筑波山

 筑波山男体山 871m 筑波山女体山 877.9m
 山域:筑波

記録
 山行日2013年5月5日(日)
 ルート筑波山神社→男体山→女体山→つつじが丘分岐→筑波山神社
 コースタイム0840 筑波山神社入口 → 0845 筑波山神社 → 0850/57 宮脇駅 → 1009 御幸ヶ原 → 1021 男体山 → 1034/51 御幸ヶ原 → 1110 女体山 → 1148/53 つつじヶ丘分岐 → 1245 筑波山神社 → 1253 筑波山神社入口
 天候晴れ

八ヶ岳から下山したのは二日前。かなり体力的に問題ありという反省が大きく、少し近場で真剣に歩いてみようということで、筑波山に出かけました。低山とはいえ、登山口から山頂まで標高差500m以上あり、手頃にちょっとした登りが楽しめます。

筑波山に登るのは1994年以来で、19年ぶりになります。今回も前回と全く同じコースで、前回の様子を思い出しながらの登りです。当時はなかったつくば駅からのバスは、ゴールデンウィークの最中で大盛況、臨時便がどんどん出ています。バスを降りてまずは筑波山神社まで少し歩き、ケーブルカーの駅のあたりで準備を整えスタートです。
今日の目標は標高差500mを休憩なしに一定のペースで一気に登る事、それだけです。登山道に入ると、遅からず速からず一定のペースで歩くことに勤めます。今日は人が多く、抜いたり抜かれたりが続きますが、道が多少広いのでペースは乱れず登っていけます。常緑樹主体の暗い森の中を、木の根や階段を踏みながらの道は、傾斜も適度にあって登りがいのある道です。途中までケーブルカーに沿って登っていきます。途中で線路が間近になる所があって、丁度ケーブルカーが通過していきました。前回もここでケーブルカーと遭遇した記憶が蘇りました。
登っている人たちの間隔が少しバラバラになってきました。道はケーブルカーに沿った急坂から、左に回り込む道に変わります。ケーブルカーのトンネルの上を越えると傾斜が緩み、下りの部分さえ時々現れます。しばらく緩やかな道が続いたあと、再び急登が始まります。このあたりは道が明るくなり、足元にはニリンソウが沢山咲いていました。頑張って歩いて来ましたが、ここまで休まないと、さすがに疲れてきました。急登を登りきると観光客でごった返す御幸ヶ原に出ました。
そのまま休憩なしで男体山に登ってきます。道が狭くなるので渋滞気味になってしまいます。男体山頂も人が多く、電波塔もありあまり落ち着かないので、直ぐに下って再び御幸ヶ原に戻り、座れる場所を探して休憩しました。
一休みして女体山に向いますが、こちらもすごい人です。山頂部の気持ちの良いブナ林の中を行き、女体山の登り口から人の列に加わります。女体山の山頂は岩の積み重なった崖の上なので、ここにこれほどの人がいてはちょっと危険を感じます。
女体山を下りつつじヶ丘への道を下ります。こちらの道は狭く、岩が出て段差も大きいので、チビっこハイカーにはつらいのでしょうか。進みが悪いようで、ずっと下まで渋滞が続いていました。渋滞の隊列とすれ違いながら、時々現れる名物の奇岩を楽しみつつ弁慶茶屋から筑波山神社へ戻る道に入りました。あとは樹林帯の下りで人も少なくなり快調に下っていきますが、この間はかなり距離もあるので、足任せに下っていくと足が疲れてきてガクガクし始めました。かなり疲れが溜まった頃やっと登山口に出て、足の痛みを騙し騙しコンクリートの道を歩き、橋を渡って朝出発した筑波山神社に到着し、さらにバス停へと向いました。

今日は、歩くことに主眼があったのですが、それはまずまず満足かなと思いました。この時期の筑波山は大勢の人でごった返しているので、ゆっくり楽しむという雰囲気ではないようです。筑波山は展望も良く、見所も多く、とりわけ山頂付近のブナ林は立派で、この高さで見られるのは貴重です。また何かの折に再訪しそうな気がします。気軽に行ける山ですので。

本文中の写真

  • 御幸ヶ原直下付近で出会うニリンソウ
  • 御幸ヶ原と男体山
  • 人でごった返す女体山山頂

  • 参考図書・地図
    アルペンガイド東京周辺ワンデイハイク(1993年7月第2刷)
    25000図 筑波
    50000図 真壁

    女体山から男体山を望む
    その他のコース
    ・つつじが丘から女体山に登るコース
    ・北面の湯袋峠の1キロほど真壁よりからのコース
    交通機関
    つくばエクスプレス つくば駅より、筑波山方面バスを利用
    時刻は、関東鉄道を参照下さい。