三章 捜索、策略、待ち惚け

神那:これはもう、黎麗の姉ちゃんを探さなきゃ。

碧羅:姉ちゃん探すにはどうしたらいいんだ。お師匠さんに頼むわけにはいかないし……
 例の洞の中に入ってみようかな。中の邪仙宝取られてたりして…(ぶつくさ)

神那:えっ、取られちゃったの!?

GM:洞窟には扉があるんだけど、その扉は爺さんか、お師匠さんしか開けられないんだ。
 でも爺さんは、絶対に開けない、と黎麗公主に言った後からはずっと、洞窟には行ってないから、取られてるって事はないはず。

神那:とにかく姉ちゃん探そうよ。

李済:探すっつっても、手がかりがないよ。

碧羅:洞の辺りにいれば、姉ちゃん来るんじゃない?

神那:洞窟の所の伝言板に、「姉ちゃん師匠の所に戻って来い」って書こうか(一同笑)

碧羅:「姉ちゃん帰れ」(笑) いいねそれ、「父より」とか(笑)

李済:それは置いといて。とにかく、洞窟へ行ってみよう。現場だ、現場。

GM:洞へ行くのね。
 ……洞窟に行くと、大きい鉄の扉に閉ざされているわけ。その扉の真ん中にお札が貼ってあるんだけれども、どうやっても取れない。

碧羅:ばちこう(←はじかれた音)

GM:そう。という訳だから、開かない。
開かずの扉の前で、透視する術はないと考えてみたり、カンカンに匂いや陰気の察知をさせたりと、何とか手がかりを得ようとする三人。しかし、結局何も分からなかった。

仕方なく村に引き返し、明徳老人に相談する事に。
神那:あのー。姉ちゃん見つからないんですけど、何か知らない?

GM:あのね。毎回、息子が虎になった翌日の夜… つまり今晩だな、気が変わらないかと、黎麗公主が訪ねてくるという話をしてくれる。

神那:なんだ、洞窟で待ってなくても来るじゃん。

GM:どうする?

神那:ねえちゃんが来たら「よう姉ちゃん久しぶり」って。知ってるよね?

GM:知らない。(きっぱり)

神那:がーーん。

GM:だって君がお師匠の所に弟子入りした時には、もういなかったもの。

神那:ががーーーーーーん。ダブルショーック。
 それじゃ、会ったらお姉ちゃんなんだ君はあと(←何だか既に意味不明)

碧羅:まあ、それはともかく。その人来たら、後つけて行くぐらいしかないか。

李済:カンカンは匂いに敏感だけど、追いかけさせるってできるかな。

神那:犬か。

GM:……うーん。それじゃあお爺さんがね、「彼女はいつも雲に乗ってやって来るので、どこにいるのか全然分からないんです。そこで提案なんですが。(スピッと指を立てて)
 私が気が変わらないと言ったなら、また行ってしまうでしょうから、それで見失ってしまうよりも、一旦私が…」

李済:あったまいーー。めちゃめちゃ頭いいー。君本当に老人すか。

GM:老人です(笑/…でもまだ提案言ってないのに)

碧羅:だから、亀の甲より歳の功。

GM/長老:「…私が気が変わったと言って、洞へと案内した所を取り押さえればいいのでは?」

碧羅:それじゃ、おれたちを洞窟の中入れさせてもらえばいいじゃん。扉閉めておいて、待ち伏せ。

神那:あー。爺さんが気が変わったっすーってやって、姉ちゃんにお酒飲んでもらって、べろべろに酔った所で捕まえる。

GM:酒にこだわるなあ。(開かずの扉の前でも、酒を使った作戦を提案していた)

神那:だって、せっかく成酒瓢持ってんだもん。使わなきゃ。

李済:あ、それで余ったらオイラにちょうだい。

碧羅:おれいらね。(←戒律上、彼は酒を飲んではならない)

神那:あのさ。姉ちゃんに酒飲ませたら、べろべろになんなくても、戦う時に有利になんない?

GM:まあ、なるかな。でもそこまで飲んでくれるかな…?

神那:やっぱり、難しいか。…でも駄目で元々でやってみる。

李済:じゃあ、誰か一人残って、爺さんと一緒に案内がてら飲ませる。そして、他の二人が洞窟にいてはさみ撃ち。そう、それしかないよ、もう。

碧羅:なぜ、皆酒から離れない。

GM:その作戦でいくのね。

碧羅:頼むから酒から離れろ。

李済:なかなかいい案だと、個人的には思っている。

碧羅:さけからはなれろ……。 やるんだったらてめえらだけでやれ。おれは酒には近づきたくねえ(←段々口調が悪くなって来ている)

神那:えーーーーーん。いぢめるーーーーー。
何だかんだの末、碧羅と李済は洞窟の中で待機、神那が酒を勧める役になった。

長老に洞の扉を開けてもらい、中へと踏み込む二人。
GM:ああ、そういえば。奥には洞を守るための鎮護獣が… 言ってみればスフィンクスみたいなのがいるから、と爺さんは言ってくれる。

李済:奥行っちゃいやよと。

GM:行ってもいいけど。んで、扉を閉めたと。

碧羅:あ、暗い。神那が来るまで寝てます。

GM:寝るの好きだねえ。でも、真っ暗じゃないよ。ヒカリゴケみたいなのがあって、ほんのり明るい。

李済:うーん、ちょっと奥見てみたいなあ。行ってみよう。

碧羅:行くの? はい、起こされてしまいました。

GM:奥か。しばらく一本道になってて、進んで行くと少し開けた所に出るわけ。その奥へ行く道の上に、何というかな…… 鳥と牛のあいのこみたいな感じの獣が眠ってる。頭が鳥で、体が牛でって感じで。

碧羅:カルラ鳥?(笑)

GM:……何とでも言って(苦笑) それで、君らが近づくと頭をむくっと上げてだね。「この先へ進むのなら私を倒して行け」と。はっきり言って強そうで、君らじゃ勝てそうにないけど。

碧羅:いや別に。戦うつもりはない。

李済:この先には行けないんですか。それなら、奥にある物についてお話を。一体どんな物があるんですか?

神那:五遁が欲しがりそうなのとか。(←師匠が同じなので、黎麗も五遁使い)

GM:…そうだねえ。そいつもあんまり詳しくは知らないのよ。でも、転生の流れを狂わせるもの、とは聞いているらしい。

李済:それは、だめですねえ。

GM:だめですねえ。

李済:あっ、今いい案、めちゃめちゃいい案が。その女の人をここまで引き入れて、この鎮護獣と戦わせて、女の人が弱った所でウォリァーーって。

GM:(お前さん、本当に「生命を貴ぶべき」戒律の持ち主か??)

神那:殺しちゃだめだよ。まずは説得から。

碧羅:殺す気でいるし。

李済:だめかあ。じゃあ、ここで待たせてもらいます。というわけで、こちらはもう待つだけですので。

GM:「かの宝に手出しする者は私が倒す」とか言って、また寝る。

碧羅:すでにその隣で寝ている。ついでに枕にしちゃっていい?

GM:変な奴、とか言って、また寝るね。


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