草津白根山(本白根山)

 本白根山遊歩道最高点 2150m
 山域:上信

記録
 山行日1999年9月12日(日)
 ルートロープウェイ終点→遊歩道最高点→鏡沼→ロープウェイ終点
 コースタイム1255 ロープウェイ終点 → 1340/1400 遊歩道最高点 → 鏡沼 → 1510 ロープウェイ終点
 天候晴れ時々曇り

白根火山というと有名な観光地で、高校以来何度か立ち寄り、結構なじみの山である。しかし、山登りの対象として来たことはなく、四阿山に登った帰りに、今度は本白根山を目当てに立ち寄った。しかし、残念ながら本白根三角点への道は現在は通行止めになっていた。

菅平はまだ昼前に出て、草津から白根山に向かう。昔から何度と無く通る道で、なんとなく懐かしい。白根火山のレストハウスから、さらに車で逢ノ峰を回り込み、ロープウェイの終点のあたりに車をとめて遊歩道を歩き出した。
本白根スキー場のゲレンデを少し登ったあと、整備された遊歩道は右の樹林の中に入っていく。しばらく登ると、木道が整備され歩きやすい道になって、やがて平坦な道を進んでいく。路傍では写真入りの草花の解説があり、勉強になった。2171m の肩のあたりから、大きく展望が開け、噴火口跡を回り込むように下り、噴火口の中腹くらいからまた登っていく。登り切ると、展望台との分岐で、まず本白根山方面に向かう。ここは尾根の末端まで、コマクサをはじめいろんな高山植物の楽しめる平原を、大きく迂回して取り付いていく。緩やかな尾根を登ると遊歩道最高点とあり、さらに万座温泉への標識があった。
本白根山という表示がないので、おや?と思うが、とりあえず進むと、本白根山への分岐には硫化水素発生のため立入禁止の標識があった。踏み跡自体はしっかりしており、緑豊かなハイマツと潅木の尾根なので、今一つ信じられないが、危険であれば仕方がないので、引き返した。私の数年前の地図は通行可でガイドされているが、本年版の昭文社の地図では道が無くなり、万座温泉への道も付け変わっていた。
再び最高点まで戻り、尾根を降りて、今度は展望台に登る。とりあえず草津の方まで眺められて気持ちがいいが、もう午後になっているので、遠望は効かない。展望台からは、鏡池を経由して、ロープウェイの終点に戻る。この間は、今までと雰囲気が変わって樹林の中の静かな道である。大きく下ったあと、等高線に沿った水平な道を進んで、明るいスキー場に出た。このスキー場では、一度遊んだことがあり、その時の地形をなんとなく思い出す。出たのは、丁度コースの始まるところで、久しぶりに滑りたくなった。
このあと、久しぶりに湯釜観光を楽しんだが、ここの水の色は独特で、見る度に新鮮である。本白根山自体は、なんとなく登り残したような気分で、また可能な時に再度訪問したい。


参考図書・地図
ヤマケイアルペンガイド上信越の山(1994年9月第1刷)
エアリアマップ 志賀高原・草津(1996年版)
25000図 上野草津
50000図 草津

本白根山山頂
その他のコース
・万座温泉〜本白根山
交通機関
長野原草津口駅〜草津温泉〜白根火山のバスが利用できます
詳細時刻は、JRバス関東をご参照ください。



Nifty FYAMA 投稿文

草津白根遊歩道

四阿山は昼前に降りてしまったので、お隣の百名山の草津白根山に行ってみました。湯釜には高校の時以来、何度か来ているのですが、本白根の方は初めてでした。しかし、ピークに行けず正直言って残念でした。

【日 程】99年9月12日(日)
【目 的】まだまだ百名山ツアー
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】1255 ロープウェイ終点 → 1340/1400 遊歩道最高点 →
     1510 ロープウェイ終点
     その後、お決まりの湯釜
【山 名】本白根山遊歩道最高点 2150m
【メンバー 】会社の友人と2人
【山 域】上信
【参考書】エアリアマップ 志賀高原・草津
     アルペンガイド 上信越の山

菅平はまだ昼前に出て、草津から白根山に向かった。昔から何度と無く通る道で、なんとなく懐かしい。白根火山のレストハウスから、さらに車で逢ノ峰を回り込み、ロープウェイの終点に車をとめる。レストハウスの方は駐車場代がかかるが、こちらは只である。
本白根スキー場のゲレンデを少し登ったあと、整備された遊歩道は右の樹林の中に入っていく。しばらく登ると、木道が整備され歩きやすい道になって、やがて平坦になる。路傍では写真入りの草花の開設があり、勉強になる。シラタマノキや、クロマメノミがどういうものか良く解った。もちろんそれらはあちこちで実をつけていた。2171m の肩のあたりから、噴火口跡を回り込むように下っていく。この道は、中途半端に底に向かっておりて、また登っていく。平坦に行くか、もっと底に近づくかどっちかにしてくれるといいのにと思う。底にあるのは構造土らしい。登り切ると、展望台との分岐で、本白根山方面に向かう。ここは尾根の末端まで大きく遠回りをして取り付いていく。
緩やかな尾根を登ると遊歩道最高点とあり、さらに万座温泉への標識がある。本白根山という表示がないので、おや?と思うが、とりあえず進むと、本白根山の分岐には硫化水素のため立入禁止の標識があった。踏み跡自体は、緑豊かなハイマツと潅木の尾根なので、今一つ信じられず、釈然としないが、危険であれば仕方がないので、引き返した。私の数年前の地図は通行可でガイドされているが、友人の持っていた本年版の昭文社の地図では道が無くなり、万座温泉への道も付け変わっていた。最近、自分の地図やガイドがどうも古くなってきており、頻繁に行かない山域の地図は買い直すのも大変なので、行く前に本屋でチェックして行かないとどうもダメなようである。
再び最高点まで戻って休憩する。草津白根の山頂は随分前から禁止のまま、最高点の2171m は道がなく、本白根山もダメとなれば、百名山の人はどこを登って登頂としているのだろう?? 2171m には遊歩道を外れるなという表示も多い場所だけに、冬の晴れた日に本白根のスキー場から登ってくれば登頂かな?と思ったりもした。
尾根を降りて、今度は展望台に登る。とりあえず草津の方まで眺められて気持ちがいい。しかし午後になっているので、遠望までは聞かない。浅間山も霞んでいる。鏡池を経由して、ロープウェイの終点に戻る。この間は、がらっと雰囲気が変わって樹林の中の静かな道である。大きく下ったあと、等高線に沿った水平な道を進んで、明るいスキー場に出た。このスキー場では、一度遊んだことはあるが、その時の地形をなんとなく思い出す。出たのは、丁度コースの始まるところで、久しぶりに滑りたくなった。



このあと、例によって湯釜を見に行きました。少し水が少ないかな?とも思ったのですが、何度見てもここの水の色は独特で、見る度に新鮮でした。なんとなく登り残したような気分もあり、解禁になったときや、スキーついでに一部再挑戦です。