2日目

 2日間札幌(とゆーよりすすきの)で遊んだ後、札幌駅から函館経由青森駅まで夜行列車でちんたらちんたら行く。

 青函トンネルを抜けると日が昇っていた。私のMINIは無事にC62の横に鎮座ましましていた。あーよかった。

 8月6日AM8:00青森発。東京へ向けて出発。復路の目標は「高速道路に乗らない」である。

 まずR394で八甲田山の横を抜け、R104奥入瀬渓流へ。観光地らしく車は多いが道は狭い。対面通行もままならないが、天気は快晴。木もれ日の中渓流沿いを登っていく。車を降りないとあまり面白くないが、駐車スペースもないのでそのまま突っ切る。R103に乗り換えて十和田湖東岸を走破した後、R282→R341経由八幡平アスピーテラインへ。

 八幡平アスピーテラインは、八幡平を山頂経由で突っ切る有料道路である。道は整備されているがその傾斜はMINIには結構きつい。サイドブレーキを引いても後ろに滑っていく。登りはほぼ全部1〜2速で走る。山頂に近づくにつれ霧がかかってきて風景は見れない。非力なエンジンが息をつく。もしかしたら空気が薄すぎるのかも?とか思ったが実体は不明。オートチョークでないもんで...

 山頂レストハウスで昼飯。山頂を越えると霧は一気にはれた。うちのMINIはブレーキの効きが甘いので、気を付けながら下る。景色がいい。

R4に乗って盛岡を越えて一気に走る。このまま走れば東京に帰れるが、遠野へ行くため北上市からR107に乗る。遠野物語の遠野である。
 遠野に近づくにつれ、まんが日本昔話みたいな風景になってくる。よく見る「日本の原風景」的な絵である。山がちで緑深く、青々した稲の穂が並び、ぽつんと藁葺き屋根の家という風景。私は北海道育ちなもんでこういう風景には縁がない。素直に感動してしまうのである。しかも夕暮れだったしね。完璧な絵でした。

 遠野を抜けると、リヤス式海岸の陸中海岸である。釜石に着いた頃には日はとっくに暮れていた。ここで晩飯。距離を稼ぐためR45で海岸沿いを南下。真っ暗で海も海岸も見えず、あまり走っている意味がない。途中で意識が混濁してくる。周りに人家が殆どなく、車も見かけない。信号もないとなればなおさらである。

 AM1:30頃、睡魔も限界に来たので寝ることにする。場所は多分松島の近く。MINIを脇道に入れ、公園の横にMINIをつけて毛布をかぶって寝る。当然車中泊なのである。
 本日の走行距離、青森〜松島で約530km。所用時間17.5hr。給油2回(青森、八甲田)
まだまだ元気。

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[走行データ/1日目/2日目/3日目]

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