ジョゼフ・フレンチ警部 
クロフツ作品の多くで名探偵役を勤めるスコットランド・ヤードの警察官。頑丈そうだが小柄で目立たない外見そのままの温厚な性格の持ち主。同僚から「猫なでジョー」と渾名されるその人当たりの良さで、人から話を聞きだす達人である。その探偵法は足を使って証拠を集め、仮説&検証を何十回と繰り返しながら粘り強く真相に肉薄していくというものだが、ここ一番という時は常人にない「ひらめき」を発揮する。ちなみに処女作である「樽」にはフレンチ警部は登場しないが、たとえ探偵役の名前は違っていても探偵法その他ほとんど同一のキャラクターといってよい。
 
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