昨日から開幕のF1ブラジルGP、新ルールの影響による珍事がまたもや起きました。
予選初日は、ポイントランキングの高い順から1台ずつ順に走行するというルールなのだが…予選開始時は豪雨だった為上位チームは根こそぎ凡庸なタイムしか出なかったが、終盤突如雨が小降りになってコースコンディションが良好になり、20台中19番目に走ったウェーバーが、フェラーリやマクラーレンのドライバーを押さえてトップになってしまいました。
去年までのF1予選では全車が一斉にコースに入れた為、コースコンディションに関しては全部のドライバーに対して平等だったが、今年からはコースに入る時間が決められてしまう為、刻一刻と変わるコンディションによってはオイシイ思いをしたり悲惨な目に遭ったりする訳です。
…今年のルールは、速い車が必ずしも勝てるとは限らないようになる変更が随所に盛り込まれたが、その為に運が悪かったという理由だけで速い車が脱落してしまう危険も増大しています。
なんというか、従来のF1が囲碁や将棋だとすると今年からのF1は麻雀のようだ…なんてよく解らん例えを言ってみたくなったが、ようするに、ギャンブル性が高まったということ。
ルールを変更した張本人達は、「これでF1が面白くなった」と手前ミソな事を随分言ってるみたいですが、実力以外のところで勝負が決まり易くなったF1が、はたして本当に良いものになったのかどうか…今後も見守って行こうかと思います。