蓬莱学園日記
塔に行く。後日更新。
Sotecは性懲りもなしに色だけ変えてe-oneの販売を続けるらしい。一応iMacには使われていない色にする、ということだが、はて? 一体どんな色にするのやら。詳しくない人が見て明らかに違うと認識するような色は、黄色くらいしか残ってないような気がするのだが。まさか灰色や茶色などのパステル調じゃない色だとか?
Sotecは「CRT一体型で丸みを帯びているだけで類似製品と見なされるのは納得行かない」などと言っているようだが、だったら半透明でツートンカラーという点も変えろよ。本体色が全てソリッドカラーの黒とか赤とかならAppleも文句は言うまい(言うかも知れんが裁判所は却下するだろう)。ツートンでも、ソリッドカラーの黒と赤のツートンなら結構格好良いじゃないか。部屋に置きたいかどうかはともかくとしても(同じようなことはG3 B/Wの登場時にも言われたのだが)。
そういえば、世に溢れる半透明色の製品のほとんどが、モノもしくはツートンカラーなような気がする。なんでだ? 製造費が安く上がるから?
蓬莱学園日記
塔の攻略法を情報屋から買っておいたおかげで、たぶん最短ルートで二階への階段のある場所にたどり着いたと思う。
そこは苛烈な戦場だった。銃声と怒号と絶叫が渦巻く中、血の混じった泥濘の中に次々と兵士が倒れていく。
しかし、二階への階段に向かう私に銃口を向けるものはいない。腕に装着された赤十字腕章の威力だ。なるほど、二階に到達するにはこの腕章が必要な理由が良く分かった。
階段を登りきると、塔に初めて入った時にも経験した空間の異常が私を襲った。
周囲の風景がどろどろに融けて混ぜられていく。赤十字の腕章が、モーゼに吸い込まれていく。
目を開けていると吐きそうだったので、目を閉じた私の耳に、何かの問題に慌てて対応しようとしているらしい複数の人間の会話が流れ込んでくる。……カウントが止まらない? それはこの塔の入り口にあるカウントのことか?
気付くとそこはやけに大きな木製の橋の上だった。私の横を着流しを着て髷を結った男が通りすぎていく。
橋を渡って、欄干に刻まれた橋の名前を見ると「にほんばし」とある。周囲は時代劇で見る江戸の町並みだ。
映画のセットだろうと思い、そこかしこの建物の裏に回ってみるが、セットであるという証拠は見つけることができなかった。
これが噂に聞く塔の二階か。さっさと印篭を探すとしよう。
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引き続き塔の二階である。
目の前では今まさに、三味線の糸を得物に使う殺し屋が奉行と思しき人物を仕留めた瞬間だ。
ここは映画のセットなどではないのだが、行われていることはフィクション世界の時代劇の内容そのものだ。非常に胡散臭い。
それはともかくとして、もし、あの殺し屋に見つかってしまうと非常に面倒なことになるのは間違いないので、早々にここを立ち去ることにする。
……しかし、確かここには諸国漫遊の旅を行っている引退した副将軍が居るはずなのだが……。……あっ、道を間違えた。一日損をしてしまった。なんてこった。
会社が終わってから、明日、府中で行われるMagicの大会に参加するために、調布の友人宅に向かう。
大宮からなら直接行っても良いのだが、事前に調整を行うために行くのだ。
2:00くらいまで調整のための対戦を行い、その後、酒を飲んで寝る(寝不足じゃなかったのか)。
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引き続き塔の二階である。
昨日、道を間違えたため、間違えた場所からやりなおしである。
今度は、しっかり印篭をなくしたために悪代官を前にして困っている(間抜けも良いところだ)、隠居した旅の副将軍一行に行き当たった。
しかし、最近は、印篭を出しても怯まずに襲い掛かってくるというパターンもあるというのに、こんな事でこいつらは大丈夫なのだろうか。他人事ながら心配になる。
終わったら気が抜けたのか、無茶苦茶眠くなってしまった。
それでも、"The Mistery of Nile"というパーティーゲームっぽいボードゲームのマニュアルを苦労して解読して(英語なのだが、辞書がなかったので)一回やってみる。
マニュアルを読む限り、厳密に勝者が決まりにくいシステムに見えたのだが、なかなかどうして、駆け引きと読みが重要な面白いゲームであった。
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引き続き塔。
今日はこの階層のキーアイテムである印篭が落ちているという茶屋へとやってきた。
これを拾って、昨日立ち寄った「諸国を漫遊中の隠居した副将軍」が居るところに行けば三階に行ける。
私は、塔の攻略が目的ではなく、旧図書館に潜るために自分の弱点を補助するアイテムが欲しいだけで、三階まで上がればその目的のアイテムは貰えそうなので、これで塔にはもう来ないだろう。
そう考えると、この無茶苦茶な空間も名残惜しい気が……しないしない。
え? 肝心の内容はどうだったのかって? ……うーん、特撮は凄かったかな。話は要するにEpisode4 + Episode6なのかね。
先の話を詳しく知らないと、途中の議会のシーンとかは面白くないかもしれない。
おぉ、それと、ライトセイバーによる戦闘シーンはすげーかっちょ良かったな。ダースモールはかなり間抜けに見えたが。
さて、次はMatrixか。オースチンパワーズデラックスはいいや。
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昨日の茶屋で拾った印篭を手に、悪代官と戦う諸国漫遊のご隠居のところに戻る。
本当は私はこんな事はしたくないのだが、これまでの人生で染み付いてしまったお約束が私を次のような行動に駆り立てる。
(印篭を持った手を前に伸ばして)「えーい、控えおろう。この紋所が目に入らぬか。ここにおわす方を……(以下略)」
騒動は速やかに終了し、事態収拾に向かう。印篭はさっさと返す。あんな事は二度としたくない。
と、悪代官の屋敷を調べていた中年から老人へと向かいつつある忍者のおっさんが、奇妙な登り階段を見つけたと言ってきた。
やった。これで私の趣味に合わないこの階層から抜け出せる。
一階から登ってきた時と同様に、風景が歪み、溶け、混ぜ合わされていく。
その中で「彼女たちを……云々」なんていう会話を聞いたような気がするが、元々アイテム目当ての私には関係のない話だ。
さて、手話研のアイテム交換所に行って旧図書館攻略に必要なアイテムを揃えるとしよう。
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と、いうわけで、今日は手話研に行ってアイテムを貰ってくることにする。
貰うアイテムは現在一番低い"人気"を上げるアイテムである(わー、なんかゲームみたい)。
何種類かあるが、あまりちゃらちゃらしたいとは思わないので、無難に「ボランティア手帳」にすることにした。
どうも、これは困っている人に対するちょっとした気配りとか、手話の簡単な日常会話が書かれているらしい。こいつをマスターしておけば、気配りばっちりで人気も上昇、ってことか。
会社の金で買ってきたDCの「ぐるぐる温泉」をやってみる。
ネットワークゲームの研究資料のはずなのだが、どういうわけか大宮のアクセスポイントに接続できない。モデムは電話を取るのだが、その先の認証で失敗する。つまりNTTに金を取られているので、余計に腹が立つ。
しかし、ネットに繋げずに一人でやっていても結構熱中してやってしまうのが恐ろしい。
e-oneの外観を変更したモデルが発表された。どうもツートンも半透明もやめたようだ。
……しかし、これってG4と同じような色じゃんか。そういうことで良いのか? > Sotec
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今日も手話研に行ってアイテムを貰ってくる。
なにやら学食にテロリストが立て篭もったという話だが、荒事は私には関係ない。
今日貰ってくるのは、旧図書館での怪異に対する耐性が得られるという「お守り」である。ストレートすぎて面白くも何ともない。
さて、これだけの装備が揃ったところでまた旧図書館へのチャレンジ再開だ。
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アイテム入手後、初めての旧図書館行。
む。しばらく来ないうちに、最深部到達記録が地下三階の百八メートルまで延びている。
まずはいつものスフィンクスを軽くいなす。
続いて、いつも私の寿命を吸い取る悪魔。ふふふ、私にはこの「お守り」があるのだ……。何故だ、どうして寿命を吸い取らねばならないのだ。不良品か?
そして底なし沼。……何故だ。どうして誰も助けてくれないんだ。このボランティア手帳も不良品か? とにかく自力で脱出。
餓鬼達にまたまずいお茶を勧められたが、こいつらは実はてんで押しが弱いことは判っている。「いらん」の一点張りで行けば、根負けするのだ。
またもやいやな思い出による精神攻撃を受けたが、軽くいなす。
やがて、地下に降りる階段が見つかる。順調、順調。
本を整理している幽霊を少し手伝い、温泉を抜け、崩れてきた天井を危うく避け、真っ赤なモアイ像の横を通りすぎ、本棚の迷路を抜け、学園の制服を着た猿達が周囲で踊り狂う石版の横を通りすぎた。そして、謎掛けのかいてある扉を何とか開かせたら、その先に地下二階への階段があった。
相変わらず、私が首を吊って死んでいる。ふっ、ちゃちな精神攻撃だな。こんなもの、錬金術研の宴会に比べればものの数ではない。
気色悪い生物が私に絡みついてきたとき、お守りから暖かな光が漏れ出してきた。気色悪い生物は、その光に当たると、ぼろぼろと崩れ去ってしまった。……不良品じゃなかったのか。
真っ赤な血の川の横を通り過ぎたとき、向こうから私の両親が鬼の形相をして駈けてきた。その時だ。またもお守りから暖かな光が漏れ出し、私の両親に当たる。私の両親に化けていた悪魔は正体を現し、慌てて逃げ去った。おぉ、役に立っているではないか。
真っ白い壁の真ん中に胎児が浮かんでいる奇妙な部屋を抜けると、私を暗闇が包み込んだ。こういうときは慌てず騒がず、心を落ち着ければよい。やがて、私は先へと導く光を発見した。
そろそろ疲れた、と思って壁に寄り掛かったのがいけなかった。あっ、と思う間もなく、どんでん返しで旧図書館の外に放り出されてしまった。
なんで地下二階の壁が外につながってるんだ? やはり空間がむちゃくちゃになっているのだろう。私が下りていった階段だって、どこにつながっているのかをはっきりと断言できる人間は一人もいないのだ。
あ、そういえば、久々に原子力関係で重症になるまで被爆した人が出ましたな。
そろそろ人手を介した作業は全廃されてもいいのではないかと思うが、経済的な理由でそうも行かんのだろうね。
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学食内に立て篭もったテロリストが、以前噂に聞いた「賢者の鉄塊」を狙っていると聞いたので、学食に行ってみることにする。
相手は銃火器で武装しているため、潜入ルートは地下を通っている下水道にする。セオリー通りだ。
が、私は蓬莱学園の下水を少々見くびっていた。拡張工事に次ぐ拡張工事のために、完全に迷宮化している下水路で、完全に道に迷う。自分の現在位置をすっかり見失ってしまった。マンホールがあるたびに外を覗くのだが、いつも思いも寄らない位置に出るのdで手におえない。
そうこうしているうちに、銃士隊と巡回班が突入を計画していた時刻を過ぎてしまった。
がっかりして地上に上がろうと思ったら、上から縄ばしごが降ろされて、テロリスト達が次々と降りてきた。慌てて物陰に隠れて様子をうかがう。
連中は「賢者の鉄塊」を本当に狙っていたらしい。他にも「鉄仮面マスクZ」などという妙ちきりんな名前で呼ばれている奴がブレインらしいことも分かった。
連中は、下水道に待機していた潜水艦に乗り込んでいずこへともなく去った。……へぼい連中だと馬鹿にしていたが、意外とバックは大きいようだ。
謎の塔ともなにか関係があるのだろうか。