なんだか巷では、消費税を16%まで上げたほうがいいとか、いや消費税は上げたらいかんとか、そんな話になってるそうですが。
まあ、消費税増税論自体は今に始まった事でもないんだが…
「財源確保の為には消費税増税もやむなし」って話はよく聞くんだけど、その度に思うのが
「なんで消費税なの?所得税の増税じゃ駄目なの?」
ということ。
所得税の場合は累進課税制度があって、所得の多い人程税率が高くなっていく。
かつて消費税が導入されたり、税率が5%に引き上げられたりした時には、「所得税を減税したのでトータルで見れば減税だ」みたいな話を聞いた事があるけど、実際には累進課税の上限を下げる事で減税を実現したという事にしている。
それで得するのは勿論高額所得者だけである。
その件については、「高額所得者からあまり税金を取り過ぎないほうがいいんだ」というカンジの話は随分と聞くんだが、その根拠に関してはなかなか見当たらない。
…そーするとなんだか『おカネ持ちからあんまり税金取らない事にしたほうが、政治屋さんにとっておトクだから』なんて穿った見方をしちゃいたくなるもんだが、…所得税よりも消費税で財源を確保したほうがいい根拠ってのを、後から取って付けたような表向きのタテマエ論でなくてまっとうに説明してるとこってないもんかな…?