◇意味のある単語からの命名例◇ 【蒼鷹】 (そうよう、ツァンイン) 年老いた鷹。年を経て風格のあるものの喩え。または厳格できびしい人の意。 【慶雲】 (けいうん、ツィンユン) 瑞祥の一つで七色の雲。(実際にある気象現象です) 【銀鈴】 (ぎんれい、ぎんりん、インリン) 銀の鈴。澄んだ音の喩え。 【碧羅】 (へきら、ヒールォ) あおみどりの薄絹。 【露花】 (ろか、ルーファまたはリューファ) 朝露などの美称。 【六花】 (りっか、ろっか、リォゥファまたはリョウファ) 雪の異称。雪の結晶から。 ◇姓に多用する漢字◇ 李(り、リー)、王(おう、ワン)、殷(いん、イン)、張(ちょう、チャン)、楊(よう、ヤン)、申(しん、シェン)、林(りん、リン)、趙(ちょう、ツァオ)、葛(かつ、クー)、方(ほう、ファン)、陳(ちん、チェン)、武(ぶ、ウー)、侯(こう、ホウ)、高(こう、カォ)、陸(りく、ルー)、黄(こう、ホァン)、蘇(そ、スー)・・・ この他にも色々あります。 ◇男性名に多用する漢字◇ 勇壮なイメージの漢字が先ず連想されますが、知的なもの、倫理や道徳を意味する漢字も多く使われます。 例:建民(けんみん、チェンミン)、書海(しょかい、シュハイ)、鳳信(ほうしん、フォンシン)など。 また、(女性名にも言える事ですが)漢字の持つ意味を重視する傾向があり、否定名詞と一緒にマイナスのイメージの漢字を使う事も有ります。 例: 禦冦 (ぎょこう、ユーコウ) 冦(外国からの侵略)を禦する(防ぐ)。つまり国を守護するもの、の意。 去病 (きょへい、) 病より去る。つまり壮健である、の意。 ◇女性名に多用する漢字◇ 草かんむり、玉へんの漢字が多用される他、美しいもの、小さいもの、柔らかいものを連想させる漢字が多いようです。 また、儒教的観点から「淑」「貞」等おとなしいイメージの字も使われます。 例:淑琴(しゅくきん、スゥチン)、蓮花(れんか、リェンファ)、燕燕(えんえん、イェンイェン)など。 因みに、「小」(しょう、シャオ)の字は、名前よりも愛称や幼名に使われる事の方が多いようです。 例:蓮花→小蓮、慶雲→小慶 |
◇本文に戻る◇ |