長尾山

782m
山域:熊野山地
2000.3.18


長尾山を札立峠から行くと、すべて舗装路を歩く道となる。この山を選んだのは「三重県の山」に紹介されているのと、夕方に気軽に海を眺めてみようと思ったからである。妙見山三角点を往復したあと、車道を歩いて長尾山へと向かった。

長尾山は熊野市の背後に聳え、山頂にはアンテナが林立し、遠くからでもそれとわかる山である。その様な山の例にもれず、山頂まで車道が通じている。「三重県の山」には、極力歩いていこうと勧めており、途中のヘアピンカーブの所に車を停めるようになっていたので、忠実に従って歩き出した。
少し登り気味に車道を辿っていくと、大きなカーブがあり、正面に長尾山が見える場所に出る。尾根は大きく迂回して行くようで、アンテナが並ぶ山頂は、まだまだかなり遠くに感じる。ここからは傾斜も無くなり、淡々とした車道歩きである。途中に太根山入り口という看板があったが、たぶん稜線上のピークの一つであろう。もう時間も遅いのと、疲れているので通過してしまった。やがて右上にアンテナが見えはじめると車道は終わり、終点から少し階段を上れば山頂である。山頂部分は少しだけ周りより高いという感じで、アンテナが立たずに残されており、三角点がある。周辺はアンテナだらけで、ちょっと山としては、寂しいものがある。展望はなんといっても、七里御浜が眼下に広がり雄大な景色である。南紀というとリアス式の海岸というイメージたが、熊野市から熊野川の河口までは長大な海岸線なのであった。そろそろ日の沈む時間であるが、東向きの海なので、夕焼けに染まることは期待できず、山頂で簡単に食事をして引きあげ、丁度西の山に日が落ちるころ車の所まで戻った。


札立峠から妙見山三角点

記録

日 程

2000年3月18日(土)

天 候

晴れ

コース

1620 駐車地(ヘアピンカーブ) → 1700/25 長尾山 → 1755 駐車地

カーブ付近から見た山頂部


参考図書・地図
三重県の山(ヤマケイ)
三重の自然を歩こう(伊勢文化舎)
25000図 
50000図