八幡平

 八幡平 1,613.3m 茶臼岳 1,578.2m 源太森 1,595m
 山域:八幡平

記録
 山行日1999年9月24日(金)
 ルート茶臼岳登山口→茶臼岳→黒谷池湿原→源太森→八幡平→見返峠
 コースタイム1000 茶臼岳登山口 → 1040/1130 茶臼岳 → 1200 黒谷池湿原 → 1240/1320 源太森 → 1350 八幡平 → 1430 見返峠
 天候晴れ

雲一つない青空のもと、雄大な岩手山に抱かれ、焼走りの国際交流村コテージで快晴の朝を迎えた。残念 ながら岩手山はしばらく登山禁止で、当初の目的である八幡平へと向かった。出発前はずっと悪い天気予報だったが、この日の快晴は、嬉しい贈り物であった。

車を茶臼岳登山口と見返峠に1台ずつ配置して笹の中の山道に入る。笹の斜面を登って、最初のコブを越え、鞍部からリンドウの咲く道を眼前に切り立つ茶臼岳の右を巻くように登ると、いつのまにか茶臼岳を通り越して避難小屋のある肩の広場についた。茶臼岳はここから樹林の中の道を往復する。僅かな登りで着いた山頂は360度の展望が広がり、晴天の中でたくさんの山を見ることができた。大きいのは岩手山や秋田駒ヶ岳、遠くに岩木山や早池峰山など東北北部の名山が並ぶ。裏岩手縦走路は面白そうで、大いに興味を惹かれた。
展望を楽しんだあと、肩に戻って先に進む。緩やかに下ると道はだんだん水の流れのある湿地の中を行くようになり、やがて草紅葉の美しい黒谷地湿原である。展望台もありこじんまりしたいい雰囲気だった。
ここから源太森までの登りは荒れて掘れてしまった登山道の改修工事を行っていた。やがて登り着くと安比方面との分岐となり、そこから僅かな登りで源太森の山頂に着いた。ここも素晴らしい展望が広がり、大満足だ。
源太森から少し下ると、八幡沼などの広がる湿原と湖沼地帯の散策となる。東北の山に行くとよく見られる光景ではあるが、ここは一際広大で素晴らしい景観が広がっている。八幡沼を前景に見る岩手山などまさに、絵になる風景であった。そして、展望台はあるが平凡な樹林の中の台地である、八幡平の最高点を通り、噴火口にできた鏡沼などのいくつかの湖沼の景観を楽しみつつ、観光バスで賑わう見返峠に降り立った。


参考図書・地図
ヤマケイアルペンガイド東北の山(1993年8月第1刷)
エアリアマップ 八幡平(1999年版)
25000図 茶臼岳 八幡平
50000図 八幡平

八幡沼と岩手山
その他のコース
・赤川林道〜茶臼岳
・安比温泉〜安比岳〜源太森
・後生掛温泉〜八幡平
交通機関
盛岡バスセンター〜八幡平頂上行きのバスが利用できます。
詳細時刻は、岩手県北バスをご参照ください。



Nifty FYAMA 投稿文

快晴で展望の八幡平

前夜、岩手山麓の焼走りにある国際交流村のコテージに泊まり、翌日は快晴の朝を迎えました。焼走りからは、雲一つない青空に雄大に岩手山が見えましたが、残念ながら今は登山禁止で、当初の目的である八幡平に向かいました。

【日 程】99年9月24日(金)
【目 的】東北名山巡り
【天 候】晴れ
【コース】1000 茶臼岳登山口 → 1040/1130 茶臼岳 → 1200 黒谷池湿原 →
     1240/1320 源太森 → 1350 八幡平 → 1430 見返峠
【山 名】八幡平 1613m 茶臼岳 1578m 源太森 1595m
【メンバー 】6人
【山 域】八幡平
【参考書】アルペンガイド 東北の山
     エアリアマップ 八幡平

出発前はずっと天気の悪い予報だったが、朝から快晴となり嬉しい贈り物である。車を茶臼岳登山口と見返峠に1台ずつ配置して笹の中の山道に入る。まずは茶臼岳を目指して笹の斜面を登って行く。最初のコブを越してのち、一旦下ったあと、リンドウの咲く道を眼前に切り立つ茶臼岳の右を巻くように登り、いつのまにか茶臼岳を通り越して登り着いたところが避難小屋のある肩の広場であった。茶臼岳はここから樹林の中の道を往復する。僅かな登りで山頂に着く。山頂は 360度の展望が広がり晴天の中でたくさんの山を見ることができた。大きいのは岩手山や秋田駒ヶ岳、遠くに岩木山や早池峰山など東北北部の名山が並ぶ。裏岩手縦走路はなかなか面白そうな道である。特に畚岳が目を引く。一見して八幡平の山頂かと思った。
さて、肩に戻って休憩のあと黒谷地湿原に向かう。緩やかに下ると道はだんだん水の流れのある湿地の中を行くようになり、やがて草紅葉の美しい黒谷地湿原に着いた。展望台もありこじんまりしたいい雰囲気であった。黒谷地のバス停からの木道と合流する。ここから源太森までの登りは荒れて掘れてしまった登山道の改修工事を行っていた。幸い昼休み中だったので作業の邪魔にはならなかったが、新たに木道を敷設する工事が長い区間で行われていた。やがて登り着くと安比方面との分岐となり、一登りで源太森の山頂に着いた。ここも素晴らしい展望が広がり、満足の山頂であった。
源太森から少し下ると、八幡沼などの広がる湿原と湖沼地帯の散策となる。北の山に行くとよく見られる光景であるが、ここは一際広大で素晴らしい景観が広がっている。八幡沼を前景に見る岩手山などなかなかの景観である。八幡平の最高点は展望台が設置されているが、特に特徴のない樹林の中の台地であった。
見返峠に向かう道も、噴火口にできた鏡沼などのいくつかの湖沼の景観を楽しみ、やがて観光バスで賑わう見返峠へとたどり着いた。



天候に恵まれ、気持ちのいいハイキングでした。畚岳からの裏岩手縦走路は是非歩いて見たいと思いました。各地の山に行くと、行った数だけ行きたいところが増えてしまいます。また八幡平は白人のハイカーが目立ちました。どうも三沢あたりの基地にいる人たちのようにも思えました。
この日は、翌朝東北北部への台風の接近が予想されており、八森町に泊まって白神岳の予定でしたが、この日のうちに南下して羽黒山に泊まり月山を目指すことにしました。