田代山 帝釈山 | ![]() |
田代山 1971m 帝釈山 2059.6m |
山行日 | 1994年10月10日(日) |
ルート | 猿倉登山口→田代山→帝釈山(往復) |
コースタイム | 猿倉登山口 →田代山 →帝釈山 →田代山 →猿倉登山口 |
天候 | 曇り |
会社の先輩から泊まりがけで山に行こうとさそわれたのは夏も終わりのころだった。帝釈山と聞いてもどこのことか全く解らなかったのだが、あまり予備知識なしに同行させてもらった。山麓の旅館で前泊しての山行はこれが初めてで、とても贅沢なことに思えた。 田代山前夜湯ノ花温泉に宿泊した私たちは、翌朝自家用車で猿倉登山口に向かった。道中はダートの林道で、かなり奥まで入っていく。駐車場には数台の先客があった。快晴という訳にはいかなかったが、高曇りのまずまずの天候であった。 田代山から、帝釈山を目指す道は一旦沢に降りたあと登り返していく。道筋が所々ぬかるんで歩きにくいのは、湿原の多い地域の山ではよく見られることである。150mほど高い帝釈山へは意外と距離があり、また緩やかではあるが上り下りを繰り返すためにかなりのアルバイトに感じる。また、この間あまり展望がないのも気分的に長く感じさせるのかもしれない。ただ、自然の鬱蒼とした美しい森林帯は美しいものだ。最後に狭い岩の露出した道を通り山頂に到着した。山頂から見えるはずの尾瀬周辺の山々はあいにく雲の中で展望はなかった。帰路、田代山の山頂はたくさんのハイカーで賑わっていた。 この山を登ったころは、この地域の山のことを良く知らなかった。その中での印象としては、帝釈山は展望が無かったせいか捕らえどころのない山の様に感じた。今向かうとまた感動を新たにするかもしれない。田代山はいろんな季節に訪れてみたい、楽しい湿原だった。頂上にこれだけ立派な湿原を見るのは初めてだったので大いに感激したものである。 |
参考図書・地図 アルペンガイド尾瀬(1994年5月改訂第3刷) 25000図 湯西川 帝釈山 50000図 川治 燧ケ岳 |
![]() 田代山頂を行く |
その他のコース ・木賊温泉から田代山 ・最近林道が馬坂峠まで整備され、帝釈山は1時間足らずで登れる山となってしまいました。 | |
交通機関 会津高原尾瀬口駅(野岩鉄道)より湯の花温泉または木賊温泉までバス、以降はタクシーとなります。 両者とも登山口まで15km前後あります。 |