嵯峨山

 

 嵯峨山 315.2m
 山域:房総

記録
 山行日1999年2月28日(日)
 ルート釜ノ台→水仙ピーク→嵯峨山→釜ノ台
 コースタイム1520 釜ノ台 → 水仙ピーク → 1605 嵯峨山 → 1620 釜ノ台
 天候晴れ

今日は子守の日だが、10ヶ月になったので、ちょっとの山はつきあえるだろうと思って、房総の水仙で有名な嵯峨山に向かった。北側からの登り口に行くべく、上白狐から奥に向かったが途中で道がなくなってしまい、今度は梨沢から細い道を奥へと上がっていく。途中狭い長いトンネルがあったりしてどうなることかと思ったが、やがて釜ノ台の集落にでた。麓から離れた山上の集落である。

道路脇に小さな小保田の道標を見付けたので、たどれば水仙ピークの登り口に出ると思い、山ゆり荘付近に車を停めて、理夏ちゃんを背負って歩き出した。少し歩くと左手から合流する道に小保田の標識を見付けたので、これを逆にたどると嵯峨山に着くのではないと思って登っていくと、民家で行き詰まってしまった。もとの道に戻って、小保田に向かって歩いていく。道は下っていくので変だなあと思って、地元の人に聞いたらやはり正しかった。
広い道を下り終わりさらに山道を下っていくと、前を歩いていたおばさん3人に追いついた。赤ちゃんを背負って歩いているので、「病気になったので町まで急いで降りていくのだろうか」と思っていたそうだ。変な奴と思われたかもしれない。小沢のある所から植林の中の道をジグザグに登る。背中の理夏ちゃんは静かである。変な所に来て驚いているのだろうか。登り詰めた稜線から小さな嵯峨山の標識に従って登るが、なかなかの急登である。ロープが張ってあり、注意深くつかんで登っていく。急登を登り詰めたところが水仙ピークでなるほど、南斜面は水仙が一面に植わっている。但し、もう花は咲いていなかった。水仙ピークからは小さな登降があり、程なく嵯峨山に着いて、理夏ちゃんを降ろしてみると、顔がこわばっていた。あやして山名標の前で初登頂の記念写真でもとってあげようと思ったら、ちょっと離れただけでもおいて行かれる!と思って泣き出すので、よく写真はとれずじまいだった。
釜ノ台の標識に沿って下りにかかる。濡れていてちょっと滑りやすいがいい道で、やがて竹薮を抜けると民家の庭に出た。なんと言うことはない、最初に来て引き返した民家なのである。車に戻ると理夏ちゃんは背中で眠りこけていた。どうも人里に降りて安心したらしい。


参考図書・地図
分県ガイド 千葉県の山(1994年11月初版)
25000図 金束
50000図 那古

嵯峨山山頂
その他のコース
小保田〜水仙ピーク〜嵯峨山
交通機関
南面の小保田はバスがあります。
保田駅から町内循環バス「小保田」下車
鋸南町を参照下さい。


Nifty FYAMA 投稿文

りかちゃんと嵯峨山【房総】

みなさんこんにちは。昨日の2時間半の丹沢に続いて今日は1時間の房総です。子供を背負っての山なので、簡単に登れそうな所を選びました。

【日 程】99年2月28日(日)
【目 的】理夏ちゃん初の山体験(今日は10ヶ月の誕生日)
【天 候】晴れ
【コース】1520釜の台 水仙ピーク → 1605 嵯峨山 → 1620 釜の台
【山 名】嵯峨山 316m
【メンバー 】理夏ちゃんと2人
【山 域】房総
【参考書】千葉県の山

1.ハンの木尾根

今日は子守当番の日だが、天気も良く理夏ちゃんもちょっとの山はそろそろつきあえるだろうと思って、昼からまだ登っていなかった嵯峨山に向かった。北側からの登り口に行くべく、上白狐から奥に向かったが途中で道がなくなってしまい、今度は梨沢から細い道を奥へと上がっていく。途中狭い長いトンネルがあったりしてどうなることかと思ったが、やがて釜の台の集落にでた。人里離れた山上の集落である。
小さな小保田の道標を見付けたので、これをたどれば水仙ピークの登り口に出ると思い、山ゆり荘の看板に近いところで車を停め、理夏ちゃんを背負って歩き出した。少し歩くと左手から合流する道に小保田の標識を見付けたので、これを逆にたどると嵯峨山に着くのではないと思って登っていくと、民家で行き詰まってしまった。しかたがないのでもとの道に戻って、小保田に向かって歩いていく。道は下っていくので変だなあと思って、地元の人に聞いたら下って行く方が正解だった。「子供を背負って行くのは大変だぞ。50mも登らないといけないぞ」とか「日が暮れるぞ」とか言われた。やはり、あまり常識的で無い行動をしているようだ。
広い道を下り終わって、またさらに山道を下っていくと、前を歩いていたおばさんの3人組に追いついた。道の様子を聞いたが、赤ちゃんを背負って歩いているので、私を見かけた時「病気になったので町まで急いで降りていくのだろうか」と思っていたそうだ。いよいよ変な奴になってしまった。
さて、小沢のある所から植林の中に登っていく道をジグザグに上がる。そこそこ急な登りでちょっと汗をかいた。背中の理夏ちゃんは静かである。変な所に来て驚いているのだろうか。登り詰めた稜線から、小さな嵯峨山の標識に従って登るが、なかなかの急登である。ロープが張ってあり、注意深くつかんで登っていく。急登を登り詰めたところが水仙ピークでなるほど、南斜面は水仙が一面に植わっているが、もう花は咲いていなかった。
水仙ピークからはそれほど下るでもなく小さな登降があるが、なんでも無いところでも下りは滑らないように気をつかう。程なく嵯峨山に着いて、理夏ちゃんを降ろしてみると、顔がこわばっていた。あやしてあげて、山名標の前で初登頂の写真をとってあげようと思ったら、ちょっと離れただけでも、おいて行かれる!と思って泣き出すので、よく写真はとれずじまいだった。お疲れさまということで、理夏ちゃんは桃ジュースを飲んだのである。
釜の台の標識に沿って下りにかかる。濡れていてちょっと滑りやすいが、いい道で、やがて竹薮を抜けると民家の庭に出た。なんと言うことはない、最初に来て引き返した民家なのである。
車に戻ると理夏ちゃんは背中で眠りこけていた。どうも人里に降りて安心したらしい。