99年1月下旬の世迷い言


1999/01/31

 頭痛。もう何もする気も起きない。
 つーわけで、半分寝て半分起きているような1日を過ごしたら、夕食後に飲んだ頭痛薬が効いたのか、まったく眠れなくなってしまった。
 こんなことをしてるからいつまで経っても風邪気味から脱出できないのだ。

 日下部匡俊「白銀の戦神」読了。
 何分、長編の途中であるので、詳しい感想は控えておこう。ただ、昔ワースブレイドのマスターをやっていたときに偉く苦労した覚えのあるいかにしてパーティーをシナリオに引きずり込むか、についての示唆に富んでいた、とだけ言っておこう(いまさら仕方のない話ではあるが)。
 文章に違和感を覚えなくなってきたのは、こなれてきたからなのか、それとも私が慣れてしまったからなのか。

 牧野修「屍の王」読了。
 ここのところ、続けてホラー小説には失望し続けていた。あまり面白くないというのは当然あるのだが、それを抜きにしても、ちっとも"怖くない"のだ。
 小説を読んで怖いと感じたことが全くないわけじゃない。新井素子の「おしまいの日」なんかはかなり怖かった。なので、私は、自分がサイコホラーの類だけが肌に合う人間なのだろうと独り合点して、ホラーと銘打たれた小説には手を出さないようにしてきたのだ。
 が、SFオンラインの書評欄を見たら、「MOUSE」を読んで衝撃を受けた日からずっと気にしていた作家である牧野修の新刊がホラーであるというではないか。しかも、紹介されているさわりを読むに、サイコホラーではなく、至って普通のホラー小説らしい(普通のホラー小説ってのがあるとしての話だけど)。いくら肌に合わなかったとしても、これは買うしかない。
 で、ハードカバーの長編だということもあり、なかなか手をつけられずに半月程積ん読状態に置いてあったのだが、眠れぬ夜を過ごすために今夜ようやく紐解いたのだ。
 そして一気に読んでしまった。
 確かに、第三章辺りのモチーフがわかりやすい部分(諸星大二郎ファンには慣れ親しんだモチーフだ)は、いささか退屈したところもあった。しかし、そこまでに至る現実が崩壊していくさまは、文字どおり食い入るように読み進むしかなかった。そう、活字を目が追いかけるのがもどかしく感じるくらいに。
 やはり牧野修はただ者ではない。それだけは確かだ。
 願わくば、ホラーの世界に行ったきりにならずに、SFの世界に帰ってきてほしい。彼の作品が厳密な意味でのSFだとは私にも思えないのだけど。


1999/01/30

 昨日の続きで微熱が出続けているので、昼間はほとんど寝ていた。

 晩飯を食ってから、COWBOY BEBOPのSession2を観る。
 これに収録されているエピソードは、すべてTV TOKYOでは未放映だったような気がするのだが、観たことがあるシーンが出てきた。
 放映時は編集されていたのだろうか。


1999/01/29

 SEGA Rally2のネット対戦用サーバに繋がったというので見物する。
 なんつーか、マニュアルを見ても解らん訳だ、と素直に納得できる解りにくいユーザインタフェースを備えている。
 通信で送っているデータは、2次元の現在位置とベクトル、そしてスピードだけのようだ。なんか挙動が不審。
 ほかにも、通信が切れたときのフォローなど、今一と思われる部分が多々見受けられるが、まあ最初ということで。

 どうも金曜になると体調が崩れる。
 これが、町中に出かけたことによるのか、それとも一週間の疲れがたまっているせいなのかよく判らないが。


1999/01/28

 社長が今日発売のSEGA Rally Chanpionship2を買ってくる。
 どういう訳だかネット対戦用のサーバにはちいとも繋がらないが、その他は至ってまともな出来。
 上下2分割の対戦プレイモードは、先が見えにくくゲームになっていない感もあるが、それはまあしょーがないということで。
 でもこれにハード込で買わせる力は無いように思えるんだよねぇ。戦国TURBとかの方が得体が知れない分、きちんとCMを打てば爆発しそうな気もするのだけど、単なる勘違いのような気もする。

 「トンデモ本1999」読了。
 最近、紀伊国屋書店のWeb書店の会員になり、見つかりにくい本もオンラインで気軽に本を買えるようになってしまい、実はえらいことになったかも、と思っていたりするのだが、早速2冊ほど欲しくなった本がある。「詐欺とペテンの大百科」(青土社)と「政府ファイルUFO全事件」(並木書房)である。
 が、残り少ない最後の理性(最後なのか)を振り絞り、それらは来月の購入に回すことにする。まあ、来月になれば熱も冷めるでしょ。

 ダイエーのおもちゃ売り場に行き、平成ミクロマンを発見する。
 が、私が欲しいのはアクロイヤーであってミクロマンのマグネパワーズやアクロビーストではないのだ(アクロビーストの磁石ギミックには少し心惹かれるが)。
 というわけで購入には至らなかった。


1999/01/27

 会社で買ったSONIC Adventure。
 ものすごく文句が沢山あるのだが、一応最後までやってからまとめて文句を書こうと思い、これまで歯を食いしばって(何故なら、そうしないとcore dumpしてしまうからである)SONICでプレイしてきた。
 この度、めでたくSONICでエンディングを迎えることができたので、堂々と文句を言わせてもらおう。
 まず、このゲームははっきり言ってくそゲーである。
 必然性が無い割りにはヒントらしいヒントも貰えず、強引なカメラモーションによって吐き気を催しつつひたすらうろつかねばならないアドベンチャーモードの存在がまず原因の一つ。
 肝心のアクションシーンも、目くるめくスピードでSONICが駆け抜けているときはプレイヤーはなす術もなく見守るしかできず、よって単なるデモシーンと化している箇所があるかと思えば、操作性の著しく低いDCのアナログスティックを使わされつつ(これは別にSONIC開発陣の責任ではないが)、足を踏み外したら一発で死んでしまう足場を渡らされ、ついでに突然カメラが切り替わってそれと同時に操作方向が変更され、慌てて3Dスティックを操作させられるなどのいらん気苦労を背負わされたりする。とてもじゃないが、こんなものには及第点も与えられない。
 ついでに、どちらのシーンでもカメラの視線変更が強引かつBuggyで、目まぐるしく変わる割りにはキャラクターとカメラの間に頻繁に障害物が入り込んでしまう。ステージによっては、明らかにカメラワークをトラップの一部として組み込んでいる。そういうアクションの気持ちよさとはまったく無縁のトラップを組み込もうという神経が解らない(プレイしていて制作者に殺意を覚えたのは久しぶりである)。それはともかくとしても、目まぐるしいカメラワークの結果として、プレイして30分も経つと3D酔いで気持ち悪くなる(ちなみに、こんなに酔ったゲームはこれが初めてである。ZELDAでもArmored Coreでも私は酔わなかった)。
 もしかすると、カメラワークのみ改良されると、だいぶ印象が変わるかもしれない。がしかし、他にもジャンプした状態を上から見下ろしたアクションシーンでジンバルロックを起こすなど、許し難い部分も相当あるので、きっと駄目だろう。
 しかし、最初の目玉ソフトがこんな調子じゃDreamcastも先が思いやられる。

 SoftWindowsのアップデータが出ていたので落としてくる。
 おぉ、DirectX5を使ったゲームがまともに動くようになっている(速度面じゃなくて機能としておかしかったのだ)。


1999/01/26

 風邪はまた悪化の傾向。
 世間では死者も出ているという現在流行中のインフルエンザの症状には、"下痢"というものはなかったように記憶しているが、だとしたらこの腹痛は一体……。

 給料日だ! しかも年末調整分も帰ってくる!
 つーわけで、New G3のメモリと、PB1400のEther PCカードを買いに行く。
 がしかし、大宮Sofmap地下のMacコーナーにあるEtherカードは、ことごとく対応機種がPB2400以降になってしまっている。Sofmapの店員に、この手の商品知識など期待しても無駄だということは解っているので、128MB SD-RAMだけ買い、1FのAT互換機用Etherカードのコーナーへ。
 で、そこで唯一Macにも対応しているのがTDKのLAK-CD021BXだったので、否も応もなくそれを買う。なんかだまされたような気分。

 ついでに書店に寄り、モンティパイソン大全を探すも、発見できず。代わりにと学会の新刊「トンデモ本1999」を発見したので保護する。
 そーいや、聖刻群竜伝の新刊が出ているはずなのだが、見あたらない。遅れたのか売り切れたのか。

 KEYSPANのWeb Pageにようやく繋がる。
 そこにあったCompatibility Listには、StyleWriter2500の欄にしっかりと"No"と書かれている。
 付属CD-ROMのCompatibility Listには、StyleWriter Siriesとして載っているのに……(;_;)。
 私のこの2日間の苦闘は何だったのだろうか。


1999/01/25

 風邪は回復の模様。

 KEYSPANのUSBシリアル変換アダプタによるTA接続はなんの問題もなく行なえたわけだが、Color StyleWriter2500による出力がちっとも上手く行かない。
 もしやUpdaterでも出回っていないかとKEYSPANのWeb Pageに接続を試みるも、倒産したんだかそれともユーザのかなりの数が同じことを考えてるんだか、サーバにアクセスを拒否されまくる。
 で、いろいろやってるうちに、iMacのUSB関連のBugを直すUpdaterをかけたら、ROM Fileを上書きされて、起動しなくなる(あー、どうか間抜けな私を笑うがいいさ)。
 SystemインストールCD-ROMで起動し、システムを再インストールすることで事なきを得るが、PPP接続関係のコントロールバーがなぜか無くなってしまう(;_;)。
 後からカスタムインストールを何度も試みるも、どうやっても復活できない(T_T)。


1999/01/24

 咳は出なくなったが、微熱に悩まされる。
 洗濯だけ(こういうときに限って雨だし)して、寝てすごす。

 若乃花負けちゃったらしいねぇ。
 なんつーか、土壇場での詰めというものがいつも甘いと思う……なんているおっさん臭い感想を抱いてみたりなんかして。


1999/01/23

 風邪が悪化。一日寝てすごす。

 新iMacのTV CMを見る。
 ……これって、知らない人はなんのCMだか全然解らんのじゃないだろうか。

 なんかどうもテレビ朝日はInternetのネガティブキャンペーンをしたがっているように思えてならないのだがどうか。


1999/01/22

 問い合わせ先からの返事は来ないが、その他の部分の疑問点はほぼ解消。
 これでなんとか一段落ついたというところか。

 会社の友人が個人的に注目していたが、ファミ通で酷評されていた「バトル昆虫伝」を会社の金で買ってきたのでプレイを横から見物する。
 起動すると、いきなり意味のとりにくい警告の文章が表示される。どうやら、メモリカードからのデータロードは起動時にしか行なえないから注意しろ、ということらしい。そういう仕様なのは判ったが、なぜそういう仕様にしたのかは理解に苦しむ。
 続いて、PC-Engineのゲームのようなタイトルバックに、ワイヤフレームで描かれた昆虫のモデルが次々と表示されるデモが始まる。
 昆虫のモデリングは結構いい感じだ。単純すぎるタイトルの背景(何せ、黒のバックに中央から広がる星、というセンスを疑うものなのだ)に若干の不安を感じる。
 ゲームを始めてみると、なぜか、「最初から始める」「2日目から始める」という選択肢がある。オープニングのイベントを飛ばせるようになっているわけだが、どうしてそんなにサービス過剰なのか、この時点では解らずに首を捻る。とりあえず、買ってきたばかりなので、当然のごとく最初から始めてみる。
 まるでPC-Engineのゲームのように暗黒の画面がしばらく続いてから、これまたPCEのゲームのように、1枚絵を背景にメッセージウインドウにメッセージが音声と同時に流れるというイベントが始まり、あまりの古めかしさに頭を抱える。
 それだけならまだしも、1カットが終わるまで、その1枚絵はまったく動かずに表示され続け、1枚絵が切り替わる度に十数秒の暗黒画面(さすがにBGMは途切れないが)が表示されるという、本当にPCEのゲームのような仕様になっている。それだけならまだしも、音声とメッセージのタイミングがずれることがしばしばある(音声が続いているのにメッセージが消えて次のメッセージが表示されてしまったり、メッセージがまだ表示されていないのにその音声が始まってしまったりと症状はいろいろ)。
 その、横から見ているだけで頭痛がしてくるようなデモが終わり、とうとうゲームが始まると、これまたPCEのゲームのようなSDキャラが1枚絵のマップ内を歩き回るという、ゲームのメイン画面になる。
 ふと、画面の左下の方に、CDのようなマークが表示されている。よく見ると、その上に"リード中"とか表示される。表示が"リード中"になっていると、マップのスクロールが引っかかる。これは要するにCDのアクセスランプか。
 ゲーム画面にそういうのを常に表示し続けている、という仕様も疑問だが、スクロールが引っかかる原因を表示するという意図だろうと思い、まあ深くは突っ込むまい、と思っていると、いきなりその表示が"エラー"になる。それも頻繁に。ついでにエラーになっていると、画面の端が黒く欠ける。これはつまり、この部分のデータが読み込めなかったということか。
 マップのスクロール中にCDを読みに行き、そのためにスムースなスクロールが犠牲になっているという仕様もかなり疑問なのだが、頻繁にCDのリードエラーが起きて、それで表示が欠けてしまうという仕様はさすがに製品として欠陥といわれても仕方がないのではないか。
 だいたい、そんなに頻繁にCDがリードエラーを起こすなんてのもおかしいのだ。実は使っていたPSが青PSなので、一般的に出回っているPSでは起きないのかもしれない。しかし、ほかのゲームが直前までなんの問題もなく動いていたので、それも考えにくい。
 それはともかくとして、このゲームのウリである、昆虫をユニットにしたシミュレーション戦闘画面を早く見ようと思って、戦闘が起こるフィールドである"北の森"に向かうが、主人公が「まだ早い」とか行って行かせてくれない。どうも町の人々とひととおり会話をしなければ駄目なようだ。
 その会話というのが、直前に書いたPCEのゲームのような有り様で、しかも雰囲気作りのために入れたと思われるどーでもいーよーな会話を延々と聞かされる。
 ようやく始まった昆虫同士の戦闘シーンは、迫力もなかなかだし、何よりも昆虫のモデリングやモーションが非常に良い出来なのだ。
 要するに、そこだけで力尽きたということなのだろうが、テンポが悪いおかげで「良かれ」と思って入れたであろう要素までうざったく感じるという実例になってしまっている。
 ゲームを作る上での貴重な他山の石を見せてもらった。そういう意味ではJARECOには感謝すべきなのか(って、そりゃ私の個人的な事情だ)。

 


1999/01/21

 眩暈は治まったが、咳は治まらない。
 どうやら、今年のインフルエンザは、喉にきて、眩暈がするらしい。
 と、いうことはやはりインフルエンザなのだろうか? でも熱は37℃そこそこなのだ。

 Dreamcastのマークと、ラーメン博物館のマークがほとんど同じだという話を聞き、早速確認のためにWeb Pageへ行ってみる。
 確かに色といい、渦巻きの方向といい、回数といい、ほとんど同じだ。
 SEGAはさすがに商標登録をしているだろうから、そのうちラーメン博物館の方が使用できなくなってしまうのではないだろうか。


1999/01/20

 ……頭痛い。目眩がする。
 こっ、これはもしかするとインフルエンザってやつですか?


1999/01/19

 取りあえず、昨日のBugの再現性確認をする。
 ……どうやら、昨日考えていた程単純な条件では再現しないらしい。
 なんだか良く分からんが、なんとか再現させることに成功し、関係部署にそのデータを送付。

 832x624もしくは、640x480という悲しい解像度でしか表示できず、「もしやディスプレイも買い換えかぁ?!」と思わせていたNew PowerMac G3 300だが、"モニタ&サウンド"コントロールパネルの[すべてを表示]タブを選択してあらわれる、60Hzの設定はうまく表示できることが判明。早速1280x1024に表示を切り替える。
 最近のWeb Pageは、これくらいの解像度を前提に作られていることが多いのだが、少々文字が細かすぎる感じか。ま、そのうち慣れるだろう。

 本体後ろから出ているモニタ用電源端子のOn/Offが、本体電源のOn/Offと連動しなくなっていることが判明し、愕然とする。
 そーか、こういうところにコスト削減のしわ寄せがくるのか。


1999/01/18

 仕事の方で、またもやBug発覚。
 ……俺って社外Debug要員? と少し思うが、そういうことは思っても詮ないので、いつもの通り関係部署に連絡。どーせならソースが欲しいとも思う。

 いつもよりは早めに会社を出て、SofmapにUSBシリアル変換コネクタを買いに行く。
 某掲示板で、KEYSPAN社のコネクタでのNEC製TAの運用実績があるとの情報を得たからである。
 ……15000円もする(T_T)。背に腹は換えられない。買う。

 即効で帰って接続。
 おぉ、繋がる。感動。


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