ののの飼い主よりひとこと

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とうとう、“のの”の避妊手術を決行いたしました。ここに来るまでは、我が家の中でいろいろと議論もあり、真剣に話し合ったうえのことです。本当は1月の終わりに予定していたのですが、一度決めたと言うのに、母の「やっぱり内臓取るのはよくない!」と反対表明があり、また、忙しいのののアジリティのスケジュールが重なり、一時はかなり混乱した事態になっていました。しかし、母も訓練所の先生の話などを聞き、もう一度話し合って、ようやく今回のスケジュールに落ち着き、今に到る・・・という訳です。
ののの絵日記にも書いたとおり、確かに術後二日の時点では人間の都合で辛い思いをさせることとなっていて、ののには申し訳ないという気持ちでいっぱいなのですが、でもやはりとった道は間違ってなかったと信じています。

私は今回の処置が、人間の都合だとしっかり認識していますが、出産も充分人間の都合でしかなかったと思っています。犬は自然体の意識の持ち主です。人間と違って犬は積極的に「母になりたい」と思っているとは思えないのです。特にののはそうだと思っています。きっとののに「お前、赤ちゃん欲しい?」と聞いても、「何のこと?」と言うに違いありません。
ののの場合、一度めが陣痛微弱で帝王切開だったということで、ニ度目もその可能性が大きいだろうという問題もありました。帝王切開というのは、犬にとっても(肉体的に)人間にとっても(金銭的に)とても負担がかかるものです。
また、たとえ正常分娩だったとしても、仔犬が旅立つまでの2ヶ月間(特に後半の1ヶ月)、日に4回の離乳食やら母犬が手に余り始めた下の世話やらで、世話をする人間は並み大抵の覚悟じゃつとまりません。ましてや仕事との両立となると、かなりの困難を伴います。(3匹の仔犬の時は母がちょうど休職中でその役をやってくれましたが、今後はそのタイミングもなさそうです)

と、いろいろ考えた末、ののの出産はこの一度きりね、ということになりました。そして、産ませないなら、やはり避妊手術をすべきだろうと、いうことになった訳です。

私は、ののは家族だけれど、やはり犬は「家畜」なんだと考えています。彼等に対する責任はすべてその飼い主にあります。彼等の生殖を野放しにしていいはずはないと思うのです。そのようなことをした結果、生まれて来た命が毎日全国の保健所で最期の日を迎えています。もし万が一“のの”の血を引いた命がそのような結果を迎えたとしたら・・・。私は本当にたえられるかどうか分かりません。そういう悲しい結果にならないために、今世間一般でもっともポピュラーに行われている方法が避妊手術でした。

世の中にはいろんな意見があり、こういう方法に反対される方もいることは理解していますが、そのような方にも、以上のようなかなり真面目な気持ち(文章が支離滅裂でうまく伝わったかどうか不安ですが)で選択した方法だということだけでも、知っていただきたいと思います。

そして、どうか最近少し兆しがなきにしもあらずな「コーギーブーム」が決して起こらないこと、決して保健所の七つめの部屋で足の短い犬が多く見られるようにならないことを祈り続けたいと思っています・・・。


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