経ヶ峰

819.3m
山域:布引山地
2000.1.8


2000年の初めての山は、天気に誘われて、気軽に行けそうな経ヶ峰とした。いくつか登り口はあるようだが、山麓を走っていると山出の登山口に立派な駐車場があったので、車を停め登りは山出道に決めた。

枇杷谷に沿った林道は、凛とした朝の冷気も心地よく、久しぶりの山の空気に出会って気持の良いスタートであった。しばらく行くと路傍に枇杷谷地蔵が丁寧にお祭りをしてあり、ここで山行の安全を祈願する。林道は沢を時折左右に渡りながら山奥へと入っていく。時折舗装部分と未舗装部分を繰り返すが、さすがに長く、だんだんと林道も飽きてくる。少々汗ばんできたあたりでやっと山道の入り口へと到着。ここにもしっかりした駐車場があった。
山道の最初の取り付きはなんとコンクリートで固めて整備されている。この区間は植林地に入れば終わるが、道の維持に苦慮しているのかなと思う。そのあとの道はやはり背丈ほどの溝に掘れてしまっていた。すっぽり谷底に入ったような中を高度を稼いでいく。踏み跡はやがて堀割を出て縁を歩いて登って行くようになると、やがて左から平尾からの道が合流してきた。
以後、良い道となり、檜林と笹の道を緩急を繰り返して登って行く。しばらく頑張ると、左に直角に曲がって笹の中の明るい稜線となり、経ヶ峰山頂から、稲子山への山稜を見渡しながらの楽しい道となった。反射板を過ぎ、平坦な道をしばらく進むと、立派な看板があり、避難小屋への林間歩道と山頂への道の分岐である。山頂への直登は最後の急登で、植林の中を汗をかきながら登り切ればあずま屋や展望台の立つ山頂に到着した。山頂に立つと、西側は平坦な庭園のように茅の中にアセビの点在する、美しい高原状の尾根が続いていた。爽快で素晴らしく大満足である。少し霞み気味で高見山地あたりはもう遠望が利かないが、青山高原や、ゆったり広がる布引山地の山々の展望はとても解放的でる。
下山は避難小屋経由で山頂直下に戻り、分岐までもとの道を下ったのち、平尾へと下った。分岐から少し行くと、すぐに車が通れるくらいの道幅となり、程なく林道終点に至った。再び長い車道を歩き、平尾天神に到着。お詣りをして、山麓の道を山出に戻った。



記録

日 程

2000年1月8日(土)

天 候

晴れのち曇り

コース

0820 山出口駐車場 → 0905 山道入口 → 0920/25 分岐 → 1005/40 経ヶ峰山頂 → 1115 分岐 → 1125 林道終点 → 1155 神社 → 1208 仲ノ郷 → 1225 山出口駐車場

経ヶ峰山頂の仏像


参考図書・地図 ヤマケイアルペンガイド 名古屋周辺ワンデイハイク
50000図 津西部
25000図