高柄山

 高柄山 733.2m 鶴島御前山 484.1m
 山域:前道志

記録
 山行日1999年12月18日(土)
 ルート四方津駅→大丸→千足峠→高柄山→御前山→上野原駅
 コースタイム0915 四方津駅 → 0940 登山口 → 1050/1100 大丸 → 1120 千足峠 → 1035/1255 高柄山 → 1425/35 御前山 → 1450 墓地 → 1520 上野原駅
 天候曇り一時雨

鈴鹿の烏帽子岳に登った時、来週は湯豆腐をやろうと友人と約束し、関東の山で再会した。場所は、前日に私がまだ登ったことのない高柄山と決めて、四方津の駅に向かった。

駅に着くと晴れの予報にも関わらず、信じられないことに雨が落ちていた。幸い激しい雨ではなく、歩き出す時にはあがったが、濡れた車道を登山口まで歩くこととなった。川合の集落を過ぎて、ゆったりとした峠道の登りとなる。植林が比較的少なく、落ち葉を踏む明るい道で、急登や小ピークなどはすべて巻いているため、歩きやすい。雲がかかっているためか、地形のためか、目指す稜線がなかなか目に入ってこないが、いかにも中央線沿線の低山という感じの明るい道を、まだかまだかと登っていく。そろそろコースタイム分は歩いたかなと思う頃、右手に、大地峠からの巻き道が合流し、程なく新大地峠(大丸・大地展望台)に立った。ここは、正面に高柄山の姿が良く見える。
新大地峠から高柄山までは、急なアップダウンの縦走路となる。最も下ったところが千足峠だが、千足沢沿いに下る道は通行止となっていた。最後に植林の中の急坂をがんばると高柄山山頂である。東面に展望が良く、陣馬や石老山がよく眺められた。山頂で友人が用意してくれた湯豆腐を楽しみ、用意した酒もすべて無くなって、いい気分での出発となった。
比較的急な下りを落ち葉を踏んで進んでいくと、傾斜の緩い尾根道となって、あずまやが現れる。ここから、旧来の尾根道はゴルフ場のため通行不可となりゴルフ場の金網にそって、北の斜面をトラバース気味に下っていく。かなり下って、小沢のある谷間の地形になると、栃穴への道が分かれ、ここは初心者不可と書いてあった。再び道は登りに転じ、急登をジグザグに大汗をかきながら尾根の肩まで登り詰めると、正面に御前山が見えてきた。平坦になった尾根を進めば小さな分岐があり、直進は御前山への登路である。急な踏み跡を木に掴まって這い上がれば眺めのいい山頂に到着した。
御前山は、北の眺めがよく、中央線の北側にはいろんな低山があることがよく解った。そして、地図と見比べるうちに、今まではハイキングの対象となる山に目がいって、気づかなかったが、御前山がこの周辺に実にたくさんあることが解った。
展望を楽しんだあと、下山はロープの貼ってある長い急降下となる。道は落ち葉に埋もれて、滑りやすくまた、地面の状態が見えないので歩きにくい。しかし、一気に下って鉄塔を過ぎれば植林の中の歩きやすい道となり、墓地の上に降り立った。あとは、曇り空の中駅まで30分。下ってきた鶴島御前山を振り返ると、綺麗な三角錐のすっきりした山であった。


参考図書・地図
ブルーガイド 東京付近の山(1998年第1刷)
エアリアマップ 高尾・陣場(1994年版)
25000図 上野原
50000図 上野原

新大地峠からの高柄山
その他のコース
千足より千足峠に登る道があります。