烏岳

545 m

山域:高見山地前衛
2001.1.20


曇りのち雪の天気予報の中で、まだ早い時間であればと、烏岳に向かった。松阪を過ぎるとあたりが暗くなり、早くも雪が舞い始めたが、ゆっくり歩いて1時間ほどの山でもあり、せっかく来たのでそのまま登ることにする。登山口は、車1台通れる幅の桑瀬橋を渡り、茶畑の間から標識に導かれて少し登っていったところにある。そこには小さな駐車場もあった。まだ雪はそれほど激しくはなく、道には積もっていなかった。

標識に導かれて植林の中を少し登っていくと、再び林道に出る。舗装路を少し登って、コース案内の看板のあるところから、植林の道に入り、しばらく登ると、もう1度林道に出た。今後はとても急な舗装路だ。そして水場の標識のあるところから再び植林の中に入る。暗い林の斜面をジグザグ登ったあと、小尾根に乗った。道は少し広めでよく整備されていた。
烏岳は烏の集まる山ということからきたネーミングらしい。道中1度だけ烏の声を聞いた。右側が若い植林地となり、明るい尾根を少し辿ると、道は左へと尾根から分かれて暗い植林地に入る。ここからトラバース道になり、隣の尾根へと渡っていった。
再び尾根に出ると、左側の植林が切れ明るくなった。雪に霞む回りの山々が現れる。ここは第2展望台との看板がある。ここから第3展望台までのわずかな区間が、道中で唯一の植林のない区間だ。第3展望台は鉄塔のある場所であるが、それほど展望がいいわけではない。
再び植林の中を行くと、T字路になる。右が山頂展望台の四阿で、烏岳の山頂は左である。山頂に向かうとわずかで到着。片側は植林で見通しはきかないが、逆は刈り開かれていた。そのまま道を辿ると大日如来である。ここは、四阿がある空間で、こじんまりしたいい場所であった。雪は少しづつ降り積もり、地面は一様に白くなった。降り始めの雪は踏んでもさらさらと気持ち良い。
山頂に戻り、今度は山頂展望台に行ってみる。ここはいかにも展望台らしい場所で、反射板があるのが目障りではあるが、反射板の回りも歩けるようになっている。局ヶ岳と同じスタイルである。
帰路はきた道を戻るが、1時間の間にすっかり白くなった。雪に追われるようでちょっと急ぎ足になってしまったのは残念ではあったが、静かな散歩道であった。

本文中の写真

  • 烏岳山頂
  • 唯一の植林の無い区間に降り積む雪


  • 記録

    日 程

    2001年1月20日(土)

    天 候

    コース

    1100 登山口 → 1125 第2展望台 → 1135 山頂展望台分岐 → 1140/55 烏岳山頂=大日如来 → 1235 登山口

    晴れた日の烏岳(道の駅茶倉より)


    参考図書・地図 その他のコース
    分県ガイド 三重県の山
    25000図 横野
    50000図 丹生
    山頂展望台から舟戸に下るコースもあるとのことですが、道が悪く通行禁止のようです。
    バス
    松阪駅から、飯高町方面のバスにのり、粥見神社前下車。1時間に1〜2。
    時刻表は三重交通HPでご確認下さい。