四日市で、金曜の夜に忘年会があったので、会社を休暇にして朝からでかけました。最近買った中古車の試運転も兼ねての行動なのですが、やはり山も一つ歩きたいものです。といっても前夜出る予定が、疲れた..ということで、普通に朝に出たので時間
があまりありません。そこで、手元のガイドブックでインターから近くてすぐに登れそうな山を選びました。
宮路山は、持統天皇が登ったという由緒ある山である。そのうえ三河湾の展望がすばらしいとのこと、これは是非一つ行ってみようということなのだ。
音羽蒲郡ICを降りて少し豊橋方面に戻って右に入ると中学校があり、左折すれば、早くも宮路山の道標があった。そのまま導かれてどんどん進むと、やがて立派な駐車場に着く。もう山頂直下であり、急ぎでない場合はもっと下から登るのが望ましいところだと思う。
駐車場から少し登ると分岐があり、かつて東海道が無い時代はここを越えたのだと、看板にある。山頂へは右の尾根を辿ればいいのだが、あまりにもすぐに着きそうなので、直進する遠回りの道を選んだ。道は緩やかに谷にくだり、赤坂駅からの道に合流すると、再び登って行く。暗い樹林の道で、遊歩道としてよく整備されている。
登っていくと、再び明るい稜線に出て、駐車場からの道と合流した。単にそれだけのことであった。少し進んで、右手にあずまやを見送り、山頂への登りに入る。今の時期はさすがに花も無く、暗い樹林の中を淡々と進むと山頂と神社の鞍部に出た。まずは、左の神社に行ってみる。道は神社の裏手に出るので、別に表からの道があるのだろうと思う。
元に戻って山頂に向かう。といっても僅かの道のりのある。山頂は広く明るく、中心に宮路山聖跡と彫られた大きな石碑が立っていた。ベンチに座り、三河湾の展望を楽しむ。遠くに姫島が見える。近くの海岸は、意外に埋め立てが進んでいる。そして、さすがに平日の山頂は静かで誰もいない。普通なら仕事が佳境に入っている時間だなと思った。
山頂からは、駐車場へまっすぐ下る。途中まで下った時、看板を見てコアブラツツジの群落のある道が別にあったのに気がついた。もう、遥かに下ってしまったので残念であった。
短い時間の中でハイキングでしたが、山頂の展望はなかなか良かったと思いました。ただ、もし時間があれば、五井山への道を歩いたりもできたところですし、他にもいろいろな楽しみがありそうな山だなと思いました。
広々とした宮路山山頂
参考図書・地図 | その他のコース |
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山と渓谷社アルペンガイド旧版 名古屋周辺ワンデイハイク 25000図 御油 50000図 御油 |
名電長沢から五井山への道がありますが、ほとんどが舗装路歩きとなります。 |