石砂山

578m

山域:道志
2005.1.22


年も明けて、20日経ってしまいましたが、今年はまだ山に向かっていません。先週街中で捻挫したこともあって、どうしようか..。と考えていましたが、いつもの高尾・陣場のエアリアを眺めるうちに、石砂山に登っていないことに気づきました。天気も良いようですし、ほぼ3ヶ月ぶりの山歩きに出発です。

最近降った雪のためか、篠原のあたりでは道の脇にしっかり雪が積もっていました。 今日は、陽だまり低山目当ての格好なので、雪の準備は全くしてないのですが、まぁ なんとかなるでしょう..。
篠原のバス停のあたりに車を止め、少し先で小さな橋を渡ります。流れに沿って車道 を行きますが、このあたりは雪の積もった山里の風情が楽しめるところで、久しぶり の歩きが楽しくなります。登山口の前にある家のおばさんから呼び止められ、ひとし きりの立ち話となりました。生活のこと、亡くなったご主人との旅行のこと、ギフチ ョウのこと、それを求めて毎年来る人のこと。これも遠くから来た者にとっては山の ひとつの風景となります。
小さな橋を渡って植林地の中の山道に入りましたが、積もった雪が凍っていて、かな り気をつかいながらの登りになりました。ジグザグに登ると、やがて尾根に乗ります が、樹間のすぐ近くに顕著なピークが見えました。一瞬あれが石砂山か?と早とちり してしまいましたが、牧馬峠からの稜線にある496mのピークでした。
程なく植林地が終わると、雑木林の明るい道になります。このあたりは陽が当たって 雪がやわらかくて歩きやすく、緩やかで快適な尾根の登りです。そして目の前に急斜 面が現れました。階段があるようですが、ちょうど埋まるほどの雪で、北斜面で陽の 当たらない斜面はカチンカチンに凍りついていました。底の磨り減ったトレッキング シューズでゆっくりと足場を確かめながら登って行きました。この急斜面を登りきる と、傾斜が緩んで間もなく山頂に着きました。
山頂は南側が開かれて、正面に焼山から黍殻山の尾根、その向こうに丹沢三峰、その 先に大山と、丹沢の山々が見えます。昨年の2月、焼山から蛭ヶ岳を経て丹沢三峰を 下ったことを思い出しました。現時点ではそんなハードなコースはちょっと自信があ りません。富士山は、大室山の陰に隠れて頭を出している感じで、そういった状況の 為か、富士山方向は、このあたりの山では珍しく開かれていませんでした。風も弱く ポカポカと陽のあたる山頂で、久しぶりの山のひと時を楽しみました。
下山は元の道を戻りましたが、さすがに凍っている急斜面は慎重になりました。登山 口のおばさんにまた会えるかな?とも思ったのですが、今度は外に出ていませんでし た。

帰路、やまなみ温泉に寄りました。初めてでしたが、比較的大きな温泉施設で丘の上 にあってあかるい感じです。以前、薬師の湯は行ったことがあるのですが、あちらは 谷底にあり、対照的です。このあたりの山は、時々思いついたように来るのですが、 なんとなくほのぼのした雰囲気で、のんびりできて、どうもお気に入りのようです。

本文中の写真

  • 山頂から、焼山の尾根と丹沢三峰



  • 記録

    日 程

    2005年01月22日(土)

    天 候

    晴れ

    コース

    1120 篠原バス停 → 1130/40 登山口 → 1225/1310 石砂山 → 1340 下山 → 1348 石砂山

    山頂からの大室山と富士山


    参考図書・地図 その他のコース
    エアリアマップ 高尾・陣場
    25000図 青野原
    50000図 上野原
    ・南面からのコースがあります。
      伏馬田から石砂山
      菅井から、伏馬田城址経由、石砂山
    バス
    このコース周辺のバスとしては、
    藤野駅〜やまなみ温泉(津久井神奈交バス)
     乗継  やまなみ温泉〜篠原(藤野町営バス)
      → ただし、土休日は、篠原発16時代の片道1本のみ
     やまなみ温泉〜菅井〜東野(藤野町営バス)
     三ヶ木〜伏馬田入口〜月夜野(津久井神奈交バス)
    詳細時刻については、以下のホームページを参照願います。
     神奈川中央交通
     藤野町営バス