98年7月上旬の世迷い言


1998/07/10

 朝から雨。
 しょうがないので、昨日洗濯し直した洗濯物は部屋の中に干して出かける。

 最近、プログラムの仕事が一段落ついて、仕様をつらつらと考えるというフェーズに入っていたのだが、どうも私のだらだらした仕事振りがお気に召さなかったのか(普通、召さない)、新たなプログラム関係の仕事が振られた。
 新鮮な気分で仕事にかかる。私はこんなにプログラミングが好きだったのだろうか?

 歩きの帰り道があまりに蒸し暑かったので、久々に近所の酒屋でビールを買う。
 とりあえず目に付いた珍しい銘柄と、HeinekenのSpecial Dark Beerだ。
 まずはサッポロのRealClearを飲んでみるが、なんか平板な味。高発酵のビールって、みんなこんなのなのか?
 やっぱSpecial Dark Beerが一番美味い。

 香港の新空港担当者って新旧両空港の両方を運用する試験期間を置かないで、いきなり切り替えちゃうんだから、勇気あるよなぁ。
 システムを納入したのがどこなのか、非常に興味があるなぁ。日経コンピュータの「動かないコンピュータ」にそのうち載るのだろうか。


1998/07/09

 昨日より暑い…のか?

 目が覚めると、鳩尾の辺りが赤くなっていて、触ると少し痛む。
 昨日、この辺に差し込むような痛みが走っていたので、その度に強く押さえて痛みを紛らわせていた後遺症か。

 別に悪いものを食った記憶はないのだが、何故か朝から腹具合が思わしくない。
 はっ、久々に朝食などしたためて出勤したのがまずいのか?

 アンカーを貼ってみたのでそのテスト。
 昨日
 一昨日
 一昨昨日

 以前書いた、アパートの庭に住み着いた猫の親子は、最近観ないなーと思っていたら、いつのまにやら親離れしたらしく、今現在私のアパートの庭には、黒い子猫が一匹残っているのみである。
 現在、私の物干台は(彼女かもしれないけど)の格好の運動場と化し、私のサンダルはの格好のおもちゃになっている。

 夕立が降った。
 …洗濯物干してきちゃったよ(;_;)。洗い直しか…(T-T)。
 夕立かと思ったら本格的な雨になってしまった。21:00まで待って、止みそうにもないので濡れて帰る。


1998/07/08

 今日も今日とてクソ暑い。

 どうも夜に政権放送を見ていると、個別候補は東京都選挙区の放送しかしない。おかしいと思って、ぴあのTV欄(新聞は取っていないのだ)を見てみると、関東地方の他地区の政権放送は6:25からと15:00からしかやっていないらしい。
 そういうことで良いのか? > NHK
 いや、東京都選挙区は、お馬鹿な泡沫候補が沢山いて、見ていてより楽しめるという点ではいいんだけどね。
 なんで菅直人は対談形式の政権放送では、あんなにぼそぼそ喋るんだろう? 橋本龍太郎のように妙にはきはきしているのも不気味といえば不気味なのだが。

 とまぁ、天気の話と政治の話しか出てこないときは、ネタ切れなのである。
 え? 自分の体調の話しか出ないときはどうなのかって? 当然今の方が重傷だ。
 そんなことも書けないほどネタがないのだから。

 …というのもなんだから、今週から始まったアニメ"lain"を観てみることにする。
 うちの会社の美術部長にはえらく不評だったので、却って気になったのだ。
 細かいコンピュータ関係の描写には結構ニヤリとさせられるものがある。OS起動時の「がんばっています」とか、Loginの手法とか(良く考えたら、喋るだけで十分なんじゃないか?)。
 子供と話をする時もモニタとキーボードから注意をそらさないのに、妙にまともそうなことを言っている親父(在宅勤務なのだろうか? こまいモニタを沢山よりも、でかいモニタを置いた方が作業効率は良くなるような…)とか、何故か液晶やプラズマじゃなくてCRTを使い続けているとか、玲音の使ってる端末がどうみても20th Aniversary Macだとか(その割にはキーボードが厚ぼったくてえらくダサい)、苦笑してしまう部分もあったけど。
 作劇の手法は思わせ振りな描写を非連続的に与えるという、お世辞にも洗練されているとは言えない手法だけれども、しつこく繰り返される送電線の描写など、目新しい部分(あくまでアニメでは、だけど)もある。
 取り敢えず、1話で投げてしまうほどの出来ではないので(絶賛する程でもないが)、しばらく観続けてみようと思う。
 あ、絶対気にくわない点が一つ。ビデオ合成ってやっぱ汚いよなぁ。

 ワールドカップのブラジル対オランダ戦を途中から観る。
 これくらいレベルになると、観てて十分楽しい。これを観た後じゃJ-Regueなんてタルくて観てられない(少なくとも、金とって見せるレベルのもんじゃない)。
 コーナーキックからのゴール前の攻防の素晴らしさといったら!


1998/07/07

 さぁて、おりひめとひこぼしは無事に合体できたのだろうか?
 宇宙機を自動制御するときの一番の問題は、船内質量の配置が変わることによる重心の移動にどれだけ対処できるか、という点だと思うのだが、今回の実験にそういう観点は含まれているのだろうか?
 重心が固定されている物体(もしくは、あらかじめすべての重心パターンが判っている物体)の無重量空間での自動制御は、別に難しくないと思うのだけど、これって素人考えなのか知らん?

 ワールドビジネスサテライトによると合体は上手くいったようだ。

 むかーし書いた、「NeoGeoの格ゲーは、SNK製よりSUN SOFT製の方が100倍できが良いと思う」という発言に対し、「ROMからパターンを直に読んでるから動きが良いのは当たり前で、おかげでNeoGeo CDに移植できない」という意見を言っているページを発見した。
 貧乏人の機械^H^H^H^H^H^HNeoGeo CDに移植できるかどうか、などという点は(少なくとも私の)ゲームの出来の評価にはなんの影響も与えないし、バスに繋がっているメモリから直接データを読んでくる、というテクニックは、むしろ使わない方がおかしい(もし、SNKの昨今のゲームの動きがいまいちぎこちない理由がそんなところにあるのだとしたら、SNKのプログラマーと、最初にNeoGeoを設計した技術者に同情する)。
 例えそれがバンク切り替えを必要とするのだとしても、問題になるのは実用になる速度で動作するか否かであり、プログラム作法に乗っ取っているかどうか、などということはどうでもいいことである(さすがに、ロットによって動く機械と動かない機械がある、なんてのはまずいと思うが)。
 ましてやユーザにとっては、画面に映るものが全てであり、内部がどうなっているかなんてことは気にする方がおかしい(なんで俺の持っている機械には移植されないんだー、と叫ぶのは自由だけど)。
 というわけで、上記意見はちっとも有効な反論になっていない、というのが私の認識である。

 昨日、今回の参院選の政見放送はあまり面白くない、などと書いたが、東京都選挙区の候補者の政見放送はなかなか笑えるものが多いことが判明した。
 ポツダム宣言とか天皇制とかを持ち出して、どうやら「靖国神社をつぶして正しい神社を作ろう」、と主張してる爺さんとか(何故"どうやら"なのかといえば、特殊な固有名詞を連発するので、何を言ってるのか良く判らないからである)。
 なんでまた参議院議員になれば、そういうことが実現できると考えるのかが不思議。それとも、戦前の帝国政府を復活させるという野望の隠れ蓑なのか?


1998/07/06

 水は低きへと流れる。
 別段、高邁な思想を持ってこのページを運営(って言うのか?)してたりするわけではないのだが、たまに、賞賛に値するページを見つけたりすると、忸怩たる思いにとらわれることもある。
 しかし、その忸怩たる思いというのも、要するに私の怠惰さがすべての原因である訳だし、長年染みついた怠惰がそう簡単に抜けてくれるわけもない。
 と、ついつい言い訳してしまうのも怠惰のなせるわざと言うべきか。まさに水は低きへと流れる、である。

 森博嗣の新刊を買いに街中へ行く。
 駐輪場にバイクを停めて歩き出した私を呼び止める声がする。
 何事かと思い、声の方を見ると、元の職場の後輩氏であった。
 そういえば、先日、彼から大宮に引っ越した、というMailを貰ったばかりである。
 その時は、行動範囲も時間帯も違うだろうから会うことはないだろうなぁと漠然と思っていたが、こんなに早く出会うとは。まさに縁は異なものである。

 今回の参議院選挙の政見放送は、以前のように泡沫政党がいないせいで、いまいち面白くないのだが、今日はけっこう面白いフレーズを聞いた。
 「今の日本は、決して大丈夫とは言えないところまできています」…素直に駄目って言っちゃいけないんでしょうか。

 なんか読み返してみると、三流新聞の社説みたいな文章が並んでいるが、頭痛がするのでこのまま載せてしまおう。


1998/07/05

 久々になにも予定がない休日。
 洗濯はするが、後は3週間分溜まったTVの録画テープを観てだらだら過ごしてしまう。
 やらなきゃいかんことがあるのは判っているが、まぁ、なんとかなるでしょ。

 参議院選挙の投票日と同じ日に、大宮の市長選挙と市議会議員選挙があるらしいことは、参院選のポスター掲示板が設置されたときから判っていたのだが、ポスターが一向に貼られず、どうなっているのかと思っていた。
 で、昨日のニュースで、「今日公示」というのを聞いた。
 …市長選とかって、選挙期間が一週間とかしかないんだっけ?

 近所の東武ストアに、20:00ちょい過ぎに行ったら閉まっていた。
 …入り口に貼られた21:00まで営業、というのは嘘?

 NHKで参院選をにらんだ各党の幹事長を呼んだ討論番組をやってるが、この連中はみんな他人の意見を聞いてそれとの擦り合わせを行う、という、何かを決定しなければならない議論の基本的技能を持っていないらしい。


1998/07/04

 昨日に引き続きクソ暑い。
 洗濯物がよく乾く(あぁ、なんて所帯じみた…)。
 夕立も降ったし、もう夏だねぇ。

 ゴジラ対デストロイアをやっているのでつい見てしまう。
 やっぱ駄目駄目だねぇ。
 なんつーか、怪獣が出現したときの正常な社会の反応というものをまるで無視した作劇をされてもなぁ。
 怪獣映画に限らず、壮大なホラ噺というのは、その周辺はリアリズムで固めないといかんと思うですよ。
 「そんなん当たり前だ!」という声が聞こえてきそうだけど(^_^;。

 しかし、いつの間に人間の味方のゴジラなんてもんができたんだ?


1998/07/03

 クソ暑い。
 で、会社でブレーカー落ちまくり。
 どうしても止められない機械があったので(仕事にはあまり関係ない機械だったりするが)、しばらくエアコンなしの状態で仕事をする。
 途端に室内の気温は外気温度と等しくなり、論理的思考なぞとてもじゃないが出来ない状態に陥る。
 いやぁ、昔の人って偉かったんだなぁ。こんな状態でも仕事してたんだから。信じられない。


1998/07/02

 引き続きほとんどつくり直しの続き。
 煮詰まってきたので、動作試験がいい加減になってしまい、半端な出来のものを使わせてしまって迷惑を掛けてしまった。
 それでも一応今日中にケリが付いてほっと一安心。

 何故か会社の廊下が妙に下水(というか、トイレ)臭いのである。
 トイレに入ると匂いが強くなるわけでもなし、洗面所で強くなるわけでもなし、発生源が特定できない。
 ひょっとすると、春頃起きた、水漏れの影響が今になって出てきたのだろうか。

 明治のメイプルリーフパイが美味しいのである。
 元々、パイ生地のサクサク感はとても好きなのだけれども、これはメイプルシュガーの味と香りも加わって、とてもいい感じにまとまっている。
 最近は、爆発的ヒット商品でもなければ早々に店頭から姿を消してしまうので、さっさと買い占めて買い置きしておかねばならないかも。

 PM8100があまりに不安定なので、内蔵Disk上のシステムから、外付けDisk上のシステムに逃げてみる。
 取り敢えずOpenDocを入れないでしばらく使うが、嘘のように安定している。
 OpenDoc以外にも山ほど機能拡張を入れているので、OpenDocだけを悪者にはできない(現に、PB1400のシステムは入っているが、フリーズは("は"だけど)殆どない)が、これからの状況によっては切ってしまうことも考えておかなければならないかもしれない。

 言語と思考についての一私見。
 言語は、思考をまとめるための大変便利な道具である(そしてまた、危険な道具でもある。これは蛇足になるのでこれ以上突っ込まないが)。
 私は、思考を持続的かつ論理的に続けることは、言語なしには非常に困難であるとしても構わない、と考える。
 それは、思考というものが大変流動的なものなので、自分の思考が果たして論理的に破綻していないかどうかを検証するために、言語を使って思考を固定しておかないといけないからだ。それどころか、検証すべき思考の同一性さえ、言語による固定を前提にしなければあやふやなのではないか。
 つまり、ある程度まとまった思考を行うためには、最初にその基礎となる思考を言語で固定しておいて、さらにその上に思考を固定していく、という手法を取ることになる(少なくとも私はそうしている)。
 よって、言語なしには思考は存在し得ないとは言えないが、人間が行っているような持続的論理的思考を行うためには不可欠である、とは言えるだろう。
 また、言語を持たない思考は刹那的なものであり、同時に、自身を外部に伝える有効な手段を持たない。つまり、他者からは観測しにくい(できないわけではない)。
 この"言語を持たない思考"を、"ない"としてしまうのは乱暴な話ではあるが、そう判断してしまうのも無理はない、とも言えるだろう。
 しかし、言語は思考そのものではないわけだから、言語を操る能力しか持たぬ存在(もし、そんなものを作り上げられるとして)が、それだけで思考をも操ることができるようになるか、というと、それは疑問だ、と言わざるを得ない。
 先ほど、まとまった思考をする手法について書いたが、その中の"基礎となる思考"というのは、言語を操ることによって発生したわけではないのだ。
 つまり、人間と同様の思考を操る存在を作るためには、言語の研究だけでは不十分で、思考のきっかけを作る手法も研究すべきであろう。

 …なんて、ここに書いても読まれないんだろうなぁ。
 実は、思考を言語によって記録した"模倣子"と遺伝情報とその記録媒体である"遺伝子"との関連性を基盤にしたトンデモな意見をぶち上げてみようかと思ったんだけど、途中で挫折したのであった。
 ネックは、生物と遺伝子は同時に発生したのか否か、という点についての知識がないことだ。勉強不足だねぇ。
 上の話を練っている間にも、子供が自我を持ち始めるのは、言語を操る術を身につけて、持続的論理的思考ができるようになっていくからなのか、それとも、単に自我の存在を外部に主張できるようになるからなのか、などという益体もない疑問がわき上がってきたりしている。
 人間を他の動物と区別たらしめているのは、模倣子による知識の蓄積が効いているのか、それとも言葉を操ることによる持続的論理的思考によっているのだろうか、なんてのも。
 私は物事を還元して考えるのが好きなので、そういう思考方法を取らない人がどうやって思考をまとめ上げているのかに大変興味があったりするのだが。

 アルブレヒト・デューラーの八面体ねぇ。…ふぅん。
 突っ込みがいまいちか。

 アンダーセンコンサルティングという会社のCMが、たぶんCGだと思うのだけど、妙に下手くそで座りが悪い。
 なんつーか、CMの効果にも影響を及ぼしているのではないか、と考えてしまうほど下手なのだ。
 TV東京のWorld Business Sateliteで見ることができるので、興味のある方はどうぞ。

 CMといえば、三井のリハウスの「たいへんおめでとうございました」という表現もすごく気持ち悪い。
 所謂"業界用語"というやつなんだろうけど。


1998/07/01

 え〜、7月だねぇ。
 昨日やってきた仕様追加要求に答えると、ほとんど全部つくり直しになることが判り、さりとて要求を却下することなどはできないので、とにかく作り直すしかない。
 つーわけで忙しいのである。

 なんか、最近夜が暑いせいか、風邪気味で早く眠くなるのに、夜中に目が覚めてそのままなかなか寝つけなかったりする。
 これじゃいつまで経っても風邪が良くならない。


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