[ちゃきファン] テレビドラマ

波の塔


金曜ドラマシアター
松本清張 作家活動40年記念
波の塔
[放映] フジテレビ 1991.05.24(金) 21:00〜23:00

スタッフ

配役

結城(ゆうき)頼子池上季実子
小野木喬夫神田正輝 東京地方検察庁 特捜班 検事
結城庸雄西岡徳馬 朝陽商事 社長
田沢輪香子松本友里
田沢隆義内藤武敏 局長
吉岡森本レオ 吉岡産業 社長
田沢加茂さくら
佐々木和子水沢蛍
石井芳夫福田豊士? 東京地方検察庁 特捜班 主任検事
木本うえだ峻 東京地方検察庁 検察事務官
勝部演之 弁護士
土井有川博
河原さぶ
市川勇

解説/感想

松本清張さんの作家活動40年を記念して、日本テレビ, TBS, フジテレビ, テレビ朝日がそれぞれ3作品ずつ持ち回りで放映したシリーズのうちの、1つです。

「波の塔」は、これまでに何度もドラマや映画になっている名作ですね。 推理やサスペンスの部分はあまりない、ラブストーリーです。

ストーリー
小野木は、恋人の頼子が、自分の素性も連絡先も明かさないことを悩んでいます。 2人は1泊旅行に出掛け、そこでついに、頼子は自分に夫がいることを打ち明けます。 台風により交通機関がマヒしたものの、頼子が夫に怪しまれないようにするため、2人は大変な苦労をして帰ります。
特捜班に入った小野木は、大汚職事件の家宅捜索のため結城家を訪れます。 そして、対応に出た妻の頼子を見て、初めて頼子の素性を知り、呆然とします。 一方、拘束された結城は、こっそり調べていた妻の相手が検事だと知り、それをマスコミに流します。
小野木は休職となります。 そして、結城も結局逮捕されます。

原作通りの時代設定で、アンティークな服装やお店がとてもおしゃれに感じました。 各俳優さんの台詞も、今では使わないような上品な言葉使いでした。

神田正輝さんの、全体を通しての切なく苦しげな表情がとても良かったです。 そして、スキャンダルとしてマスコミに暴かれ、すべてを失った時には、かすかに表情が緩んでいたのが印象的です。

1997.11.23


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