『21世紀のコミック作家の著作権を考える会』が、またまた雑誌に意見広告を載せてきました。
…この団体が別に漫画家の集団でもなんでもないという事は、21世紀のコミック作家の著作権を考える会のサイトが置かれている場所を見ればあからさまなんですが…
それなのに『"私たち"漫画家の権利を守る為』などという虚偽の主張を相変わらず続けているこのヒトらの意見に賛同しろと?
実際のところ、自分の収入を確保したい漫画家のほとんどは、「新古書や漫画喫茶の分もおカネをくれ」と言う以前に、出版社に向かって「自分に連載をさせてくれ」とか「自分の作品を単行本にしてくれ」とか言うほうが相当先だと思うが。
ところで今回、いつもの『新古書店&マンガ喫茶撲滅!』からちょろっと主張が変わって、『コミックをレンタルしてる業者はレンタル料の一部を支払え』という事になったようです。
で、そんな主張をしてる根拠というのが、『CDはレンタル料の一部をもらえるのに、コミックがレンタルされてもおカネがもらえないのはおかしい』という事ですか。
…つまり、横暴な音楽業界による、非道の限りを尽くして作られた制度に自分らもあやかりたい、と、そういう事ですか?
………この話題の度に毎度毎度言うが、
こんな『古書を勝手に流通させるな』なんて寝言ほざいてる暇があるんだったら、出版社はとっとと俺が読みたいと思ってる絶版本を刷って持って来い!即買ってやるからよ!
それと、そんなに作家の収入を保証したいんなら、俺が好きな作家の単行本未収録作品をさっさと単行本化しろ!