本社ヶ丸 鶴ヶ鳥屋山

 本社ヶ丸 1,630.8m 清八山 1,593m
 鶴ヶ鳥屋山 1,374.4m
 山域:御坂山塊

記録
 山行日2022年8月27日(土)
 ルート変電所→清八山→本社ヶ丸→鶴ヶ鳥屋山→初狩駅
 コースタイム0826 登山者駐車場(変電所)→ 0844/46 登山口 → 1014 清八峠 → 1020/49清八山 → 1054 清八峠 → 1122/52 本社ヶ丸 → 1218 石切山 → 1236/50 新道分岐 → 1304 角研山 → 1325/38 宝越え → 1425/54 鶴ヶ鳥屋山 → 1535 林道 → 1543/54 恩六二九石標 → 1622 丸田沢 → 1643 登山口 → 1718初狩駅
 天候晴れ時々曇り

山梨方面は晴れの予報ですが、家を出ると土砂降りの雨。始発電車を目指しますが、激しい雷雨となり、通り過ぎる車の水しぶきを体に浴びて、車を呪いつつ駅に着くと、落雷による停電で電車は来ません。仕方がないので再び20分歩いて家に戻り、車で行くことにしました。笹子駅から歩くつもりでしたが、登山口駐車場に直行します。

清八山は1995年の初心者のころたまたま訪れた時の風景が記憶に残っています。その記憶がどの場所だったかを確認するために、山頂付近を探検しました。記憶にあったのは山頂ではなく、三つ峠と御坂のジャンクションになっている、少し低めのピーク。当時は三ツ峠から来て、御坂峠へと歩いていきました。長年のもやもやが一つ解けました。

本社ヶ丸までは岩稜交じりの細かいアップダウンが続き、距離の割には疲れました。本社ヶ丸を越えるといい道になるのですが、道を間違えたり、急な下りがありながらも、登り返しが頻繁にあるという道は、けっこうメンタルにボディブローのように効いてきます。鉄塔あたりは雰囲気が良かったですが、この時は曇っていて、雨を心配しました。

宝鉱山の遺構を見つつ、宝越えに着くと、鶴ヶ鳥屋山への領域に入ります。地図通りの細かいピークが続き、いくら登っても標高が上がっていきません。大きく登ったら、また下ってと言う感じです。いや、もうそういうのは何度も経験済みで解っています。山頂付近の樹林はブナの大木の混じる美しいもので、二重山稜的な伸びやかな地形も美しいので、ちょっと気に入りました。

鶴ヶ鳥屋山からは盛大に下って沢を渡って舗装路に降りますが、さすがに足の裏が満身創痍です。それ以外にもいろいろな所がすれて痛くなっていたので、当然笹子駅から歩いて車を回収する元気もなく、初狩駅に着くとちょうど笹子方面の電車が行ってしまったので、迷わずタクシーを呼びました。初狩駅から駐車場まで5000円ほどでした。


本文中の写真

  • 清八山から見る御坂山塊の稜線
  • 本社ヶ丸山頂部の岩稜
  • 本社ヶ丸から見る笹子と御坂方面の稜線
  • 稜線に残された宝鉱山の遺構
  • 鶴ヶ鳥屋山の静かな山頂
  • コース概要

    ◆変電所〜清八峠
     登りやすい急登で、快適に高度を稼げます。
    ◆清八峠〜本社ヶ丸
     岩場を幾つか乗り越えていくことになります。
    ◆本社ヶ丸〜宝越え
     本社ヶ丸からの降り口は山梨百名山の標柱の左横側あたり。
     本社ヶ丸の先の1610mのあたりで、宝鉱山の方への道に入ってしまいました。
     注意不足です…。ただ、ぼーっと歩いていると、間違いやすい地点かも。
     あとは、小さなアップダウンを繰り返しながら下っていく形です。
    ◆宝越え〜鶴ヶ鳥屋山
     逆に小さなアップダウンを繰り返しながら登ります。標高差は70mくらいですが、いくつかピークを越えても標高が変わりません(笑)。
    ◆鶴ヶ鳥屋山〜登山口
     上部は踏み跡は薄めで、部分的にかなりの急下降あります。

    参考図書・地図
    アルペンガイド別冊 東京周辺の山(山と渓谷社 1994年3月 改訂7版)
    昭文社エアリアマップ 高尾・陣馬 2003年版

    清八山から見た三ツ峠
    その他のコース
    ・笹子駅からは、角研山、或いは宝越え
    ・宝鉱山からは、本社ヶ丸、新道分岐、
     或いは林道経由で鶴ヶ鳥屋山の登り口
    ・三ツ峠方面から清八山
    交通アクセス
    往き:大月インター、帰り:渋滞なので高尾山インター
    本来は、笹子駅から登って初狩駅に降りるコースで計画していました。
    変電所のあたりに登山者駐車場が設けられていて、3〜4台駐車可能です。
    宝鉱山は、都留市駅からバスがあり、時間的には帰りに使えます。
    宝鉱山も駐車可能です。