99年7月下旬の世迷い言


1999/07/21

 ボーナスも出たので、いままで買い物キューの後ろにあったので買ってなかったBEBOPのLDを2枚まとめて買ってくる。とはいえ、3,4である。まだ3枚も残っている(きっと、追いつく前に新しいのが出るに違いない)。
 3も4も全てTV東京で放映されたものなので、放映時に修正が掛かっていた部分以外は新鮮味はない。修正が掛かっていたところも「なんでこれが?」と思うような個所である。修正を掛けることで、より過激な映像を想像していたということだろう。
 BGMを聞いていると、サントラに収録されていないバージョンのアレンジを多数確認できる。例えば、"Session #7 Heavy Metal Queen"では、少なくとも3バージョンの「Doggy Dog」が使われていた(ように聞こえた)。
 マニアとしては、こういう楽曲もCD化して欲しいところだが、実際に出ると聞いていて退屈なアルバムになったりするのだろう。

 東芝のVTR問題だが、東芝が謝罪の記者会見を設けた上で、差止め請求を取り下げたそうで。
 ひょっとすると、東芝の偉い人間って、事態を全く把握せずに行動してるんじゃなかろうか。

 少し前に銀行に金を下ろしに行ったら、残高が身に覚えのない額になっていた。近視眼的に見れば、多い分に私が損をすることはないのだが、長期的視点ではやはり信用に関わる。よって、どういうことなのか確認するために、口座を開設して初めて通帳記入をするべく第一勧銀に赴く。
 が、通帳に記入された金の出納には特に不審な点はなく、身に覚えのない金が振り込まれた形跡も残っていない。こちらには明細書という動かぬ証拠が残っているので、行員を捕まえて説明を要求する(面倒なので本当はやりたくなかったのだが)。
 10分ほど待たされて出てきた答は、銀行側が、最初間違えた入金をしてそれを後で訂正したのだが、間違いと訂正の間に私が引き落としをしたので、間違った金額が記録として残ってしまった、ということだった。
 間違えたなら、それを通帳の方に記録として残しておいてくれれば、別に行員を捕まえて説明を受けるために時間を使う必要がなかったわけで、そういう無駄な労力を顧客銀行双方に払わせたという点ではこの第一勧銀のこの対応はまずいのではないかと思う。
 そういう、間違えたという記録自体が残っていることでクレームを付けてくる客もいるだろうから、残したくないという気持ちも解らんでもないのだけど、こうやって事実を隠したことがバレる方がより一層客の心証を害すると思うのだがどうか。
 信用という点においても一見「間違えてません」と取り繕うところよりも、始めから「間違いましたがこのように修正したので問題はありません」と素直に言ってくれるところの方がより信用が置けると個人的には思うのだけれども、世間一般ではそうではないのだろうか。


1999/07/22

 いやぁ、出ましたねぇ。Appleのコンシューマーノートブック、開発コードP1ことiBook。
 3.0Kgという重量は、事前に期待していたのとはずいぶん違うが、売れそうなマシンではある。無線LANとか使って意味のある環境ならぜひ試してみたいものだ(ワンルームのアパートではまったく意味がない)。
 なんとなく私の愛機PB1400に似た設計のマシンのような気がするのだが、これはきっと身贔屓というやつなのだろう。

 山本弘「トンデモ ノストラダムス本の世界」読了。
 うーん、やっぱりと学会の中じゃ山本弘の原稿が一番面白くないなぁ。別に間違ってるところはないのだが、紹介とか突っ込みとかが読んでいて面白くない(だから文庫に落ちるまで待って買ったのだ。他のと学会が直接関わっている本はほとんどすべて単行本のうちに買っている)。
 しかも、内容にノストラダムス縛りが加わってしまったために、紹介されている本の内容がバリエーションに乏しいものになってしまい(と学会の本をいくつか読めば判る通り、トンデモ本は内容がとても似通っているものが多い)、さらに読むのが辛くなってしまう。多少看板に偽りありになったとしても、有名どころの予言者を全て紹介して欲しかった気もする。
 こういう本が文庫に落ちるくらいは売れる、という事実は自体は、バランスという点からしても結構なことだとは思うのだけど。でも、百詩篇集の解釈を真に受けている人々が買ってるわけではないんだろうなぁ。

 kircheのFirst CD Album「Pleiades」の4曲目「五月はベリルの風をつれて」は、歌詞といい、曲といい、アレンジといい、まるっきり遊佐未森の曲に聞こえるのだけれども、これは何かの冗談なのだろうか。


1999/07/23

 しまった、エアコンのタイマーを掛け忘れて点けっぱなしで寝てしまった。
 おかげで体がだるい。

 iBookに対して、重すぎると悪口を言っている人は、道具の用途を考えずにその道具の重要でない欠点をあげつらっているに過ぎない。iMacに対して、頻繁に移動させるには辛い重量だ、などと言う人がいるだろうか。
 iBookは、基本的には片づけられる/移動しやすいデスクトップマシンというコンセプトのマシンであり、屋外を移動しながら使うマシンとして設計されているわけではない。つまり、iBookはportableなのではなく、movableなのだ(解らない人は辞書を引こう)。それは、AirPortという無線LANのシステムを見ても明らかだ。AirPortがフォローするのは屋内での移動のみだ(そりゃ、電話の子機がフォローする程度の屋外なら使用できるだろうが)。
 Appleが、いつも持ち歩けるようなマシンを出さなかった、という点について、何かしら意見を言うのは間違っていないが、iBookがそうじゃなかったからといって、iBookそれ自体に難癖を付けるのは間抜けというものだろう。

 関東が梅雨明けしたそうな。
 ところで、梅雨明けの根拠って何なのだろうか?


1999/07/24

 10:00起床。布団を干し、洗濯をして、昼飯を食う。
 なにかが頭に引っかかっていたのだが、ここでようやく気付く。ZabadakのLiveのチケットの発売日ではないか。
 慌ててぴあをめくるが、なぜか発売開始の一覧に載っていない。これでは自動対応の予約も、ファミリーマートでの発券もできない。
 仕方がないので、くそ暑い中、NS-1を駆りチケットぴあのカウンターがあるそごうに向かう。

 チケットは無事に入手できたが、整理番号は220番台。これでは立ち見は必須である。

 そごうの三省堂で、探しても探しても見つからなかったKADOKAWAミステリプレ創刊2号を入手。
 そのまま街中をさまよい歩き、いろいろと買い込む。
 ついでに宮原のYellowSubmarineまで足を伸ばし、残りわずかになっていた復刻版アクロイヤーを入手。パッケージのいい加減なイラストに言葉を失ったり、そのイラストのスペルと箱の横に書かれたスペルが違っているいい加減さにまた言葉を失ったりする。
 パッケージ裏のアオリ文句がまたいい加減で、「公害によってヘドロの沈澱した海底から生れた謎のアクロイヤーはミクロマンが単純変化したのだ!」って、謎でもなんでもありませんがな。
 しかし、アクロイヤーって金属製だったのか。知らなかった。ミクロマンと構造が違うもんで、ポーズが付けにくい。

 清水文化「爆弾気分の低気圧」読了。
 うーん、キャラの書き分けがいまいちのような気がする。
 今回は組織的な敵も出てきて、内容がない、という前作のような非難は受けないと思うんだけど。

 ……作業はちいとも進まず。


1999/07/25

 11:00起床。
 昨日に引き続き、布団を干す。

 作業はほとんど進まず。やばし。

 F1 オーストリアGP。
 M.シューマッハは右足2箇所の骨折だそうで、アーバインが1stドライバーとなり、2ndドライバーにミカ・サロが入ることになった。
 マクラーレンはマシンのセッティングを大幅に改良してきたようで、鬼神のごとき速さを見せつけるが、1周目の2コーナーでクルサードとハッキネンが接触し、ハッキネンがスピン。一度最下位に落ちてから怒涛の追い上げを見せるものの、結局3位にとどまり、燃料補給のタイミングで1位に踊りでたアーバインが今期2度目の優勝を飾った。
 M.サロも仕事をまったくしなかったわけではないので、よしとすべきか。
 そーいや、ガス欠でリタイヤしていたザナルディを見て、中島悟がしきりに馘首だと叫んでいたが、本当に馘首になったりするのだろうか。


1999/07/26

 むぅ。睡眠時間は足りているはずなのに頭が重い。
 ひょっとすると、寝すぎ?

 書いてなかったが、発売日に「どこでもいっしょ」を買って、ずっとやっている(つっても、他のゲームと違って、気の向いたときに30秒くらい構えばよいので、負荷は全然軽い)。
 初日にやたらと構っていたら、言うことがワンパターンになってきて、「こりゃ意外と底が浅いか」と思ったのだが、PlayStationに接続してみると、会話のパターンやアニメーションパターンが入れ替わっている。なるほど、考えたものだ。これなら、ソフト本体を買わない人間にはそれなりの機能しか提供しないという、プロテクトの役割も果たしているというわけか。

 会社の金で社長が買ってきたFrameGrideをやる。
 まぁ、要するにファンタジー世界を舞台にしたArmored Coreなのだが、最初のミッションは単純な1対1ばかりで、どうにも底が浅い。
 また、相手の機体に乗っている人間の設定が、ゲーム開始前に文章で示されるだけで、その後はビタイチも喋ったりしないのも寂しい。
 通信対戦は、こちらの準備ができるまで(私の腕と装備が充実するまで)恐ろしくてできないが、始めれば何か違った面白さが見えてくるのだろうか。


1999/07/27

 冷房を点けっぱなしで寝るのは身体に非常に悪いので、いつも1時間のタイマーを掛けて寝ている。
 が、昨日の晩は、タイマーが切れたと思しき時間から30分ほどで3回も目が覚めてしまった。
 というわけで寝不足。午後からむちゃくちゃ眠くなったが、でも昨日の頭痛よりはまだマシ。

 書くことが無くなると取り上げる日経サイエンスネタ。
 今回は、CO2を直接代謝するクロレラの話だ。
 学校の理科で習う植物の代謝は、二酸化炭素と水を吸収し、それを太陽光のエネルギーを使って光合成し、有機物と酸素に変える、というものだ。
 ご多分に漏れず、私もほとんどの植物がそのような代謝を行なっているものだと信じていたのだが、その記事によると、クロレラと呼ばれて食品などに利用されている株は、酢酸(CH3COOH)から炭素を取り込むんだそうな。……自然界にそんなに酢酸があるとも思えないのだが、これって単なる偏見だろうか。
 で、今回発見された新種のクロレラは、CO2を直接取り込み、しかもNOやSO2が存在していても活発に育つらしい。
 つまりは、この株は火力発電などの化石燃料の排気ガスからCO2を取り除くという目的の下に研究されているわけだ。
 ここで、SF者がCO2と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、有人宇宙船だ。
 「アポロ13」を観て、ある程度記憶している人は、有人宇宙船でもっとも厄介な問題は、呼吸気中からいかにしてCO2を取り除くのか、という問題であることを知っていると思う。
 このクロレラが直接CO2を取り除いてくれるなら、その問題も解決できそうだが、詳しく記事を読むと、そこまでの効率は期待できそうもない。
 やはり素人考えではそうそう上手く行かないものだ。


1999/07/28

 昨日の晩は、あまり暑くなかったのか、エアコンが稼働していると少し肌寒く感じた。
 夜中に目覚めることもなかったようだ。

 紀伊国屋書店Book Webで買った「詐欺とペテンの大百科」が届くので、早めに帰宅(つっても20:00)。
 ぶ、分厚い。まあ、ごく短い文が集まったものなので暇を見て拾い読みしていくとしよう。

 夕食を取った後、むちゃくちゃ眠くなったので寝てしまう。
 たぶん22:00になってなかったと思う。数日来の熱帯夜で寝不足になっていたのだろうか。


1999/07/29

 寝過ぎでダルいかもしれない。まったく人の体というのはままならぬものだ(単にお前の意志が弱いだけだ、という突っ込みは当たり前すぎて面白くないから不許可)。

 大昔に買った、SONYの巻き取り式ステレオヘッドホンのケーブルがちょいと会社で使うには短めなので、首の後ろにアームが回るタイプのヘッドホンを買った。こいつもSONY製だ(別にSONY信者って訳でもないんだけど)。
 んが、頭を挟み付けることで固定するように作られているので、眼鏡の蔓と干渉してしまって(というか、眼鏡の蔓をその上から更に頭に押し付ける形になって)、耳の上が痛くなることが判明(パッケージの説明では、耳に掛けて固定するように読めたのだが)。
 ひょっとするとこれはあまり使わないうちにお蔵入り決定なのか。Panasonicの完全耳掛けタイプにしときゃ良かった。
 ……と思いつつ使っていると、首にアームが触れるくらいまで傾けて使うと結構良い感じになることが判明。その代わり今度は首が鬱陶しいけど。
 構造上、多分そうだろうとは思っていたが、実際使ってみると、結構音漏れがする。これは電車の中とかでは使えないな(私は電車の中でヘッドホンで何かを聞いている連中の殆どより、かなり低いレベルの音量でしか音楽を聴かないが)。

 最近世間を賑わせている包丁ハイジャック犯の近所に住んでいる人間が「夜中に声を上げて笑っていた」という証言をしているらしい。世間ではこれを狂気の証であると取るようだ。
 ということは、コサキンリスナーはかなりの確率でご近所から「危ないやつ」というレッテルを貼られていることになっているのではないだろうか。
 ……正しい評価か。

 「からみもち」という言葉がある。正しくは搗き立ての餅を使わねばならないので、なかなか贅沢な料理ではある。ポケピに教えたので気になって調べたのだが、私はずっと大根おろしを絡めるから「絡み餅」だと思っていた。ところがどっこい、広辞苑には「辛味餅」とあるではないか。
 げーん。それなりに長いこと生きてきて、幼少時からの知識が間違っていたと判るのはかなりショック。おはなしやめるニャ。


1999/07/30

あー、7月終わっちゃうよ、やばいよ、やばいよ。

今号のDreamcast Fan表紙から一言「DCを救うのはネットワークゲームだ!」
あ、やっぱ救われなきゃいかんような状況にあると認識されているのだな、Dreamcastは。

 SoulCaliburの評価は右を向いても左を向いても10点ばかりでこれでは逆に買う気をなくす(Dreamcastごと買わんといかんから、それでなくても敷居が高いというのに)。
 特にファミ通のレビュアーは、文章を読んでみると、実は自分自身は気に入っていない、という愚痴のようなことが書かれていたりするので要注意だ。やっぱあれはグループ企業御祝儀点なのですか。

 SOTECのエピゴーネン製品が急にで話題になったと思ったら、新聞広告を打ったらしいですな。広告にも成毛ちゃんご出演だそうで。
 意外と皆さんWBSは観ていらっしゃらないようで。それとも関西方面では放映されてないのか知らん。

 あまりにリリースされないので、とうとうガマンしきれずに英語版を導入してしまったら、私のPower Mac G3 B/Wが何故か音量の設定を覚えてくれなくなってしまったQuickTime4.0だが、日本語版もなんとか7月中に公開できたようだ。
 移植に何をそんなに苦労していたのやら。さっそく落としてみるとしよう。

 で、無茶苦茶遅い回線を騙し騙し、1時間ほど掛かってダウンロード。インストーラにレジューム機能がなかったら、早々に諦めていただろう。
 おぉ、音量を覚えているようになった。やはりQuickTime4.0の英語版が悪かったのか。しかし、なぜに音量に影響がでるのだ?


1999/07/31

 昨日からの半徹夜(〜6:00まで作業、3時間仮眠)により、シナリオをプレイ可能な状態くらいまでにはまとめる。
 シャワーを浴びてからテストプレイの為に調布の友人宅へ向かう。調布着16:30。
 プレイヤー達がカタンに興じる中、PB1400が含まれているために糞重くなってしまっている荷物を解いて、プレイの準備。
 空腹を訴えるものが後を断たなかったために、近所のRoyal Hostへ。注文を取りに来たウエイトレスの態度があまりに悪く、気分が悪い。客に皿を運ばしたら「恐れ入ります」位のことは言えっつーの。

 そしてプレイ。
 当初、余りの内容の薄さに、1時間程度で終わってしまうのではないかと恐れていたのだが、なんだかんだで3時間程かかった。
 しかし、自分で決めたルールとはいえ、半年も使ってないと忘れますなぁ。
 プレイヤーに改良点を指摘してもらい、しばし議論してから修正点をまとめる。最終的にはあまり修正点はないので、なんとか間に合いそうだ。

 その後、持ってきた「蒼天の白き神の座」「くるみミラクル」「どこでもいっしょ」や、ここにあった「Rising Zan」をプレイする友人を眺めつついつもの宴会。
 「蒼天の白き神の座」は、根性据えてかからないととてもじゃないができそうもないくらいのシミュレーションゲームであった。予想通り。
 「くるみミラクル」予想に違わぬ出来であった。まぁ、気持ちに余裕があって、暇で暇で仕方がなければやるかも知れない。
 「Rising Zan」は巷の評判通りの莫迦ゲーだが、それに応じて作りも荒いので、自分でやる気はあまり起きない。
 私は半徹夜だったので意識して酒量を押さえることにした。


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