仏果山

 

 仏果山 747.2m 高取山 705m
 山域:丹沢

記録
 山行日1999年09月18日(土)
 ルート愛川ふれあいの村センター前バス停→高取山→仏果山→半原バス停
 コースタイム1250 愛川ふれあいの村センター前バス停 → 1400/20 高取山 → 1445/1500 仏果山 → 1615 半原バス停
 天候曇り

仏果山といえば、丹沢の前衛の山の代表格で、よくガイドブックの丹沢の項の最初に出てくるコースである。この日は雲が低く、あまり高いところに行っても..ということで、鐘ヶ嶽がお目当てだったが、広沢寺行きのバスが目の前の発車してしまい、次に来た半原行きについつい乗ってしまったという訳である。この様な訳で、仏果山を目指すこととなった。

「愛川ふれあいの村センター前」バス停で降りて、舗装路を辿って、センターの脇を通り、緩やかに登って行くと、県道とぶつかって道はとぎれ、下を潜って山道に入る。いきなりクモの巣の洗礼を受けるところを見ると、今日はあまり人が入っていないようだ。最初は土の掘れた道を、どんどん高度を上げ、やがて緩やかになって、階段の整備された歩きやすい道を登るようになる。暗い植林が主体の道のあと、3つ目のドアのついたフェンスを潜るとベンチがあり、開けた明るい稜線に出た。
ここから気分のいい道を緩やかに登っていく。やがて、好ましい樹林帯の中の斜面のトラバース道になり、再びベンチがある。ここにもふれあい村から道が登ってきていた。ここからひと山、奥に入るような感じで尾根に沿って進んだあと、再び植林帯を登っていく。さらにフェンスが3つ、最後の暗い植林地を抜けるフェンスを過ぎると、仏果山へのトラバース道と別れて高取山の山頂に向かう道にとりついた。最初は緩やかに登っていくが、だんだん傾斜を増し、僅かながら、かなりの急登になる。しばらく頑張り、高い展望台のある山頂に到着。雲の中なので展望は無いが、それでも展望台に上がってみると、風が通って涼しく、真っ白な視界の中に、時折麓の集落を見ることができた。

高取山頂から仏果山に向かう。少し急坂を下ったあと、巻き道と合流し、小さなアップダウンを繰り返しながら進む。宮ヶ瀬越を過ぎて、しばらく行くと顕著な登りとなって、ロープが張られた道となる。これを登り切ると仏果山の山頂に着いた。ここにも高取山と同じ櫓の展望台があって、何も見えないが、上まで登って休憩した。
下りは関東ふれあいの道である。階段の道を下ると左側が開けた所があり、眼下に林道の工事が進んでいるのが見える。さらに下ると、送電鉄塔にでて、ここは見通しがいい。そして工事中の林道を横切り、さらに下る。湿っぽく、クモの巣や、濡れた草や、小さな虫に絡まれちょっと鬱陶しかった。やがて車の音が大きくなってくると、登った所とは小沢を挟んで対岸の車道に出た。ここから関東ふれあいの道の道標に導かれるまま進むと、センター前バス停近くの下を潜り、旧道経由のバスの最寄りの、撚糸組合前のバス停にも向かわず、終点の半原のバス停に着いた。しかし、よく集落の雰囲気もわかり、それはそれで良かったと思う。缶ビールを一気に飲んで、停車中のバスに乗り込み、ゆっくり出発時刻を待った。


参考図書・地図
東京周辺ワンデイイハイク(1993年7月改訂2版)
ブルーガイド 東京付近の山(1998年第1刷)
関東百山 浅野孝一他 (実業之日本社)
昭文社エアリアマップ 丹沢(1995年版)
25000図 上溝
50000図 秦野

仏果山山頂
その他のコース
・(宮ヶ瀬湖)仏果山登山口〜宮ヶ瀬越
・土山峠〜仏果山
交通機関
本厚木駅から半原・清雲寺入口行「半原」下車
詳細時刻については、以下のホームページを参照願います。
 神奈川中央交通


Nifty FYAMA 投稿文

高取山と仏果山

天気の悪いのは解ってはいたのですが、ちょっと散歩のつもりで本厚木までいきました。散歩というのは、鐘ヶ嶽のつもりだったのですが、なぜか仏果山に行ってしまいました。

【日 程】99年9月18日(土)
【目 的】低山のんびり散歩のつもりが..
【天 候】曇り
【コース】1250 センターバス停 → 1400/20 高取山 → 1445/1500 仏果山 →
     1615 半原バス停
【山 名】高取山 705m 仏果山 747m
【メンバー 】単独
【山 域】丹沢
【参考書】東京付近の山(実業之日本社)

天気が良くないので、あまり高いところに行っても..ということで、鐘ヶ嶽でものんびり歩いてみようかというつもりで本厚木で降りた。しかし、バスセンターの方へ行こうとすると、目の前を広沢寺行きのバスが....なんとなく出鼻をくじかれた気分で、次のバスはと見てみるとすぐに半原行きのバスがあってしかも登山口に近いセンター経由だったので、あっさり目的地を変更してしまった。
いろんなガイドブックの丹沢エリアで最初に出てくる山は、だいたいこの仏果山である。という様な理由で長らく気にはなっていた。高取山から経ヶ岳まで通して歩きたいところであるが、今日は時間的に無理なので、とりあせず高取山と仏果山を目指すことにする。「愛川ふれあいの村センター前」という長い名前のバス停で降りて、そのセンターの方を目指して舗装路を歩いて行く。センターの横を通る車道を辿って緩やかに登って行くと、県道とぶつかって道はとぎれ、県道の下を潜って山道に入っていく。いきなりクモの巣の洗礼を受けた。この時間でクモの巣とは、今日はあまり人が入っていないらしい。最初は土の掘れた歩きにくい道で、どんどん高度を上げていく。一登りすると傾斜は緩やかになって、階段の整備された緩やかな歩きやすい道を登るようになる。暗い植林が主体の道を行き、3つ目のドアのついたフェンスを潜るとベンチがあって、今度は開けた明るい稜線の道になる。ここから気分のいい道を緩やかに登っていく。やがて、好ましい樹林帯の中の斜面のトラバース道になり、再びベンチがある。ここにもふれあい村から道が登ってきている。このベンチで休んでいると、ズボンを蛭が登ってきた。今の季節でもこのような天気の日は活発なようだ。ここから一つ奥に入るような感じで尾根に沿って進んだあと、再び樹林帯を登っていく。ここからさらにフェンスが3つ、最後の暗い植林地を抜けるフェンスを過ぎると、仏果山へのトラバース道と分岐して高取山の山頂に向かう道にとりついた。最初は緩やかに登っていくが、だんだん傾斜を増し、今日一番の急登になる。これをしばらく頑張り、高い展望台のある山頂に到着。雲の中なので展望は無いが、それでも10m程の展望台に上がってみると、風が通って涼しく、真っ白な視界の中に、一時的に黒い穴があき、麓の集落が見えた。山頂のベンチで休んでいると、足にかすかに刺されたような違和感があったので、見てみると蛭がいた。被害は無かった。
山頂から仏果山に向かう。少し急坂を下ったあと、巻き道と合流し、小さなアップダウンを繰り返しながら進む。宮ヶ瀬越を過ぎ、しばらく行くと顕著な登りとなって、ロープが張られた道となる。これを登り切ると仏果山の山頂に着いた。ここにも高取山と同じ櫓の展望台があって、何も見えないが、上まで登って休憩した。
下山は関東ふれあいの道となった山道を下る。階段の道を下ると左側が開けた所があり、眼下に林道の工事が進んでいるのが見えた。さらに下ると、送電鉄塔にでて、ここは見通しがいい。そして先ほど見えた工事中の林道を横切り、さらに下る。下りはやはり湿っぽく、クモの巣に再三引っかかり、濡れた草も被っていて、あまり快適ではない。おまけに小さな虫が多く、体にもついて鬱陶しかった。やがて車の音が大きくなってくると、登った所とは小沢を挟んで対岸の車道に出た。ここから関東ふれあいの道の道標に導かれて進む。そうすると、センター経由のバスが通る道の下を潜ってしまい、旧道経由のバス路線の最寄りバス停である、撚糸組合前のバス停にも向かわずしっかり半原のバス停に着いてしまった。でもよく集落の雰囲気もわかり、それはそれで良かったと思う。半原ではセンター経由のバスが停まっていたので、乗って待っていたら、旧道経由のバスが着いて、遅れていたのかさっさと折り返して行ってしまった。



さて、登れなかった鐘ヶ嶽ですが、また昼からゆっくり出かけて登る候補としてストックの中に戻ることになりました。いつのことになりますかな?