生藤山

 三国山 960m 生藤山 990.3m 茅丸 1,019m
 連行峰1,003m 醍醐丸 867m
 山域:奥多摩

記録
 山行日1999年5月3日(月)
 ルート石楯尾神社→佐野川峠→生藤山→茅丸→連行峰→醍醐丸→和田峠
 コースタイム1125 石楯尾神社登山口 → 1150/55 佐野川峠 → 1220 三国山 → 1223/30 生藤山 → 1240 茅丸 → 1250 連行峰 → 1310 和田分岐 → 1330/40 醍醐丸 → 1400 和田峠
 天候曇り

特に予定のないGWの1日に、天気に誘われて、東京周辺の代表的なハイキングコースに出かけた。以前に北側の柏木野から登ったことのある生藤山に、今度はメインルートの石楯尾神社からの道から登り、陣馬に向けて縦走しようというものである。

朝ゆっくり出かけたので上野原は11時。途中高尾ではたくさんの人が降りて行ったところをみると、山の上も賑わうことだろう。上野原駅から乗ったタクシーは、石楯尾神社の上の登山口まで入ってくれた。遅い出発でもあり有り難かった。ちなみにタクシー代は2500円である。
最初は、沢に沿ってしばらくコンクリートの道を歩き、祠の前から本格的な山道になる。ジグザグに登ってさきの車道ともう一回交差し、植林地の中に緩やかにつけられたつづら折りの道を佐野川峠に上がっていく。尾根に登り着いたところが峠で、ここからは明るく穏やかな登りが三国山まで続いていた。植林の中ではあるが、明るいのびやかな道で、右手には茅丸や連行峰がまだまだ高く見えている。少しの登りのあとほぼ平坦な道となって、幾人かのハイカーが休んでいる甘草水へ。そしてまた少しの急登のあと再び緩やかになって三国山の直下に出た。道中は桜の名所で、すでに葉が繁っていたが、まだちらほらと花も残っていた。
三国山は、武蔵・相模・甲斐の三国の境界にあたり、広々とした山頂で、北西に向かえば三頭山に続く笹尾根道となる。賑わっている広い三国山をあとにして少し下り、岩まじりの急登を行けば生藤山である。山頂は意外と狭く、ベンチや防火用のドラム缶が置いてあった。
陣馬に向かっての縦走路は、各々のピークに稜線通しと巻き道があり、今回はすべてピークを越えていくことにする。桜は終わり、つつじには早く、登山道脇には薄紫のかわいいスミレが満開という季節で、アップダウンを繰り返しながら茅丸、連行峰と越えていく。大きく下ったあと、和田への分岐を過ぎ、再び巻き道と別れて登り着いた醍醐丸のベンチでひと休みとした。ここは戸倉三山への分岐であり、いつか行ってみたいところである。以降植林地の中に入り、薄暗くなった道を下れば、自動車の音が近くに聞こえてきてハイカーやドライブの人々で賑わう和田峠に着いた。茶店でとりあえず休憩し、陣馬山の登りに備えた。

陣馬山・景信山に続く

参考図書・地図
エアリアマップ 高尾・陣場(1994年版)
25000図 上野原 与瀬 五日市
50000図 上野原 五日市

茅丸から連行峰への山並み
その他のコース
柏木野〜連行峰〜生藤山
上川乗〜浅間峠〜生藤山
交通機関
上野原駅から井戸行き「石楯尾神社」下車
詳細時刻については、富士急山梨バスを参照下さい。


Nifty FYAMA 投稿文

生藤山〜陣馬山〜高尾山

特に予定のないGWの1日ですが、天気もいいので歩きに行ってきました。最近薄い運動靴で山を激走したため足の裏の調子が悪く、固い靴を履きたくないので2年前に買ってあまり履いてない新しい運動靴を足になじませようと、運動靴でも歩けるメジャーなハイキングコースにしました。

【日 程】99年5月3日(月)
【目 的】軽快にスタスタ歩く
【天 候】曇り
【コース】1125 登山口 → 1150/55 佐野川峠 → 1220 三国山 → 1223/30 生藤山
     → 1240 茅丸 → 1250 連行峰 → 1310 和田分岐 → 1330/40 醍醐丸
     → 1400/05 和田峠 → 1420/25 陣馬山 → 1450 明王峠 →
     1540/50 景信山 → 1605 小仏峠 → 1620/25 城山 → 1705/15 高尾山
     → 1805 高尾山口駅
【山 名】三国山 生藤山 990.3m 茅丸 1019m 連行峰 醍醐丸 867m
     陣馬山 857m 景信山 757.1m 城山 670.3m 高尾山 599m
【メンバー 】単独
【山 域】高尾/陣馬

家をのんびり出たので上野原は11時。途中高尾ではたくさんの人が降りて行ったので、ちょっと嫌気が差して上野原まできたら、ほとんど降りる人はいませんでした。バスは無いのでタクシーで石楯尾神社に向かいます。神社の上の登山口までタクシーは行ってくれました。2500円でした。さて、山道といってもしばらくコンクリートの道を歩いてから、祠の前を通って本格的な山道になります。しばらくジグザグに登ってさきの車道ともう一回交差して佐野川峠に上がっていきます。生藤山は以前北から登ったのですが、桜並木のある、最も一般的なこのコースは初めてです。道は大きくジグザグを切りながらゆったり登っていきますが、タクシーの運転手さんに登山口まで行ってくれたら1時間で頂上まで行けるかもしれないと言った手前、ホントにいけるかどうか気になって、緩やかな傾斜をどんどん先を急ぐように登っていきました。そして大汗をかきながら佐野川峠につきました。
ここからは緩やかな登りが三国山まで続きます。植林の中ではありますが、なんとなく明るいのんびりした道を急ぎます。右手には茅丸や連行峰がたかく見えていました。少しの登りのあとほぼ平坦な道になって、結構人が休んでいる甘草水へ、そしてまた少しの登りのあと再び緩やかになって三国山の下に出ます。桜は葉っぱが繁ってはいましたが、まだちらほらと花が残っていました。
休んでいる人で賑わっている三国山を55分で通過したところで、1時間以内が確定です。生藤山の登りはちょっと岩が出て、柔らかい運動靴には少し酷ですが、せっせと登り切って山頂着。こんなんだっけ....と思い出しながら少し休みました。生藤山の山頂より三国山の方が印象が良く残っていたようです。
ここから、陣馬に向かって縦走します。最終目的地は特に決めていません。時間切れになれば止めるという気楽なもんです。このあたりは巻道が結構発達していますが、一応ピークに敬意を表していちいち越えていきます。ですから、追い越した人が巻道を通ると同じ人を2回追い越すということになります。みんな結構巻道を通ってます。桜は終わり、つつじには早く、登山道脇には薄紫のかわいいスミレが満開というところでしょうか。連行峰の先から陣馬の方がよく見えました。
醍醐丸のベンチでひと休み。ここは北の方が開けています。そういえば戸倉三山には行ったことがありません。近々行ってみたいなあと思いました。以降植林も濃くなり、自動車の音が聞こえてきて和田峠着。茶店でジュースを買って陣馬山に挑みます。ここからはものすごい人出で、世界が一変しました。でもちっちゃなデイバックと運動靴という今日の私のスタイルは、むしろここから先の人々と様子が似ているので、とけ込んでしまいます。きっちりした装備をしている人の方が目立ちます。陣馬山へは幅が狭くて登りやすい木の階段をちまちま休まず登っていくと広い園地のような山頂に着きました。佐野川峠から生藤山を経て和田峠までの歩いてきた道が一望できました。
陣馬山を過ぎると道は広く平らになり、本当にスタスタと進んで行きます。すれ違う人々はちっちゃい子供もたくさんいて微笑ましい限りです。明王峠の茶店の前にはスタンプが置いてありました。そうです。今月は高尾陣馬スタンプラリーをやっていたのです。台紙をどっかでゲットしてこなかったのが悔やまれます。
さてそろそろ3時なので行き先を考えないといけません。北高尾山稜に進むか、高尾山に進むかですが、いろいろエスケープを考えると、高尾山の方が良さそうです。コースタイム通りなら、5時40分くらいに小仏に降りられそうなので、ひとまず目的地を小仏に設定しました。という訳で堂所山には寄らずに巻いていきます。でもその後は巻道を通らず忠実に稜線の道をすすみました。
このあたりは、陣馬からの平坦な道とうって変わって、アップダウンが多少出てきますが、マジな登りになったぞと思うと、登りを若干繰り返して景信山に着きました。ここでもジュースを買ってひと休みです。八王子の町が良く見えています。
小仏峠に向かって相模湖を見ながら明るい道を下って行きました。峠は暗い林の中ですが、ここでも茶店があります。時間は大幅に予定より早かったので、そのまま進みます。しかし、結構歩いてきたのでかなり登る足どりが鈍ってきました。城山、一丁平、もみじ台、高尾山と進んでいきますが、園地の様な道で夕刻ともなると家族連れよりはアベックの方が目立ってきます。しかし城山も高尾山も一応100mの登り返しなのでさすがに疲れてきました。最後の石段を詰めて高尾山着で、店じまいまぎわの食堂でビールを買い求めました。
下りは、琵琶滝のある沢添いのコースを下りました。今日歩いた中では最も野趣に富んだ道かもしれません。沢沿いの道の両側は、シャガの花が満開でとても美しい道でした。



東京一?人の多そうなハイキングコースをGWに歩いてきました。早く歩ける靴なので飛ばしてしまいましたが、いい運動になりました。さすがに近くて便利ですから、いつかうちの理夏ちゃんでも連れて遊びにいこうかな。
それと、この道は単独は向きませんね。ワイワイガヤガヤが似合うようです。