 勤務時間が終わって、何故かEINHANDER(本当は、Aにウムラウトが付くのだが、…ひょっとするとJISにはない文字?)をやっていて、途中で挫折していたので、引き継いでクリア。
 無限コンティニューでなければもうちょっと燃えた(もしくは途中であきらめた)かもね。とか言っていながら2時間もやってたわけだが。

 会社を出て、週に一度の本の買い出しと、Vampire Saviorを買いに市街地へ。
 GUIN SAGAの新刊など、本は順調に入手したのだが、Saverは4M RAM同梱版しか見当たらなかったのでパス。


1998/04/15

 引き続き外は雨。
 一昨日の寝不足が時間差で影響しているのか、昨日、23:30には床に就いたはずなのだが、やたらと眠い。

 1週間ほど前から掛かっている新しい仕事の仕様がだいたい固まった。
 こう書くとえらく遅いようだが、あるバイナリデータをcsvに変換し、編集したcsvをまたバイナリに書き戻す、という仕事で、csvをいじるのが絵描きの人なので、実際にcsvがどのような形式で見えるのか、を実際に見せないと仕様が固められないのだ。
 というわけで、バイナリ→csvのプログラムを作りながら仕様を固めていたので、これだけ時間がかかった、ということだ。
 ま、だいたい全体の4割はできていると思っていいかな。

 数日前に突然電源が入らなくなってしまったエアコンの修理を依頼するため、アパートの管理会社に電話する。
 で、出た先方の案内テープが、
「本日は会議のため、午後6時で営業を終了させていただきます。なお、明日は通常通り営業いたします」
などという。
 電話をかけたのは、だいたい14:00くらいだったので、案内テープの"本日"が今日であろうと昨日であろうとおかしいのだ。
 まさか潰れたんではあるまいな。

 面白そうな番組をやってなかったので、新シリーズが今日から始まったらしい「鬼平犯科帳」を観る。
 最近、時代劇が面白く感じるようになってきた(水戸黄門は相変わらずつまらんが)。これは老化の表れなのだろうか。


1998/04/14

 外は雨。
 寝不足の割にはそれなりの目覚め。

 最近何かと話題の、チャイルドポルノ規制法案関連のWebサイトを巡っていると、日本の政治家はつくづく根本にたちかえって社会的問題を考える頭がないのだ、ということを実感させられる。
 単に自分の気に入らないものを社会正義の名の下に弾圧するという、昔からそこら中の国で繰り返されてきた愚かな行為を率先してやっていることに何故気付けないのだろうか。
 そういう政治家を政界に送り出しているのは他ならぬ有権者な訳だから、少なくとも日本人の8割は馬鹿なのだろう。
 現状の法案は、明らかに思想と良心の自由を保証した日本国憲法に違反している(なにせ、思想犯を取り締まろうとする法案だ)のだが、これが国会で可決され、最高裁判所が横やりを入れなかったとすれば、日本は戦前の警察国家に逆戻りである(別にそこから進んだことなどなかった、というのが正解か)。
 馬鹿な国民にはそういう国家がお似合いだということだろう。

  千葉暁「聖刻群竜伝2」読了。
 やはり中央公論社の編集者は朝日ソノラマの編集者よりも有能であるようだ。
 あとがきに作者自ら「以前の自分では考えられなかったペースだ」などと書いているのだ。
 しかし、話のペースがこんなで群狼伝と同じ巻数で本当に完結するのだろうか…。


1998/04/13

 予報では夕方から雨ということだったが、朝から雨が降っている。
 非常に蒸し暑い日だったらしいが、鉄筋コンクリートの建物は、今までの冬の冷気を溜め込んでいて、部屋の中は通常より少し暑い程度だった気がする。

 特にこれといって問題もない、とても穏やかな1日を過ごした。
 …と、思いきや、夜になって発熱と腹痛と下痢で寝つけず。
 なんか悪いものでも食べたか? 昨日は1食だけだしなぁ。


1998/04/12

 昨日の酒の影響もあり、ほとんど一日寝て過ごす。
 活動開始は19:30過ぎてから。
 とはいえ、飯を作ってそれを食い、アニメをいくつか消化して、風呂に入ってのぼせ、モデムをつないで(FAX送信のために必要なので)Niftyに久々に入り(NiftyのISDN対応アクセスポイントを知らないので、今まで接続できなかった)、TVを見たり「天誅」をやって落とし穴で何度も死んだりしていただけだが。
 んで、寝る前にちょっとTVを眺めていたら、F1アルゼンチン戦に目が止まり、ミーハーフェラーリファンであるところの私は、シューマッハ1位、アーバイン3位という展開からついつい目が離せなくなり、そのまま最後まで観てしまう。
 こりゃ明日が辛いぞ。


1998/04/11

 久々な気がする、気持ちの良い晴天である。

 昨日、頭痛がしているにも関わらず、薬を飲んでから長電話などしてしまい、就寝時間が遅かったので、起床は9:30。
 今日は新居昭乃Liveチケット発売日なので、10:00からチケットぴあに電話しまくらなければならないのだ(どうせなかなか繋がらないから)。
 というわけで、電話しまくったのだが、繋がったのは10:28を回った頃で、当然指定席など残っているわけもなく、立ち見になってしまった(;_;)。この時間じゃ整理番号も悲惨な数字であろうことは想像に難くない。

 晴天を逃さないよう、洗濯物などを干していたら、11:40を回ってしまい、慌てて北大宮駅に向かう。昨日決めた待ち合わせ時間は、大宮駅12:00なのだ。
 切符を買って、ホームに出たところでタイミング良く電車が到着する。
 ラッキーとか思っていたら、大宮駅について時間は11:47。完全に所要時間を読み違えている。
 当然待ち合わせ場所にはまだ誰も来ていない。何か別の場所で時間を潰すには半端だ。
 しかも、最近外出先で本を読むということがなくなってしまったので、読みかけの新書が鞄に入っているということもない。
 しょうがないのでただぼーっとつったって、周囲の人間を適当に眺めつつ待ち続ける。
 幸いなことに、ほとんど必ず待ち合わせ時間に遅れてくる元いた会社の先輩も含め、待ち合わせ時間に遅れた人間がいなかった。

 昼食をとり、ゲーム開始の時間である14:00まではかなり時間があったので、電脳戦記Virtuaron OratorioTanglamを探しに大宮駅周辺のゲーセン巡り。
 駅から一番遠く、かつ一番でかいゲーセンに入っていたので何回かやる。
 適当に堪能して、私の新しい下宿に行きたいという人間がいたので案内する。途中、大宮唯一のカードショップに寄り、持っていないDuelistを2冊も発見してしまったので保護する。
 下宿までは大宮駅から歩いて16分である(不動産屋データによる)。てれてれと喋りながら旧中仙道を北へと向かう。
 途中、女性陣(私以外の人間は2組の夫婦だったのである)が和菓子屋に興味を示したので寄る。手土産として柏餅と団子を購う。
 下宿に到着。さすがにワンルームに5人からの人間が入ると座る場所がない。出しっぱなしの引出ベッドと卓袱台代わりの家具調炬燵を片づければそうでもなかったのだろうが、そんな手間を掛けるほどここに居続けるわけではない。
 10分ほど時間を潰してから、今日のゲームの会場である会社へ。着いたのはちょうど14:00少し前だった。

 初めての人間もいるので、今いる会社側からの唯一の参加者である社長に紹介し、早速ゲーム開始。
 今回はプレイヤーが6人いるので、拡張セットを加えている。が、拡張セットは和訳されていないドイツ語版である。
 ゲーム盤などはまったく問題ないが、"発展カード"が難物である。絵柄がまったく同じで、掛かれている文章によって区別しなければならないものが3種類ある。
 ドイツ語とはいえ、すぐに判ったものもあったが、やはり区別できない。仕方がないので最初はそれらのカードは入れずにプレイすることにする。
 ゲームはいつものように面白かったのだが(私は周囲のプレイヤーに機先を制されてどんづまり状態で下位に低迷したが)、3時間くらいかかってしまった。2人プレイヤーが増えただけでこんなにプレイ時間が増えるとは思わなかった(4人プレイだと1時間くらいで終わるのだ)。
 まだ時間が余っていたので、もう一度カタンをやり、後はMagicを数回やってからお開き。

 晩飯は、台湾料理屋のそばのラケルという卵料理屋にしようかと思ったのだが、席がいっぱいで入れない。
 しょうがないので、側にあった新しくできたチェーン店でない居酒屋に入る。
 入ったときに妙にこぎれいな座敷に通されたので、なんか居心地が悪いなあと思っていたのだが、果たしてお通しから、えらく凝った料理が出てきてすこしびびる。
 で、まぁ他でも頼むような無難な料理をいくつか頼み、お通しをつつき(とても美味いんだこれが)、酒を飲みつつ待っていると、凝ってはいるが量的に物足りない料理が次々に運ばれてきて、晩飯代わりになるまで頼んだらいったいいくらになるのか心配になってしまう。
 結局一人3500円程度で収まったが、腹7分くらいだろうか。酒が入ってるので全然気にはならんのだが。


世迷い言へ戻る
HomePageへ