
ネクトカリスが本当にイカだったとすると、後になって(プレクトロノセラスのような)気室つきの殻を獲得したのに「やっぱやめ!」たことになり、何とも不合理に感じます。実は別物なのでは?一度も殻を背負わずに進化したのでは?と妄想して、
オドントグリフス的な生き物がネクトカリス化する過程を描いてみました。体の両サイドに「鰭」を得て水中に泳ぎ出すようになれば、足は(這うより)餌をホールドする役目にシフトして、どんどん前寄りに縮んでいく筈。これにともない両脇の外套溝が後ろで繋がって(鰓を収容する)外套腔となり、その直前にある足(の後端)をクルリと丸めれば「漏斗」もできて、ホラあっという間にネクトカリスですよ!?
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さてそこで気になるのは
肛門の位置。もしも←図のような位置に開いていたのであれば、(殻を背負ったが為に)消化管がUターンして外套腔内に肛門を開く頭足類との
決定的な違いであり、上の図のように全く別系統の進化であった証拠になるのでは?と。