[ちゃきファン] テレビドラマ

センチメンタル野宿


東芝日曜劇場 第1841回
In A Sentimental Mood
センチメンタル野宿
[放映] TBS 1992.06.21(日) 21:00〜22:00

スタッフ

主題歌

配役

笠井悟神田正輝
村上緑中江有里
笠井和子范文雀
笠井由紀鈴木美恵

解説/感想

ストーリー
笠井は、人生のやる気を失ってしまい、毎日、古い思い出の品を眺めたりして過ごしていました。 そんな笠井を、妻は心配しながらも、そのままにさせています。 娘は母の態度に反発し、父の身勝手な行動を怒ったり、心配したりしています。
ある日、笠井は、中学時代を過ごした岐阜へ家出します。 そこで、初恋の相手である緑にそっくりな女子高生と出会います。 二人で初恋の思い出の場所をめぐるうちに、彼女は、笠井と緑しか知らないような思い出話を口にし出します。
彼女は、笠井が呼び寄せた幻想だったのです。 そうと分かっても、笠井は、ずっと一緒にいたいと訴えます。 緑は、笠井を振り切って、消えてしまいます。
父親を心配して、由紀が岐阜まで探しにきました。 笠井は気をとり直し、必ず帰ると約束して、娘を先に帰らせます。

SF仕立ての幻想的なストーリーです。 不精ヒゲを生やして、やる気のない中年男性が、次第に幻想の世界に引き込まれて行く姿が、ちょっと怖かったです。

ラストシーンは、電話に出た妻の(カラ)元気がイヤになり、再び幻想の世界に逃げようとする所で終わっています。 その後、ちゃんと家に帰れたのでしょうか。 再び見つけた緑をそのまま見送ったのは、どういう意味があるのか、いろいろ想像することが出来ますね。

1999. 3. 7


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