引き続きBug取り作業。
だが、なんか知らんが全然頭が回らず、ちっとも進まない。
0:00まで粘ったが作業は一向に進まず、諦めて帰って熱を測ったら37.1度だった。……うーむ。頭が回らなかったのは熱のせいなのだろうか。
蓬莱学園日記
いよいよ、夏休みの開始と時を同じくして現れた"塔"が消える日がやってきた。
こうして日々の日記を書き、Web Pageに載せることができたのも、実を言えば"塔"のテクノロジーと通信網を利用した携帯通信端末"モーゼ"あってのことだ。つまり、この日記もこれでおしまいである。
異世界からやってきたはずなのに、なぜかアラビア数字で行われていたカウントが0になった瞬間、"塔"は、唐突に消えた。
拍子抜けするかと思いきや、さにあらず。"塔"が現れた時にやってきた大型台風「カタストロフィ」を更にひどくした暴風雨と時空の混乱と思われる怪現象が、宇津帆島を襲ったのだ。
日和った生徒会は、すぐさま学園祭を中止してしまった。こんな暴風雨くらいで、屋外行事はともかくとしても屋内行事に影響が出るなんて思えないのに。まぁ、私のクラスの出し物は半分が屋外だから、影響は少なからず受けただろうけど。
嵐は、"塔"が現れた時の一週間よりも長く、十日間も続いた。終わってみると、委員会センターがひっくり返ってしまっていた(建物が文字どおり)こと以外では、いつもの台風一過とさほど変わらない影響しか出ていなかった。ほらみろ。文化祭を中止することなんかなかったんだ。委員会センターを使った行事は行われてなかったんだから("塔"が半分占拠していた形だったので、委員会センター自身がほとんど使われていなかった)。現生徒会の再選はありえないな。
前回同様、宇津帆島では十日間の時間が確かに経過していたけど、本土の時間は一日しか経っていなかった。"塔"は実は異世界の時空を渡る船で、しかも試作品なものだから、航行時に周囲の時空に多大な影響を及ぼすんだそうだ。まったく、迷惑な話だ。
さて、ここまで読んだ人の中で、注意深い人は大きな矛盾点に気付いたことだと思う。
"塔"が消えた後の事後報告を、どうしてこの日記に記すことができるのか。
答は簡単。新しい通信環境を手に入れたからだ。つまり、PCを買ったのだ。学園製の製品を本土の相場よりかなり安く入手できるとはいえ、なかなか痛い出費ではあった。ネットワークも、HOLONという学園内ネットを通じて、今までと同様に使うことができる。
つまり、別にこの日記を終わらせる必要はないわけなんだけど、まあ区切りというか潮時というか、ちょうど良い機会だから、一度中断してみようと思う。
どうしても言いたいことができたら、同じ形か、もしくは全く違う形でまた日記を発表するかもしれない。その時はどうかよろしく。長々と付き合ってくれた人(いるのかな?)、本当にありがとう。それじゃ。
明日が休みだということもあるし、昨日のうちに取れなかったBugもあるので、会社には来る。
なんとかBugは取れたが、やっぱ大幅な仕様変更を余儀なくされた時は、根本から変えてしまうほうが、結果としてスムースに事が進む、ということを実感してしまった。
咳が止まらない。
だったらさっさと寝ろ、という話もある。