そんな事で、CCCDのリッピングに関する話をいろいろ拾ってみたので書いてみる。
…まず、そもそも何でCCCDは一般のプレーヤーでは大抵再生できるのにCD-ROMドライブでは読めないのかという話から。
CDにはTOC(Table Of Contents)という、CD情報が書かれた領域が存在しており、通常の音楽CDにはTOCは1個しかありません。
しかし追記したCD-Rなどは、追記の度にTOCが作られ、結果、複数のTOCが出来る事になります。
一般の音楽CDにはTOCは1つしかないので、大抵のCDプレーヤーは最初からTOCを1個しか読まないようになっています。
しかし、CD-ROMドライブは追記したCD-R等も読めなければならないので、ある限り全てのTOCを読みにいきます。
これを悪用して、偽のTOCを作成しておいてCD-ROMドライブで正常に読めないようにする…というのがCCCDによるプロテクトの手法です。
CD-ROMドライブでもCCCDを読めるものは存在するが、それは、この偽TOCの取得に失敗している事が原因です。
そこで、巷にはこの偽TOCを読まないようにする様々な方法が広まっているようです。
AMNESIAの2002.10/16記事では、セロテープを使ったCCCDのリッピング方法が図解されていたりしますし、他のサイトでも、ホワイトボードマーカーで同様の箇所を塗りつぶすという方法でCCCDのリッピングに成功したという報告が載っていたりします。
…ただ、この方法も、塗り方貼り方に相当なコツがいるようで、万能という訳でもないようです。
……まあ、巷のアングラ気取り本のような『CCCDコピーしたきゃ自分で対応ドライブ探しな』なんて説明よりもよっぽどマシではある気がしますが。