99年8月中旬の世迷い言


1999/08/11

 やはり眠い。こんなことで今週末を乗り切れるのだろうか。
 ようやくこれまでの仕事に一区切りがついた。とはいえ、途中の一里塚に過ぎない。これからもかなり長い道程になることは明らかである。気を引き締めてかかろう。

蓬莱学園日記
 今日は、宇津帆新町で行われた障害物借り物競争なるイベントに参加した。一等賞品が手芸部特製パワードスーツなのだ。体力に自信のない私のような人間は是非とも入手したい。
 しかし、昨日旧図書館で受けたダメージが残っているこの体で、蓬莱学園の生徒向け(つまりは「非常識な連中向け」ってことだ)に企画された運動イベントなどこなせる筈もない。しかも体力には元から自信なんてないのだ。良く考えてみたら、どうして体力に優れている人間が入手する賞品が、体力を補うパワードスーツなんだ?
 で、案の定、コースは絶望的にまで厳しいものだった。
 まず最初に、規定時間内に学園周囲を一周。高校の敷地の周囲を一周なんて楽勝だろう、と思ったあなたはまだ蓬莱学園を甘く見ている。生徒総数10万人の(ほぼ)全寮制の学校である。それなりの規模の町のようなものだ。校内の交通のために路面電車が運行されていたりもする。そんな学園の周囲を規定時間内に一周するなんて、普段から走り込みをやっている運動部部員以外にまともにこなせる人間がいるだろうか。
 というわけで、規定時間を10分オーバーしてあえなく失格。
 本当は、この後に借り物のなぞなぞを解き、制限時間内にものを借りてきて、障害物コース1000mをこなさなきゃならなかったらしい。実は最初でリタイアできて幸運だったのかも知れない。
 パワードスーツを入手できた強者は、そんなものを必要としないであろうことは明白だと思う。
 旧図書館を制覇するにせよ、謎の塔を制覇するにせよ、体力は大事だということを思い知った次第だ。もっと体を鍛えないとなぁ。
 ところで、後からMailで教えてもらって知ったのだが、どうやらこの日に手話研が販売している携帯端末「モーゼ」の調査を頼まれて、魔術を使っての調査を試みたらしい。
 なんで自分のことなのに伝聞形なのかというと、その記憶が飛んでしまっているからなのだ。
 依頼してきた先輩によると、どうやら解析は失敗に終わったらしく、先輩がちょっと外出して戻ってきた時には黒焦げの部屋と私が転がっていたらしい。
 どーりで制服が焦げてると思ったんだ。てっきり借り物競走の時に焦げたんだと思っていた。


1999/08/12

 眠い。
 昨日はさっさと寝ようと思っていたのだが、WBSを見ていたら会社で付き合いのある絵描きの人が電話を掛けてきて、ついつい話し込んでしまって就寝が遅れた。
 今日こそは早く寝よう……って、明日はもうコミケではないか。殆ど何も準備なんかしてないぞ。どーするんだ。

蓬莱学園日記
 今日は学食横丁で食事をして昨日までの疲れを癒すことにする。
 学食横丁というのは、本来の学生食堂を中心に、無数の飲食店が寄り集まってできている町だ。飲食店は、宇津帆島の有力者である豆縞一族経営のものもあれば、普通の島民の個人経営のものもあるし、お料理研などのクラブ運営のものもある。
 建前では、本来の学食だけでは十万人の胃袋を短時間で満たすことは不可能なので、こぼれた分をフォローするために学食横丁が存在していることになっているのだが、そんな建前を信用しているのは入学したての新入生くらいなものだ。
 では本当の理由はなにか。本来の学生食堂は、無茶苦茶不味いのだ。不味いからといって、別に身体にはなんの悪影響も及ぼさないらしいけど、精神に来るダメージは非常にでかい。私もここに来て最初の食事をうかつにも学食で食べて、一回で懲りた。
 学食の運営を任されている生活委員会は、過去数回に渡って味の改善努力をしてきたって言ってるけど、本当はどうなんだか。「できた時には美味しかった料理が、席まで運んでいるわずかな時間に見る見る不味くなっていった」なんていう報告が公式文書に残っていたりするんだから、とても信用できない。
 とりあえず生活委員会がやっているだけあって、栄養のバランスは取れているようだし、なにより値段だけは非常に安いので、本当に金に困った時や、不運にも学食横丁で飯にありつけなかった時なんかには、悲壮な覚悟と共に仕方なく学食を利用することになる。だから、利用者が全然いないってわけでもない。中には、食えさえすれば味なんか気にしないって剛の者もいるけど。ま、学食の話はこれくらいにしよう。
 学食と違って、学食横丁にある店はそれなりの値段で充分に美味しい。新町や布袋通りの店は、確かに美味いんだけど結構値が張ったりするから、基本的に仕送りで暮らしている、私を含めた一般的な生徒(つまり、貧乏人ってことだ)は、なにか特別なイベントでもない限りは三食全部この学食横丁で済ませることが多い。
 今日のメニューはタロイモカレー。安い、美味い、早いの三拍子揃った優れものメニューだ。
 蓬莱学園のある宇津帆島は、気候的には亜熱帯に属する南海の孤島なので、タロイモってのはとてもポピュラーな食材だ。そこかしこに自生していることもあり、それこそなんにでも入っている。タロイモせんべい、タロイモアイスなんてのもある。これらを最初見た時は驚いたけど、実は結構いける。さすがに、タロイモを摺り下ろしたのがそのまま入っている「缶入りタロイモドリンク」ってのを試す勇気はないけどね。
 どうやら今日もモーゼによって黒焦げにされたらしい。やはり記憶は飛んでいる。……実はあれってかなりの危険物なんじゃないか?


1999/08/13

 コミックマーケット56第1日目。
 昨日、サークルを手伝ってもらっている調布の友人宅に泊まって、調布から京王線、都営新宿線、有楽町線、TWRで有明入りする予定だったが、TWRの起点である新木場駅の混雑があまりに酷かった(TWRの切符の行列が、駅構内からはみ出していた)ので、新木場からタクシーで行くことにする。泡銭を持った社会人の特権。
 んで、売れ行きは……書きたくない。

蓬莱学園日記
 今日はクラス行事で南部密林へと踏み込んだ。
 南部密林は、蓬莱学園のある宇津帆島の約四割を占めている、原生林である。以前にも書いたがここは普通の原生林ではなく、その植生はむちゃくちゃ。住んでいる動物も常識外れの生態を持つここの固有種や、恐竜などが確認されているらしい。
 学園三大秘境として、旧図書館、弁天寮、南部密林の三ケ所が挙げられている。そのうちの二ケ所に私は足を踏み入れることになるのだ。
 が、踏み込んだはいいものの、クラスの仲間と合流する前に体長三メートルはあろうかという巨大なヒルに襲われた。たまたま通りがかった探検部の先輩に助けられなかったら、今頃は干涸びて転がっていたことだろう。
 現在、病院のベッドの上で輸血を受けながらこれを書いている。もうすこし身体を鍛えないと、蓬莱学園での野外活動は無理なようだ。


1999/08/14

 コミックマーケット56第2日目。
 だが、昨日呑んだやけ酒が残っていたし、激しく雨が降っていたので、一日休養を取ることにする。
 ここのところの寝不足を解消するためにほとんど眠って過ごす。

蓬莱学園日記
 錬金術研主催の夜の校舎での肝試し会の裏方をやるために、他の参加者よりも夜の新校舎群へ向かう。要するに、物陰に隠れて参加者を脅かす役だ。
 クラブ活動はちっともしていない私だが、行事だけは極力出るようにしているのだ(それは単に遊ぶために所属していると言わないか?)。
 所定の待機位置に向かった私は、暗がりで何やら作業をしている不審な人陰を見つけた。声を掛けると慌てて逃げ出す。あからさまに怪しい。
 追い掛けようと思ったのだが、ふと奴が作業をしていた場所を見ると、リレーのバトン位の円筒をいくつか束ねたものからコードが伸びていて、それが時計に繋がっているものが壁に張り付けられている。……こっ、これはひょっとすると時限爆弾というやつですか。
 夢中で壁からひっぺがし、校庭の真ん中に放り出したところで爆発した。まさか本物だったとは。
 この日はそういうことがこの校舎のそこら中であったようで、そういえば、私が爆弾を持っていく前から校庭の方で爆音と閃光が確認できたように思う(蓬莱学園では爆発は日常茶飯事なので、よほど近くで起きたものでなければ気に留めもしないのだ)。
 世間では我々錬金術研がこの時限爆弾騒ぎを起こしたと疑っている連中もいるが、見当外れも甚だしい。なんで悪魔も呼び出せる実力を持った我々が、時限爆弾などという優雅でない手段を用いねばならないのだ。莫迦にするのもいいかげんにして欲しいものだ。
 ところで、この日は学園全体で48時間分の記憶を持っている人が続出した。もちろん私もご多分に漏れない。


1999/08/15

 コミックマーケット56第3日目。
 昨日の休息が利いたのか、ちゃんと目覚ましの時間通りに起きることができた。
 TWRの混雑も一日目ほどではなかったので、TWRを利用して有明へ。会場着は9:30頃。今日はサークル参加ではないので、一般行列に並ぶ。
 夏の強い日射しを受けながら、本を読んで時間を潰す。
 会場入りは11:00を少し回ったところ。東123ホールは相変わらずの混雑。
 チェックしたところを回りつつ、知り合いのサークルに挨拶をして回る(つっても3箇所程度だが。えー、どーせ友達少ないですよ)。
 やはり午前中で完売するサークルもちらほら。サークル参加か徹夜でもしなければ買えない部数しか刷らないのは、壁サークルなら止めて欲しいところではある。
 続いて東456も回るが、壁サークルはほとんど完売で、時間も金もあまり使わずに済んだ。

 終了後、山石氏の友人関係の打ち上げに混ぜてもらうことにして、有楽町のニュートーキョーへ向かう。
 んが、有明を出るのが16:00を回っていて、TWRの切符を買うのは負け線だと判断し、タクシーを拾うことにしたのがケチの付きはじめ。
 なかなかやってこない空車をやっとのことで捕まえたと思ったら、前が詰まっていて全然動かない。運転手さんの話によれば、なんか花火大会があるらしく、それを車で見物に来る連中でこういうことになっているらしい。地方からならともかく、東京の近所から東京都内のイベントに車で来ようという神経がよく判らない。
 結局、有楽町線豊洲駅まで1時間以上も掛ってしまった。

 F1ベルギーGPは、疲れから途中で眠り込んでしまい、結果が判らない。
 誰か教えて下さい。

蓬莱学園日記
 ここのところ、イベントばかりで全然顔を出していなかった図書委員会に久々に行ってみる。
 よく考えたら、仕事内容の説明を受けていなかったので、今日は説明を聞く。
 なにか耳に新しい話でも聞けるかと思っていたけど、知っている話ばかりだったので一日損した気分だ。


1999/08/16

 コミケの疲れが残っていることを見越して、今日まで休暇を取った。
 でも目覚めたのは9:00頃。
 むちゃくちゃ暑かったコミケ会場で大量に発生した洗濯物をまずは片付ける。
 疲れのせいか、それとも昨日の一般行列焼けで真っ赤になった腕のせいか、頭がぼーっとして物事に集中できない。
 出ようかどうしようか迷っている次回のコミケの申込書を、とりあえず書いておく。これで火曜の夜までは迷っていられる。

蓬莱学園日記
 今日は、錬金術研のバーベキューパーティーの食材を採取するために、再度南部密林へと赴く。
 我ながら無謀だと思ったが、結果もその通りで、またもや入り口付近で巨大ヒルに襲われ、探検部所属のクラスメートに助けられる。
 もう一度病院送りだ。さて、バーベキューの材料はどうしたもんだろうか。


1999/08/17

 休息を取ったとはいえ、神経をすり減らす申込書書きなどやっていたものだから、相変わらず眠いことに変わりはないのである。
 単なるマイルストーンとはいえ、仕事の方も一段落ついてしまったために進み加減もぼちぼち(んなことでいーと思っているのか)。

 今回のコミケの収穫物で創作意欲を掻き立てようにも、そもそも読む気力がなかったりするので質が悪い。

蓬莱学園日記
 錬金術研のイベントでバーベキューをやるために砂之場浜に赴く。
 昨日の日記に書いたように食材を全く確保できなかったので、せめて設営の準備でも手伝おうと思って早めに会場に行ってみると、お料理研かけもちの連中が既に設営に入っていて、邪魔だからあっちに行けと追い出されてしまった。
 仕方ないので、砂浜で砂に埋まって昼寝でもするかと浜を掘ってみたら、いかれたコスチュームを纏った人の腕が出てきた(もっと掘れば本体も出てきたのだろう。バラバラの腕だけが出てきたわけじゃない。念の為)。
 こいつは、七月最後の台風カタストロフィが上陸している時に現れた、自称「宇宙に破壊をもたらすもの」アルバ皇帝じゃないか。あれから音沙汰がないと思ったら、こんなところに埋まっていたとは。
 掘り出してしまっても、別段、害にはならないとは思ったが、関わり合いになると色々ややこしいことが起きそう(なにより、こんなのの同類だと思われるのはすごく嫌だ)なので、もう一度埋め直しておくことにする。Rest in peace.
 本人の言を信用するなら、私は宇宙を破滅から救ったことになるのだろうか。
 あ、そうそう。肝心のバーベキューの方は、お料理研の手が入っていることもあり、材料(えー、主に使われたのは巨大ヒルにペンギンという話だった)を気にしなければ美味だった。たいしたもんだ。もっとも、材料を気にするような奴には先輩方がよってたかって醗酵発泡麦茶や醗酵ぶどうジュースを飲ませて、気にならなくしていたようだけど。


1999/08/18

 昨日から、どうも調子が今一つ。
 鼻水も出るし、腹の具合も悪い。有明で風邪でももらってきたのか。
 今日は日付が変わる前に寝なきゃな。

 そういうことにはあまり影響されないで、仕事はボチボチ進む(普段から如何に集中してやってないということが良く判る)。

 時効になったから書くが、日経Mac編集部から、原稿料という名目で図書券が送られてきた。どうやら、以前送ったアンケートに書いた文章が、読者投稿欄に載ったらしい。原稿料という名目で何かを貰うのは、中学生の時にI/O誌に投稿して以来だ。
 内容は単なる愚痴なので、よもやあんなものが誌面を汚すとは思ってもみなかった。だから、わざわざ前の号を探して買ってくるというような悪趣味な真似は止めることをお勧めする。

 業務連絡。
 夏コミで惨敗してぐだぐだ言っていた同人活動ですが、結局、次回の冬コミには参加することにしたので協力願います。>関係各位
 冬コミ直前はマジで暇がなさそうなので、今から原稿の執筆に掛かります。とりあえずは本家をプレイすることからなんだけど。
 詳細は後でMailします(蓬莱E-Mailゲームの影響で、その辺の事務処理能力が確実に落ちているので、遅れる可能性大)。

蓬莱学園日記
 今週末にまた旧図書館特攻があるので、図書委員としての経験を積むべく、弁天図書館に行く。
 が、今日は図書館付属の食堂の手伝いに回されてしまった。どうもタイミングが悪いのかね。
 弁天図書館には、本土でいうところの普通の規模の食堂が付属している。これは、蓬莱学園においてはとても小さいという意味になるのはご承知の通り。
 ここのお勧めはバナナジュース。材料のバナナには宇津帆島で採れた新鮮なものを使ってるから、本土で飲めるものとは一味違う。こいつと、タロイモサラダ付きカレーセットが一番人気メニューだ。これらを食べようと思ったら、サービス開始になってすぐに来たほうが良い。なぜなら、昼時を過ぎる頃にはとっくの昔になくなってしまっているからだ(ここの大半のメニューがそうなんだけど)。
 閑話休題。学園内では比較的新しい方に属する施設だけあって、弁天図書館は全館冷房完備だ。つまり、涼みたいけど本は読みたくない、という大半の男子生徒は、この付属食堂にたむろすることになる(弁天寮は冷暖房完備なので、女子生徒は涼みに来る必要がない)。女子生徒の人口密度が割合に高いここ弁天図書館において、唯一の例外がこの食堂ということになる。
 涼みに来ているわけだから、冷房が効いている間はくそ暑い自分の部屋には帰りたくない、という気持ちも分からないでもない。ついでに言うと、弁天図書館は24時間開いているので、冷房もずっと効いている。でも72時間も連続して居座るってのはちょっとばかり図々しすぎるだろう。
 さりげなく文句を言いに行ったら、自分の部屋をなくしたルームレス生徒だった。どういう理由でかまでは聞かなかったけど、大方、どこかの悪徳団体に騙されるか何かしたんだろう。同情はするけど、やっぱここに居座られるのは迷惑だよな。


1999/08/19

 有明名物一般行列焼けの腕の皮がむけ始めた。
 ここ最近、日焼けなどとんとしていなかったので、早いんだか遅いんだか良く判らない。

 Sofmapにふらりと行ったら、USB版Intuos i600が入荷していたので、ついふらふらと買ってしまう。税込みで31000円ちょい。
 さっそく繋いで使ってみるが、至極快適。Painterで紙に鉛筆で描いているのと同じ筆圧で絵が描ける。
 しかし、ドライバのおかげでSystemが不安定になってしまった。要調整。

 ヲタクが犯罪を犯したりすると、したり顔の評論家などがでてきて「RealとVirtualの区別がつかなくなって云々」などと言い出すわけだが、良く考えてみよう。RealとVirtualの区別が本当につかないのなら、どうして実際にやってみたくなるのだ? その時点で、RealとVirtualの間には厳然とした区別が存在しているではないか。
 単にVirtualでは物足りなくなった自制心の乏しい人間が、事件を起こすだけのことである。Virtualが本当にRealと区別がつかないなら、物足りなくなることもないはずだ。
 よって、Virtualが半端な発展状況にあることが問題なので、もっと発展するように金とマンパワーをつぎ込めばよろしい。ここで規制を行うなどもってのほかである。

蓬莱学園日記
 今日は、砂之場浜で開催されたスイカ割り大会に出場してみた。
 ルールは、四人対戦(東西南北から同時にスタートして、最初に割った人が勝ち)で、時間内に誰も割ることができないとスイカに仕掛けられた爆弾が爆発する、っていう、まるで本土のバラエティ番組の企画みたいなごく普通のもの。私はまた「自由に動かせる蔓から吸血して自分の赤さを保つスイカ」みたいな化け物と戦わされるのかと思っていたので、ちょっと拍子抜けした。スイカの直径は50cm位あったので、巨大といえば巨大だけど、常識外れの大きさとはとても言えないし。
 とはいえ、ルールが普通でも、それをこなせるかどうかはまた別問題だ。なにせ、目隠しされて最初に回される時に、ろくろ(陶芸に使うアレだ)に乗せられ力任せにぶん回されて、その状態で三十秒間もぐるぐる回ってなきゃいけないんだから。
 案の定、スタート直後に目が回ってバタンキュー。スイカに近づくことさえできなかった。まだ足元がふらつく気がする。参加者の半分以上は同じ目に会っていたらしい。
 それをものともせずにスイカに向かっていった猛者もいるわけだから、まだまだ鍛え方が足りないようだ。この前の借り物競争の時から比べれば、だいぶ体も鍛えられたと思っていたのだが(もっとも、ここの運動部の連中と同じレベルまで鍛えるのなんか到底無理だ)。
 ところで、また参加賞としてポケットティッシュを貰った。これってなにかの役に立つことがあるのか?

 最近、錬金術研の方に、黄昏のペンギンから怪文書が送られてくるようになった。と言っても、掛け持ち部員が出してくるわけじゃなくて、錬金術研所属で、たそペンに明確に敵対行動を取った生徒宛てに送り付けてきているメールが転載されているのだ(そういえば、図書委員会の方には錬金術研を誹謗中傷する文書が直接投稿されていたな。つーことは送り主は図書委員ではあるのか)。
 その文面はなかなか本格的で、とても「セコイことばかりする悪の秘密結社」らしいものになっている。文脈を考慮に入れれば、なかなかの名文と言っても構わないかもしれない(単独で考えたら単なる小学生の作文だ)。
 面白いので、もっとやってくれるよう、思い切り馬鹿にした文章でも送り付けてやろうかと少し思う。それとも、真面目を装って反論したほうが乗ってくるかな?


1999/08/20

 Intuosその後。
 システムが不安定どころの騒ぎじゃなくて、Driverが内部エラー(ってなんだよ、おい)によって読み込まれず、どういう訳だかFinderまでが一旦終了してしまい、原因不明の理由で終了したアプリケーションがあるから再起動せよ、というダイアログが出るようになってしまった。当然Tabletは使えない。
 System8.5.1からUpdaterを使って8.6にしてあるし、いろいろ余計な機能拡張も入っているので、一度Cleanなシステムを作って試したいのだが、いかんせん内蔵HDDはパーティションが切ってないし(他に起動デバイスがないのにどーやって切れというのだ)、外付けで起動可能なデバイスもない。
 こりゃ内蔵用ATA HDDを1台買ってこいってことか。さらに私に金を使わせようというSofmapの陰謀なのか〜。
 しかし、昨日動いていたのはもしかすると幻?

蓬莱学園日記
 今日は錬金術研の親睦会があるので、布袋通りの中華料理屋に行く。
 以前、都合で参加できなかった図書委員会の新歓パーティーでは、ぼられたという話を聞いていたので、下手をするとしばらく昼飯は抜きになるかも知れない、という覚悟を決めていった。
 ところが、料理は本場中国から取り寄せた食材をふんだんに使った本格派で無茶苦茶美味かったのはともかくとしても、値段も思っていたよりずっと安かった。布袋通りに対する認識を改めなければいけないようだ。
 後半は、いつものようにさまざまな別称を与えられた酒精入り飲料(般若湯、発泡麦茶、醗酵葡萄ジュース、etc.)が大量供給されたので、どろどろの宴会に突入してしまった。
 そういえば、その宴会の最中に手話研の連中を見かけたような気がする。手話研部員といえば、二級生徒もかくや、ってほどの貧乏ぶりだったから、こんな場所で見かけるなんて珍しいことだ。
 モーゼの売り上げで連中も少しは羽振りが良くなったってことか。


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