vol.3 〜「GOOD DAY」


『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』
「君に逢いたくなったら...」
シングルよりも、ベース・ラインやキック、スネアを太い音にしたかったので、微妙にニュアンスの違うテイクになっていると思います。
「揺れる想い」
何度もシングルを聴き直して、やっぱりオリジナルでいくことに決めました。
「君がいない」
ZARDで、この裏打ちのリズムは少ないんですが、ブラスのオブリが心地良いんですよね。だから、歌詞は失恋なのになぜか明るくきこえるのかな。
「心を開いて」
イントロのピアノ・メロが大好きで、アンディーのミックスによって音がクリアになっていて...。ホッとする 1曲です。
「Good-bye My Loneliness」
一番思い出深い曲だから、どうしてももう一度 歌い直してみたかった...。自分のボーカルのフィードバックを聴いて、成長している自分を感じました。
「IN MY ARMS TONIGHT」
この曲も、イントロを聴いただけでキュンとなる大好きな曲です。マイケルのミックスによって、新しく生まれ変わったと思います。
「あの微笑みを忘れないで」
学校や社会などの組織の中で、希望を失いそうになっている男性たちへ...。私からの応援歌です。
「Oh my love」
本当はシングルにしたかった曲なんです。人を好きになる時の気持ちってかわいいなと思います。
「来年の夏も」
ドラマチックなリズム展開と間奏の弦やリストっぽいピアノが、この曲を盛り上げていると思います。
「ハイヒール 脱ぎ捨てて」
都会の中で生きていく女性が、仕事と恋に悩み成長していくさまを描いたZARDの王道ともいうべき曲。
「Don't you see !」
アレンジを進めていくうちにいろんな試行錯誤を繰り返し、結果的にはかなり複雑なアレンジに。
「眠れない夜を抱いて」
その当時よりこの曲をとても大切に思えます。曲の良さを生かしたシンプルなアレンジの曲。
「こんなに愛しても HOLD ME
曲頭のギターのハーモニックスがとても映像的で...同じように繰り返されるリズムとベースのフレーズが歌詞の切なさを引き立たせていると思います。最後はこの曲をどうしても持ってきたかったので...。
(WHAT's IN? 199801)
「 永 遠 」
久しぶりに熱くなりました。やっぱり 音楽って楽しいなと実感できました。ブリティッシュ・ロック・バラードは、シングル22枚目にして初めてかもしれない。
今回、もともとあった詞を ドラマ『失楽園』の著者である渡辺淳一氏から ”坂井さんなりの大人の恋愛を詞にして欲しい”と言われて何回か書き直したものです。テーマは ”秘めたる想ひ”ですね。”永遠”という言葉がより重く、深い意味で伝わってくれれば...
詩の世界で言えば、私はアナログ人間ですね。
映画でもそうですけど、この言葉にできない”逢えない時間”や"間"が 、一番芸術的だと思います。
今、全てがすごくいい状態で進んでいるのでこの集中力を次の作品まで持続できたらいいなと思っています。 (WEZARD 14)
「運命のルーレット 廻して」
この曲は 1年くらい前に聴いたんですが、4〜5曲あった中から選びました。
この曲を聴いて 「時計仕掛けのオレンジ」が浮かんだんですね。いつもレンタルビデオを見て、気に入ったものはLDやDVDやセルビデオを買うので、もう 1回引っ張り出して観てみました。
もう、毎週過酷なレコーディングで (笑)。私もスタッフも妥協しないので、この曲は今までで一番アレンジ・テイクが多いんです。多分スタッフみんな、ミキサーのMACの中のデータを見ないと、テイク違いが分からないんじゃないでしょうか。試せる、出来る限りの事は全部やってもらっていて、普通のアーティストがアルバム 1枚作るのと同じくらい手間がかかっています。皆さんに感謝しています。
(サウンド面では、)最初からドラムのフィルはこれでいこうとしていたので、それに合わせるバスドラとスネアのグルーブ感がなかなか出なくて苦労しましたね。いつもはわりとピッチを気にするんですけど。オケはアメリカン・ロックじゃなくてブリティッシュ・ロックにしていきたいので、その辺の兼ね合いが難しいです。
(歌詞は、)ネガティブな意味じゃなく、もう、イチかバチかの賭けみたいな、ね。人生どうなっていくのか楽しみでもあり、不安でもあり...、そういう意味が込められています。
(Music Freak Magazine 199808)
「少女の頃に戻ったみたいに」
目を閉じて聴いた時に心がフワッと軽くなればいいな、と思ってます。あと、この曲を通して物語を見終わった時に残るような余韻を感じてもらえたらうれしいですね。
(CDでーた 19980920)
コナンの観察力と推理力は いつも見ていて気持ちがいいですよね。見た目は少年でも、本当はとても頼りになる男性。わたしは、誰の中にも子供の心と大人の心が同居しているんじゃないかと思うんです。だからコナンが広く愛される理由もとてもよく解るような気がします。”謎を解く”というのは、いつも最もスリリングなテーマですよね。コナンの目を通してバーチャル体験しながら難関を一つ一つ突破していくうちに、だんだんみんなも冷静かつスピーディーに行動できる頼もしい名探偵になっているんじゃないでしょうか。そして、次々と起こる怪事件に立ち向かいながらもコナンは仲間をとても大切にしています。私はそんな温かさを心地よく感じ、この映画を見終わったみんなをやさしく包み込むような、そんなやさしいエンディングテーマを作ろうと思いました。 (映画パンフレット)
「新しいドア 〜冬のひまわり」
「GOOD DAY」
<新しいドア>は、次のアルバム用に作っていて、最初は<sweet pain>というタイトルだったんです。<GOOD DAY>もやっぱり違うタイトルで。急にCMがバタバタと決まって、2曲とも同じ時期ぐらいに発売しなきゃいけないことになりまして...。すごく幸せな状況なんですが、私としてはカップリングの曲もこだわっているので、中途半端な曲を間に合わせで出したくない、というのがあって、じゃあ今までやったことがないけど、2枚同時に発売してみようということになりました。
(作曲スタッフは、)今までカップリングの曲ではあったけど、シングルA面では綿貫くんも北野くんも今回が初めてですね。<新しいドア>はオルタナっぽく、<GOOD DAY>はロッカ・バラードで、オケは本当にシンプルにお願いしました。今回はコーラスで遊んでみたかったので。あとはいつもと一緒です。(WHAT's IN ? 199901)
「新しいドア 〜冬のひまわり」
何かに悩んだりすると、人は自分にとって大事な時を過ごした人たち...、恋人や、かつていっしょに闘った仲間とか...を思い出したりするんですよね。時が経っても、相手が残してくれた”優しさ”とか”思い出”を大事にして欲しいなと思って、この詞を書きました。それと、迷いや悩みは本当にいろいろあると思うけど、”自分の直感を信じて”というメッセージも込められています。(CD でーた 19981220)
スネアの成分の中にクラップが含まれていて、その出し入れの具合でこの曲のイメージが決まると思うので。まぁ ZARDサウンドを守りつつ、いかに新しい要素を取り込んでいくかですね。
”冬のひまわり”なんて、ありえるはずがないんですけど、”笑顔”や、悩みを口にしようとしない”意志””強さ”の象徴として使いたかったので。(WHAT's IN ? 199901)
「GOOD DAY」
なんか空を飛ぶイメージ。いつもブースの中は暗くしてるし、想像力豊かになっちゃうんですよ。だから勝手にいろんな状況を想像しながら、その世界に入って歌っています。
(サウンドは、)ポップ・ロックじゃなく、ロックの中のハードロック!(笑)弦やピアノを生音に変えようかなと思ったけど、そうすると、ちょっと繊細な感じになってしまうので、きれいすぎるよりもヘタウマ的なサウンドにしたいというのがあって、打ち込みのできるハードロックにしました。(WHAT's IN ? 199901)
”諦めるよりも ああ 優しくなりたい”というフレーズは私自身に言ってるところもあるんです。あきらめるのは簡単だけど、捨ててしまう前にもう一度よく考えてみよう、乗り越えてみようって。そしたらきっといい日が待ってるんじゃないかってね。
(移動中の車や電車とか、動くものに乗ってるといいフレーズやことばが出てくることが多いそうです)。 (CD でーた 19981220)

98年は99年のための、ステップのような年でしたね。99年はZARDとして、ひとつの区切りの年にしたいと思っています。楽しみにしていてください。(WHAT's IN ? 199901)




ZARD Self Liner Notes & Interview vol.4

ZARD Self Liner Notes & Interview vol.2
ZARD Self Liner Notes & Interview vol.1






FOUNTAIN -ZARD-

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