早池峰山 | ![]() |
早池峰山 1,917m |
山行日 | 1999年9月23日(木) |
ルート | 河原坊→小田越→早池峰山(往復) |
コースタイム | 0842 河原坊 → 0922 小田越 → 1215/1310 早池峰山頂 → 1454 小田越 → 1522 河原坊 |
天候 | 雨 |
この年2回目の東北シリーズは、会社の山の好きな人たちと、昨年定年退職された方をかこんでの山行となった。初日は、夜の高速道路をひたすら北に向かい、早池峰山を目指したが、残念ながら雨となった。 早池峰山の麓の岳へと向かう道中は、残念ながら雲は低くたれ込め、どうやら太平洋側に近づく程天気は思わしくないらしく、登山口の河原坊に着くと風雨となっていた。小田越周辺は植生保護のため、駐車は禁止されており、河原坊から美しい草木を楽しみながらゆったりした舗装路を歩く。小田越の登山口から鳥居をくぐり、雨水が流れる森の中の道をゆったりと登っていくと、30分程で森林限界である。ここが1合目で、以後ハイマツの岩稜を登って行くことになるが、晴れていれば見晴らしのいいと思われる道も、残念ながら霧が深く、風雨が吹き付けるのみであった。緩急を繰り返しての登りは、霧の中で景色の変化が無く、合目石や、50から100までカウントアップしていく看板が励みである。足元は磨かれた蛇紋岩で滑りやすく、時折足場の悪いところでは、岩の表面を一部砕いて滑らない要に工夫がされていた。 |
参考図書・地図 ヤマケイアルペンガイド東北の山(1993年8月第1刷) エアリアマップ 栗駒・早池峰(1994年版) 25000図 早池峰山 高桧山 50000図 早池峰山 川井 |
![]() 石碑や祠のある早池峰山頂 |
その他のコース ・河原坊〜頭垢離〜早池峰山 ・岳〜鶏頭山〜早池峰山 | |
交通機関 花巻駅〜新花巻駅〜大迫バスターミナル <乗換>〜岳(一部「河原の坊」まで)のバスが利用できます。 詳細時刻は、岩手県交通をご参照ください。 |
早池峰山 会社の山の好きな人たちと、昨年定年退職された方をかこんでの山行を長らく計画していましたが、やっと実現して行ってきました。残念ながら天気予報は良くありませんでした。 【日 程】99年9月23日(木) 【目 的】東北名山ツアー 【天 候】雨 【コース】0842 河原坊 → 0922 小田越 → 1215/1310 早池峰山頂 → 1454 小田越 → 1522 河原坊(往復) 【山 名】早池峰山 1917m 【メンバー 】6人 【山 域】早池峰山 【参考書】アルペンガイド 東北の山 エアリアマップ 栗駒・早池峰 北九州からの来賓を加えての北部東北山行の第一日目は早池峰山である。東北道の紫波SAで合流し、早池峰山の麓の岳へと向かう。残念ながら、雲は低くたれ込めており、太平洋側に近づく程天気は思わしくないらしく、登山口の河原坊に着くと風雨となっていた。 小田越には駐車場は無いということで、河原坊から美しい草木を楽しみながらゆったりした舗装路を歩く。小田越は若干のスペースはあるが駐車は禁止されており、1台停車していた車には警告のビラが貼られていた。登山口の鳥居をくぐり、雨水が流れる森の中の道をゆったりと登っていくと、30分程で森林限界から出る。ここには1合目の表示がある。ここからずっと、晴れていれば見通しのいいと思われる、ハイマツの岩稜を登って行くことになるが、残念ながら今日は霧が深く、風雨が吹き付けるのみである。道は緩急繰り返して登って行き、霧の中変化が無いので、合目石や、50から100までカウントアップしていく、看板が唯一の励みとなる。ただし、どちらも時々数が飛んでしまう。足元は磨かれた蛇紋岩で滑りやすく、時折足場の悪いところでは、岩の表面を一部砕いて滑らない要に工夫がされていた。 ゆっくりと高度を上げていくと、頭上に大きな岩が見え、長い鎖がかかっている。これを登りきって、しばらく岩塊を登っていくと頂上の一角に立つ。平坦な山頂部には湿原もあり、木道が設置されている。そして最後に最高点のピークにあがると、まず避難小屋がみえ、その裏手の山頂には、たくさんの石碑などがまつられた祠があった。 避難小屋には途中で追い抜いていった2人が休んでおり、女性は432回目の早池峰山頂とのこと。ボランティアで監視員活動もされているらしい。また道中では、2人程正規の監視員の方にも会い、道の情報を頂いた。登山客が増える中で、環境維持や安全の為の活動には頭が下がる。 下山は、直接河原坊に下る道は、急な部分もあり、また雨なので渡渉も大変との指導員の方の助言もありで、元の道をもとに戻った。さすがに下りは登り以上に滑りやすかった。 道中は霧で遠望が無かったので、だいぶん端折りましたが、晴れていればほとんどの部分が展望の中を登っていく、楽しい道だと思います。ただし傾斜は急な部分が多くスリップには十分な注意が必要です。季節は秋ですが、名残の花や紅葉の走りも少し楽しめました。晴れた時に再訪したいものだと思います。 |