雲取山

 

 雲取山 2017.1m 小雲取山 1937m
 山域:奥多摩

記録
 山行日1999年5月15日(土)
 ルート小袖乗越→堂所→ブナ坂→雲取山(往復)
 コースタイム0830 小袖乗越 → 0945 堂所 → 1100 ブナ坂 → 1155 小雲取山 → 1210/1245 雲取山 → 1325 ブナ坂 → 1410 堂所 → 1505 小袖乗越
 天候曇りのち雨

東京都の最高峰の雲取山は、また奥秩父への入り口である。かつて奥秩父縦走の最後の締めくくりとしてこの山頂に立った時、それまでの長い行程の最後の登高の充実感をもって山頂に立った。しかしその時は雨で展望が無くちょっと残念だった。今回は雲取山のみを目指した行程である。

国立駅で友人の車に拾ってもらって奥多摩方面に向かい、約1時間半で鴨沢に着くと、バス停前の駐車場はすでに満車だった。小袖乗越まで車で入り、ちょうど1台分空いていたスペースに駐車して、準備を整え出発する。奥秩父縦走後下った、勝手知ったる道を快適に登って行く。民家や廃屋の前を通ったあと、堂所までは緩やかな登りで、このあたりは大変新緑が美しい。しかし、つつじの花が少なく少々寂しい気がした。
途中、学生の団体をいくつか追い抜く。新歓の季節かなと思うが、集団によって規律がとれて整然と声をかけながら登っている団体もあれば、バラバラばてばての団体もあり、まちまちであった。

堂所から七ツ石小屋の分岐までは、ある程度の傾斜の継続的な登りである。それも七ツ石小屋への分岐を過ぎると平坦な巻き道になる。ところが、このあたりから霧の中に入ってしまい、ポツポツ雨が落ち始め、前回と同じ雨のブナ坂となった。緩やかな上り下りで奥多摩小屋まで登っていくブナ坂は、本来は展望のいい爽快な道のはずが、深い霧で視界が無く、2人の間隔が開くと霧の中に相手が消えてしまう状態である。やがて奥多摩小屋を過ぎ、小雲取山までは、このルート唯一の急登で、ここは心して一歩一歩登って行く。その後、ひと登りで避難小屋も見えてきて山頂に到着した。

このような天気にもかかわらず、山頂に結構登山者がいたのは、天気予報が曇りだったせいかもしれない。2度目の何にも見えない頂上をとりあえず踏んで、前回同様避難小屋の中で休憩し、サッサと下山にかかった。下山中もいくつかの学生の団体とすれ違ったが、ばてて背負われている人もいた。初めての山だったのかもしれない。下りは時々小走りに一気に降りてしまったが、途中ランニングの人や自転車の人などいろんな形で山に来ている方がいて、いつも賑やかなコースだなと思た。
このコースは、急な登りは奥多摩小屋から小雲取山の間だけで、あとは堂所からの継続的な登りくらいと、あまり登りを意識しない、非常に歩きやすいコースである。しかし、また機会もあるとは思うが、再度の雨は残念であった。


参考図書・地図
東京付近の山(実業之日本社 1998年11月)
東京周辺の山(山と渓谷社 1994年3月)
エアリアマップ 奥多摩(1998年版)
25000図 丹波 雲取山
50000図 丹波 三峰

山頂標識(霧の中で写真がとれませんでした)
その他のコース
・後山林道、三条の湯から
・富田新道から
・大ダワ林道から
・三峰神社から芋ノ木ドッケを経て
・奥秩父縦走を経て
交通機関
奥多摩駅より丹波方面のバスに乗り「鴨沢」下車
西東京バスを参照下さい。



Nifty FYAMA 投稿文

雲取山はまた雨だった..

少し体調が戻って来たので、金曜日に会社の同僚に声をかけたら、雲取山に行きましょうとのこと。滝子山か飛竜山に興味があったので機先を制せられた格好でしたが、まあ前回は雷雨だったのでいいかなと思って同行しました。しかし結局今回も雨でした。

【日 程】99年5月15日(土)
【目 的】調整
【天 候】曇りのち雨
【コース】0830 小袖乗越 → 0945 堂所 → 1100 ブナ坂 → 1155 小雲取山
     → 1210/1245 雲取山 → 1325 ブナ坂 → 1410 堂所 → 1505 小袖乗越
【山 名】雲取山 2017m
【メンバー 】会社の同僚と2人
【山 域】奥多摩

始発電車で家を出て国立駅で車に拾ってもらい、奥多摩方面に向かいました。車にしてはちょっと遅めなのか、少し渋滞が始まっていました。結局なんだかんだで1時間半かかって鴨沢着。バス停前の駐車場はすでに満車でした。出発も遅めだったので、小袖乗越まで車で入ると、登山口前のスペースがちょうど1台分空いていたので、車を停めてさっそく出発です。
この道は、私は1度下ったことがあり、同行者は往復したことがあります。という意味ではある程度勝手がわかっている道ではあるのですが、同行者のスピードを後ろから牽制しつつ登っていきます。1人だと早いペースで歩くこともあるのですが、早いペースに合わせることは苦手なのです。(^^;;
道は民家や廃屋の前を通り、堂所までは緩やかな登りです。途中、いくつかの高校生か大学生?と思われる集団を追い抜きました。どうやら、登山競技の練習にきている雰囲気です。規律がとれて整然と声をかけながら登っている女子生徒の団体もあれば、バラバラばてばての団体もあります。にわか編成かな?とも思いました。
このあたりは、時節柄大変新緑が美しく、眼を楽しませながら歩いて行きます。でも、つつじの花が少なく少々寂しい気もしました。
堂所から七ツ石小屋の分岐までは、ある程度の継続的な登りで寡黙に行きます。それも小屋の分岐を過ぎると平坦な巻き道になりました。天気予報では曇りのはずでしたが、このあたりから霧の中に入ってしまい、ポツポツ雨が落ち始めてしまいました。ああ....また雨か....というところです。
ブナ坂に出ると、緩やかな上り下りで奥多摩小屋まで行きますが、本来は展望のいい爽快な道なんでしょうけど、深い霧で視界30mといったところでしょうか。2人の間隔が開くと霧の中に相手が消えてしまう状態です。奥多摩小屋から小雲取山までは、このルート唯一の急登です。ここは心して一歩一歩登って行きました。あとは、すぐに避難小屋も見えてきて山頂に到着しました。こんな天気にもかかわらず、結構人はいましたが、天気予報が曇りだったせいでしょう。2度目の何にも見えない頂上はとりあえず踏んで、あとは小屋の中で、食事をし、サッサと下山にかかりました。
下山中もいくつかの学生の団体とすれ違いましたが、本当にばてて背負われている人もいました。初めてだったのかもしれません。下りは時々小走りに一気に降りてしまいましたが、途中ランニングの人や自転車の人などいろんな形で山に来ている方がいて、いつも賑やかなコースだなと思いました。
帰りは、奥多摩駅前のもえぎ湯はこんな天気でも30分待ちで、今度から車の時は待ちのないつるつる温泉や数馬の方に行こうと思った次第です。



このコースは小袖乗越までを車でパスしたこともありますが、マジな登りは奥多摩小屋から小雲取山の間だけ、あとは堂所からの継続的な登りくらいと、あまり登りを意識せずに歩けてしまうコースなので、そういう意味では、非常に歩きやすいコースですね。同行者は、そこそこ距離もあるので、今後の体調の調整はこのコースと決めている様です。私も、また機会はあるでしょうが、雨は残念。