日留賀岳

 1,848.8m
 山域:男鹿山塊

記録
 山行日2022年9月11日(日)
 ルート日留賀岳登山口→日留賀岳(往復)
 コースタイム0640 日留賀岳登山口 → 0713 鉄塔 → 0741 林道終点 → 0824/0837 尾根取付き → 0921 鳥居 → 0941/53 鞍部 → 1051/1152 日留賀岳 → 1253/1303 鳥居 → 1405/17 林道終点 → 1439 鉄塔 → 1459 日留賀岳登山口
 天候晴れ

上河内SAで仮眠し、頃合いを見て走り出すと、朝日に彩られた山が秋めいた空気の中に浮かんでいきます。今日一日、この天気が続くことを願うばかりです。日留賀岳は北関東エリアのガイドブックの後ろのほうに良く出ている山で.登山口の小山さんの名前とともに記憶に刻まれていました。早朝ご夫婦で高原大根の作業を始められている、その小山さんにお断りして、車をとめて出発しました。

日留賀岳に至る登山道は、地図を見て緩-急-緩-急-緩の形になっている道だと認識していました。家の裏から始まる最初の急は、つづら折りの歩きやすい道で、いつものようにゆっくりと登っていくと、思いのほかすぐに鉄塔に着いて、そのまま林道に入ります。林道は足早に過ぎて、終点も勢いで通過。再び山の中に入りました。林道からの緩はまだまだ続きます。広い緩斜面に植林されたカラマツの中を、大きく左右に折り返して登り、尾根に出ると道は90度方向を変えますが、ここでこれから始まる急に備えて始めての休憩としました。

尾根の直登に入ると植林も終わって、広葉樹の道に変わりました。再びじっくりベースを作り始めますが、この急登も意外とあっさり過ぎてしまいます。1514のピークの手前の鳥居の場所で雰囲気が一変。針葉樹の混じった林から、ブナの明るい林に変わりました。青空から差し込む光で素晴らしいのですが、残念ながら道は明るい稜線からは少し下がった場所についていました。鞍部のあたりで休憩し、最後の登りに備えます。そして最後は一気に350mの登り…と思ったのですが、小刻みに緩い登りが入ります。そしてあと100mの地点で明るい稜線に出て、正面にやっと日留賀岳が姿を見せました。

晴れ渡った山頂からは360度の展望がありました。これはいつまでも見飽きません。そして、普段はあまり見ない東北の山々に関東の北端から思いを馳せます。程よい広さの素晴らしい山頂で過ごすのは最高のひとときでした。

帰路は登ってきた道に忠実に下ります。林道あたりで崖の上から猿の集団に見下ろされてしまいました。渋柿ならぬ石を投げるなよ…と思いつつ通過。小山邸まで戻って手拭いを購入。そこには、いや〜よくきた1849メートルと書いてありました。


本文中の写真

  • 林道終点に到着。ここから本格的に山に入ります。
  • 1514mに登る途中で、右手に日留賀岳への尾根が見えます。
  • 木を組み合わせた鳥居。ここからブナ林の明るい道です。
  • ブナ林の様子です。
  • 大展望の山頂から見る日光連山。
  • コース概要

    ◆登山口〜鉄塔
     歩きやすいつづら折りの道です。
    ◆鉄塔〜林道終点
     林道です
    ◆林道終点〜鳥居
     前半は一度緩やかに凹地に下り、その後広い唐松植林地の緩斜面を大きく折り返し
     ながら登り、最後に右へと長くトラバースしていきます。
     その後尾根に取り付き、直登を1514mピークに向かいます。
    ◆鳥居〜山頂
     鳥居からガラッと雰囲気が変わってブナの明るい道になります。
     一旦鞍部に下ったあとは、山頂への急登になります。
     標高差残り100mのところでやっと日留賀岳が正面に姿を現します。

    参考図書・地図
    アルペンガイド 奥日光・足尾・那須(山と渓谷社 1993年7月 改訂2版)

    山頂手間でやっと日留賀岳が正面に
    その他のコース
     一般コースは特にありません
     バリエーションとして、密藪を越え、廃道となった
     塩那道路を経て男鹿岳方面に行くことができます。
    交通アクセス
    自家用車:西那須野塩原インターよりR400
    バス利用:西那須野駅から塩原温泉。登山口まで1Hほど