禁断の果実
[放映] 日本テレビ 1994.07.06(水) 22:00〜23:00 全13話
伊武月子 | 田中美佐子 | 看護婦 |
桑原陽子 | 田中美佐子 | 女優 |
伊武守 | 岡本健一 | 弟 |
桑原豊和 | 神田正輝 | 夫 |
桑原豊 | 森田洸輔 | 息子 |
桂木静香 | かとうれいこ | |
内海麻子 | 市毛良枝 | 内海麻子事務所 社長 |
山ぎし | 近藤正臣 | プロデューサー |
ふじた | 松田圭司 | マネージャ |
大島智子 | 新聞記者 | |
きたがわ | 北村総一朗 | 緑ヶ丘総合病院 医師 |
まい | 西尾まり | 付き人 |
塩見三省 | 監督 | |
天田俊明 | ||
千野弘美 | ||
生(しょう) | 月子の実子 |
ストーリー
人気女優の陽子が意識不明の重体となりました。
所属事務所社長の麻子は、偶然見つけた瓜二つの月子を替え玉にすることにします。
月子は実の弟を愛してしまったため、その守の前から消えるために、替え玉を引き受けます。
しかし、守はすぐに陽子が姉だと気付き、付きまといます。
陽子と仲の冷えていた夫の豊和もやがて、妻がニセモノであることに気付きますが、資金繰りのため、麻子のいいなりになります。
奇跡的に回復した陽子は、自分に取って代わった月子を憎悪し、殺そうとします。
守は、姉を守るため、陽子を殺してしまいます。
月子は、陽子のままでいる他なく、自分の居場所がなくなります。
月子と守は深く愛し合っていました。
麻子は、「桑原陽子」を手放すことが出来ず、二人を追いつめていきます。
田中美佐子さんが、一人二役どころか、それ以上の演じ分けをされていました。 なにしろ、陽子は裏表のある女優さんですし、その上、お互いに相手のフリをして暮らしているのですから。
けれども、早々に陽子が死んでしまい、麻子が精神的にアブなくなってからは、なんだかよく分からないストーリーになってしまいました。 電気イス(?)で守を痛めつけるシーンが登場した時には、仮面ライダーやキカイダーじゃあるまいし、と完全にひいてしまいました(^^;
桑原豊和
世間に対しては、陽子と仲のいい夫婦を演じていますが、実際には、息子の絵の先生である静香を愛しています。
本来は優しい心の持ち主ですが、陽子がニセモノだと気付いてからは、お金のために利用しようとします。
そのため、静香とはうまくいかなくなってしまいます。
最後には、本来の自分を取り戻し、すべてを正直に公表することで、息子の信頼を取り戻します。
神田正輝さんの役柄は、誰が見ても、当時、ワイドショーなどで盛んに取り沙汰されていた「私生活」(もちろん、本当のことは誰にも分かりませんが)を彷彿とさせるものです。 どうして、そんなキャスティングを引き受けるのだろう、と気が気ではありませんでした。 実際とは違いますよ、という神田正輝さんの意地なのかな、と想像しながら観ていました。
1998. 7. 5