月山

 月山 1,984m
 山域:出羽山地

記録
 山行日1999年9月25日(土)
 ルート月山八合目→月山山頂(往復)
 コースタイム1005 月山八合目 → 1050 九合目 → 1140/1200 月山山頂 → 1235 九合目 → 1320 八合目
 天候風雨

この夏の第2回東北シリーズの最終日は月山に向かった。当初は白神岳の予定であったが、台風の直撃を避けるため、急遽南部の山に変更したが、残念ながら居残った雨雲のおかげで、台風一過とはいかなかった。

8合目まで車であがると一面の霧の中で、時折激しく吹き付ける風雨の中を出発した。最初は地塘の点在する弥陀ヶ原の中の木道を少し進んだのち、歩きやすいように石の配置された道をほとんど傾斜を感じないくらいの緩やかさ登っていく。時折感じる登りで、少しづつ標高を稼ぐ。広大な草原の中の様な道を風雨の中ひたすら歩いてとにかく先へ進む。時折激しい風が吹き、若干体が動かされるが、歩けない程ではない。随分歩いたところで小屋が見え、仏生池のある9合目に着いた。池の廻りにはお地蔵さんが風雨に耐えていた。
さらに、同じ様な道を行く。途中一カ所だけ、行者還しと言われる岩場があり、小さな祠と、若干の急登がある。やがて稜線上に出ると、あと600m。何にも見えない中進んで山頂の神社に着いた。今日は開いていない。その代わり参拝料もとられない。山頂小屋で少し休んだあと、あとは元来た道をただただ下るのみ。百名山ツアーの団体含め、結構登って来られる人もいるもんだなぁと思いながら、駐車場に戻った。
晴れていれば、広大な草原と湿原の広がる花の道ということだが、今回は残念ながら、ただ歩いただけに終わってしまったので、いつかもう一度必ず歩いてみたい。その時は、下からじっくりと登ってみたいと思う。


参考図書・地図
ヤマケイアルペンガイド東北の山(1993年8月第1刷)
エアリアマップ 朝日・出羽三山(1999年版)
25000図 月山
50000図 月山

山頂の月山神社入り口
その他のコース
・湯殿山〜月山
・月山荘〜装束場〜月山
・姥沢小屋〜牛首〜月山
・肘折温泉〜月山
・本導寺〜月山
・岩根沢〜月山
交通機関
鶴岡駅前〜月山八合目、鶴岡駅前〜湯殿山のバスが利用できます。
詳細時刻は、庄内交通をご参照ください。



Nifty FYAMA 投稿文

雨中速攻月山

白神岳の代替に選んだ月山ですが、台風一過とは行かず、かなり雨が残ってしまいました。麓は一部青空も出ていますが、登るにつれてどんどん風雨が強くなり、八合目では全くの風雨の中でした。

【日 程】99年9月25日(土)
【目 的】東北名山巡り
【天 候】風雨
【コース】1005 月山八合目 → 1050 九合目 → 1140/1200 月山山頂 →
     1235 九合目 → 1320 八合目
【山 名】月山 1984m
【メンバー 】2人
【山 域】月山
【参考書】アルペンガイド 東北の山(の記憶)
     エアリアマップ 朝日・出羽三山(の記憶)

3日目は風雨の中で行動の決断がつかないまま、2人だけで出発してしまったので、あまり待たせてはと、かなり急いで歩いた。コースタイムは登り2時間30分だが少しでも短縮しようと急ぐ。記憶ではあまり登りのない道なので、急げば大幅に短縮可能だとは思っていたが、5キロの距離では、特に下りのタイムはそう詰まるものでもなかった。
最初は地塘の点在する湿原の中の木道を少し進んだのち、歩きやすいように石の配置された道をほとんど登りを感じないくらいの緩やかな登りで進んでいく。時折登りを感じる部分が点在するが、その度毎に若干でも標高を稼ぐ。広大な草原の中の様な道を風雨の中ひたすら歩いてとにかく進む。時折激しい風が吹き、若干体が動かされるが、歩けない程ではない。随分歩いたところで小屋が見え、仏生池のある9合目に着いた。池の廻りにお地蔵さんが並んでいた。
さらに、同じ様な道を進む。途中一カ所だけ、行者還しと言われる岩場があり、小さな祠と、若干の急登がある。やがて稜線上に出ると、あと600m。何にも見えない中進んで山頂の神社に着く。今日は開いていない。その代わり参拝料もとられない。
山頂小屋で少し休んだあと、あとは元来た道をただただ下るのみ。百名山ツアーの団体含め、結構登って来られる人もいるもんだなぁと思いながら、木道で滑って転んだりして、駐車場に着いた。他の皆さんは車の中で3時間以上待っていてくれていた。申し訳なし。



晴れていれば、広大な草原と湿原の広がる花の道のようです。山頂付近にも美しいところもある様で、今回は残念ながら、ただ歩いただけに終わりました。これではなんとなく月山にも申し訳ないので、ここはいつかもう一度必ず歩きたいと考えています。その時は、湯殿山の方から入ってみたいと思います。
台風一過で晴れたのは麓主体で、山頂部はかなり雲が残ったようでした。それも日本海側の方がひどかったようなので、もっと内陸の山を選んだ方が良かったかもしれません。また、この日は羊蹄山でもツアーの女性2人が亡くなっており、あまり悪天の時に無理をするものではないですね。