日下部匡俊「白銀の戦神」読了。
何分、長編の途中であるので、詳しい感想は控えておこう。ただ、昔ワースブレイドのマスターをやっていたときに偉く苦労した覚えのあるいかにしてパーティーをシナリオに引きずり込むか、についての示唆に富んでいた、とだけ言っておこう(いまさら仕方のない話ではあるが)。
文章に違和感を覚えなくなってきたのは、こなれてきたからなのか、それとも私が慣れてしまったからなのか。
牧野修「屍の王」読了。
ここのところ、続けてホラー小説には失望し続けていた。あまり面白くないというのは当然あるのだが、それを抜きにしても、ちっとも"怖くない"のだ。
小説を読んで怖いと感じたことが全くないわけじゃない。新井素子の「おしまいの日」なんかはかなり怖かった。なので、私は、自分がサイコホラーの類だけが肌に合う人間なのだろうと独り合点して、ホラーと銘打たれた小説には手を出さないようにしてきたのだ。
が、SFオンラインの書評欄を見たら、「MOUSE」を読んで衝撃を受けた日からずっと気にしていた作家である牧野修の新刊がホラーであるというではないか。しかも、紹介されているさわりを読むに、サイコホラーではなく、至って普通のホラー小説らしい(普通のホラー小説ってのがあるとしての話だけど)。いくら肌に合わなかったとしても、これは買うしかない。
で、ハードカバーの長編だということもあり、なかなか手をつけられずに半月程積ん読状態に置いてあったのだが、眠れぬ夜を過ごすために今夜ようやく紐解いたのだ。
そして一気に読んでしまった。
確かに、第三章辺りのモチーフがわかりやすい部分(諸星大二郎ファンには慣れ親しんだモチーフだ)は、いささか退屈したところもあった。しかし、そこまでに至る現実が崩壊していくさまは、文字どおり食い入るように読み進むしかなかった。そう、活字を目が追いかけるのがもどかしく感じるくらいに。
やはり牧野修はただ者ではない。それだけは確かだ。
願わくば、ホラーの世界に行ったきりにならずに、SFの世界に帰ってきてほしい。彼の作品が厳密な意味でのSFだとは私にも思えないのだけど。
晩飯を食ってから、COWBOY BEBOPのSession2を観る。
これに収録されているエピソードは、すべてTV TOKYOでは未放映だったような気がするのだが、観たことがあるシーンが出てきた。
放映時は編集されていたのだろうか。
どうも金曜になると体調が崩れる。
これが、町中に出かけたことによるのか、それとも一週間の疲れがたまっているせいなのかよく判らないが。
「トンデモ本1999」読了。
最近、紀伊国屋書店のWeb書店の会員になり、見つかりにくい本もオンラインで気軽に本を買えるようになってしまい、実はえらいことになったかも、と思っていたりするのだが、早速2冊ほど欲しくなった本がある。「詐欺とペテンの大百科」(青土社)と「政府ファイルUFO全事件」(並木書房)である。
が、残り少ない最後の理性(最後なのか)を振り絞り、それらは来月の購入に回すことにする。まあ、来月になれば熱も冷めるでしょ。
ダイエーのおもちゃ売り場に行き、平成ミクロマンを発見する。
が、私が欲しいのはアクロイヤーであってミクロマンのマグネパワーズやアクロビーストではないのだ(アクロビーストの磁石ギミックには少し心惹かれるが)。
というわけで購入には至らなかった。
SoftWindowsのアップデータが出ていたので落としてくる。
おぉ、DirectX5を使ったゲームがまともに動くようになっている(速度面じゃなくて機能としておかしかったのだ)。
給料日だ! しかも年末調整分も帰ってくる!
つーわけで、New G3のメモリと、PB1400のEther PCカードを買いに行く。
がしかし、大宮Sofmap地下のMacコーナーにあるEtherカードは、ことごとく対応機種がPB2400以降になってしまっている。Sofmapの店員に、この手の商品知識など期待しても無駄だということは解っているので、128MB SD-RAMだけ買い、1FのAT互換機用Etherカードのコーナーへ。
で、そこで唯一Macにも対応しているのがTDKのLAK-CD021BXだったので、否も応もなくそれを買う。なんかだまされたような気分。
ついでに書店に寄り、モンティパイソン大全を探すも、発見できず。代わりにと学会の新刊「トンデモ本1999」を発見したので保護する。
そーいや、聖刻群竜伝の新刊が出ているはずなのだが、見あたらない。遅れたのか売り切れたのか。
KEYSPANのWeb Pageにようやく繋がる。
そこにあったCompatibility Listには、StyleWriter2500の欄にしっかりと"No"と書かれている。
付属CD-ROMのCompatibility Listには、StyleWriter Siriesとして載っているのに……(;_;)。
私のこの2日間の苦闘は何だったのだろうか。
KEYSPANのUSBシリアル変換アダプタによるTA接続はなんの問題もなく行なえたわけだが、Color StyleWriter2500による出力がちっとも上手く行かない。
もしやUpdaterでも出回っていないかとKEYSPANのWeb Pageに接続を試みるも、倒産したんだかそれともユーザのかなりの数が同じことを考えてるんだか、サーバにアクセスを拒否されまくる。
で、いろいろやってるうちに、iMacのUSB関連のBugを直すUpdaterをかけたら、ROM Fileを上書きされて、起動しなくなる(あー、どうか間抜けな私を笑うがいいさ)。
SystemインストールCD-ROMで起動し、システムを再インストールすることで事なきを得るが、PPP接続関係のコントロールバーがなぜか無くなってしまう(;_;)。
後からカスタムインストールを何度も試みるも、どうやっても復活できない(T_T)。
若乃花負けちゃったらしいねぇ。
なんつーか、土壇場での詰めというものがいつも甘いと思う……なんているおっさん臭い感想を抱いてみたりなんかして。
新iMacのTV CMを見る。
……これって、知らない人はなんのCMだか全然解らんのじゃないだろうか。
なんかどうもテレビ朝日はInternetのネガティブキャンペーンをしたがっているように思えてならないのだがどうか。
会社の友人が個人的に注目していたが、ファミ通で酷評されていた「バトル昆虫伝」を会社の金で買ってきたのでプレイを横から見物する。
起動すると、いきなり意味のとりにくい警告の文章が表示される。どうやら、メモリカードからのデータロードは起動時にしか行なえないから注意しろ、ということらしい。そういう仕様なのは判ったが、なぜそういう仕様にしたのかは理解に苦しむ。
続いて、PC-Engineのゲームのようなタイトルバックに、ワイヤフレームで描かれた昆虫のモデルが次々と表示されるデモが始まる。
昆虫のモデリングは結構いい感じだ。単純すぎるタイトルの背景(何せ、黒のバックに中央から広がる星、というセンスを疑うものなのだ)に若干の不安を感じる。
ゲームを始めてみると、なぜか、「最初から始める」「2日目から始める」という選択肢がある。オープニングのイベントを飛ばせるようになっているわけだが、どうしてそんなにサービス過剰なのか、この時点では解らずに首を捻る。とりあえず、買ってきたばかりなので、当然のごとく最初から始めてみる。
まるでPC-Engineのゲームのように暗黒の画面がしばらく続いてから、これまたPCEのゲームのように、1枚絵を背景にメッセージウインドウにメッセージが音声と同時に流れるというイベントが始まり、あまりの古めかしさに頭を抱える。
それだけならまだしも、1カットが終わるまで、その1枚絵はまったく動かずに表示され続け、1枚絵が切り替わる度に十数秒の暗黒画面(さすがにBGMは途切れないが)が表示されるという、本当にPCEのゲームのような仕様になっている。それだけならまだしも、音声とメッセージのタイミングがずれることがしばしばある(音声が続いているのにメッセージが消えて次のメッセージが表示されてしまったり、メッセージがまだ表示されていないのにその音声が始まってしまったりと症状はいろいろ)。
その、横から見ているだけで頭痛がしてくるようなデモが終わり、とうとうゲームが始まると、これまたPCEのゲームのようなSDキャラが1枚絵のマップ内を歩き回るという、ゲームのメイン画面になる。
ふと、画面の左下の方に、CDのようなマークが表示されている。よく見ると、その上に"リード中"とか表示される。表示が"リード中"になっていると、マップのスクロールが引っかかる。これは要するにCDのアクセスランプか。
ゲーム画面にそういうのを常に表示し続けている、という仕様も疑問だが、スクロールが引っかかる原因を表示するという意図だろうと思い、まあ深くは突っ込むまい、と思っていると、いきなりその表示が"エラー"になる。それも頻繁に。ついでにエラーになっていると、画面の端が黒く欠ける。これはつまり、この部分のデータが読み込めなかったということか。
マップのスクロール中にCDを読みに行き、そのためにスムースなスクロールが犠牲になっているという仕様もかなり疑問なのだが、頻繁にCDのリードエラーが起きて、それで表示が欠けてしまうという仕様はさすがに製品として欠陥といわれても仕方がないのではないか。
だいたい、そんなに頻繁にCDがリードエラーを起こすなんてのもおかしいのだ。実は使っていたPSが青PSなので、一般的に出回っているPSでは起きないのかもしれない。しかし、ほかのゲームが直前までなんの問題もなく動いていたので、それも考えにくい。
それはともかくとして、このゲームのウリである、昆虫をユニットにしたシミュレーション戦闘画面を早く見ようと思って、戦闘が起こるフィールドである"北の森"に向かうが、主人公が「まだ早い」とか行って行かせてくれない。どうも町の人々とひととおり会話をしなければ駄目なようだ。
その会話というのが、直前に書いたPCEのゲームのような有り様で、しかも雰囲気作りのために入れたと思われるどーでもいーよーな会話を延々と聞かされる。
ようやく始まった昆虫同士の戦闘シーンは、迫力もなかなかだし、何よりも昆虫のモデリングやモーションが非常に良い出来なのだ。
要するに、そこだけで力尽きたということなのだろうが、テンポが悪いおかげで「良かれ」と思って入れたであろう要素までうざったく感じるという実例になってしまっている。
ゲームを作る上での貴重な他山の石を見せてもらった。そういう意味ではJARECOには感謝すべきなのか(って、そりゃ私の個人的な事情だ)。
Dreamcastのマークと、ラーメン博物館のマークがほとんど同じだという話を聞き、早速確認のためにWeb Pageへ行ってみる。
確かに色といい、渦巻きの方向といい、回数といい、ほとんど同じだ。
SEGAはさすがに商標登録をしているだろうから、そのうちラーメン博物館の方が使用できなくなってしまうのではないだろうか。
832x624もしくは、640x480という悲しい解像度でしか表示できず、「もしやディスプレイも買い換えかぁ?!」と思わせていたNew PowerMac G3 300だが、"モニタ&サウンド"コントロールパネルの[すべてを表示]タブを選択してあらわれる、60Hzの設定はうまく表示できることが判明。早速1280x1024に表示を切り替える。
最近のWeb Pageは、これくらいの解像度を前提に作られていることが多いのだが、少々文字が細かすぎる感じか。ま、そのうち慣れるだろう。
本体後ろから出ているモニタ用電源端子のOn/Offが、本体電源のOn/Offと連動しなくなっていることが判明し、愕然とする。
そーか、こういうところにコスト削減のしわ寄せがくるのか。
いつもよりは早めに会社を出て、SofmapにUSBシリアル変換コネクタを買いに行く。
某掲示板で、KEYSPAN社のコネクタでのNEC製TAの運用実績があるとの情報を得たからである。
……15000円もする(T_T)。背に腹は換えられない。買う。
即効で帰って接続。
おぉ、繋がる。感動。