昨日の雨とはうって変わって、日曜日は晴れ渡ったいい天気となりました。この日は以前に体験ロクロで作った作品が焼き上がったので、取りに行ったのですが、さらに家族が再びロクロで遊んでいる間に、近所の山を一巡りしてきました。なかなか見る物も多く、面白いコースでした。
当初は芸術の森公園から歩いて行こうかと考えたが、それほど時間がある訳でも無く、山麓公園まで車を使い、駐車場に置いて出発した。公園には時鐘楼やいろいろな石碑があり、古の歴史を語ってくれる。そして公園の奥に佐白山への登山口があり、ここから先は山道である。
道は常緑樹に覆われ、緑の中の木の階段の道であった。綺麗な感じの森でゆっくり歩くのが清々しい。10分ほどで車道を横切り、さらに同じような道の登りとなる。これも長くは続かず、佐白山の山頂の一角になる宍ヶ崎櫓跡に出た。さらに小さな舗装路を横切ると、笠間城址の本丸跡でもある山頂の広場であった。
佐白山の山頂三角点は右手の土手の上にあった。ここからの展望は広大で、眼下には芸術の森公園があり、遠くには春霞の中で、筑波の山々が連なっているところを見ることができた。。
さらに先にある樹木に覆われた高みを目指す。空の堀を越えると、右に石倉への道を分けて、天守跡の石段を登る。登り着いた最高点には、佐志能神社が建っている。これは、元の笠間城の天守閣を解体して作ったものとのことであった。
狭い山頂を一回りして、石倉の分岐へと戻る。そして、山頂を巻くように180度反対側に出ると、白く明るい砂の上で、大きな岩が山麓の方から積み重なったようになっており、その上に立てば再び展望が広がった。ここから上に向けては、積み上がる石の上に、登れるようにステップが切ってあった。また、手すりもついており、これを辿れば、つい先ほど立っていた佐志能神社の裏側へと登り着いた。
再び石段を下って、山頂の広場に出る。広場の一角には、よく見ると地面を這うように小さなスミレの花が一面に咲いていた。横切ってつつじ公園の方へと向かう階段を下っていくと、小さな車道は横断しながら、千人溜跡の駐車場へと降り立った。
駐車場の入口から車道を左に下る。途中、道の傍らに大きな大黒石が鎮座している。十字路に出て、そのまま直進し、つつじ公園への道を上がる。1〜2度折り返すと、すぐに園地の中にはいる。ここには3万5千本のつつじが植えられているとのことである。一部に早咲きのものが2〜3本花をつけていた。
この最高点が富士山の頂上である。広い山頂はツツジの花壇として整備されている。ぐるっと一周すると、大きな身代わり観音や、座頭市の碑などがあった。展望も良く、佐白山はもちろん、仏頂山や鶏足山塊の山々を見渡すことができた。
山頂からは、ツツジの木々の間つけられた道を、観世音寺に向かって下る。ここが満開になる時は、きっと素晴らしい光景になると想像できる。下りといっても標高差はあまり無い山なので、あっという間に観世音寺の境内に着き、階段を降りて道路を渡れば広い駐車場に出る。その奥にある階段を登ると、出発地の山麓公園に到着。山歩きというよりは、名所巡りといった感のある、短いハイキングの終点であった。
かねてから、行けるかなと思っていた、笠間の家族サービスついての散歩です。結構楽しめましたし、ツツジの富士山には、花が咲いたころ、本当に家族サービスとして来てもいいなと思いました。
山頂の佐志能神社
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阿武隈・奥久慈・八溝の山(随想舎) 25000図 笠間 50000図 水戸 |
基本的には、このコースだけのようです。 |