四章 公主来襲

GM:では、神那さんの方。
 夜になったら、黎麗公主が雲に乗ってやって来るわけだ。で、これがけっこう美人だったりするんだけど。

神那:あいやあ。

GM:ゲーム的な数字で言うと、魅力が「仙」で12ってとこ。

神那:ようし、お姉ちゃん!

GM/黎麗:「誰あんた。」(きっぱり)

神那:がーーんっっっ。

GM:でね、彼女は明徳の爺さんに、「あんたまだ気が変わんないわけ」って言ってる。けっこう気が強そうな感じで。

碧羅:何か、その人ってムチ持たせたら似合うって人じゃない?

GM:当たり。(実際持ってるし/笑)

神那:コールミークイーン(笑)

GM:それで、爺さんが「分かった、開ける」と言って。はい、君の出番だ。

神那:ああ、なら、うーんと…… 「商談成立のお祝いに酒でもどーぞっ」

GM:「何あんた」って感じでびっくりしてる。

神那:つい最近ここに来た者です。

GM/黎麗:「九日前にはいなかったわねえ」

神那:うん、だから最近って言ったじゃねえかよ。つい四日ほど前に。

GM/黎麗:「…まあいいわ」って事で、一杯キューーーっと。

神那:いい呑みっぷりですねー、姉ちゃん。ささ、もっともっと、どくどくどく。じいちゃんも飲むかい?

GM/明徳:「わしは遠慮しておく」
 てなわけで、酔っ払うほど飲ませられたかどうかを、君の「魅力」(酒を勧め続けられるか)と、姉ちゃんの「意志」(酔う前にストップできるか)とでの対抗判定で決めよう。

神那:「魅力」… 6しかないんだ…。

GM:普通の魅力ってやつだね。さて、酔うまで飲ませられるか。

神那:(ころころ)16。

GM:(ころころ)たあ、すまん19。って事で、「あーら美味しいお酒ありがとね」と。

神那:ああ、美味しいならもっと飲めよーー(笑)

GM:というわけで、爺さん雲に乗せて行っちゃう。

神那:ぼくの雲で追いかける。 …いや待った、それじゃあ敵だってすぐにばれて、はさみ撃ちにならないな。

GM:どうするね?

神那:ようし。 ………ぼくはじっちゃんの召し使いだから、じっちゃんについて行かなきゃいけないんだ、がーーーーーーーーーーー!! だめ?

GM/黎麗:「…まっ、いいか」

神那:いいの? 行くぞー。

碧羅:大ざっぱな性格の姉ちゃんやのー。
三人を乗せた雲は、すぐに洞窟へ。
(神那:ぼくのは一人乗りなのに。ずるい、ほしいこんなの)

・・・先ほどと同じように、いともあっさり扉を開く明徳老人。奥へとてくてく進んで行くと、開けた場所に出る。

そこで一同が見たのは、鳥の頭と牛の胴体を持った鎮護獣と、それを枕に寝こける少年と、ちくちくと裁縫を続ける青年とであった(笑)
GM/黎麗:こりゃ、呆気に取られるわな。「……何してるのよあんたたち」

李済:実はここの宝を守る鎮護獣なんです(笑)

碧羅:嘘こけ。とりあえず、起きようぜ守護獣。べしべし。

GM:敵かっとか言って、ガバッと起きよう。

碧羅:あ、何か来てる(←呑気)

GM:そうしたら…… もうコールミークイーンモードで行きますっ(笑) 「おまえら全員、私の力の元に屈するがいいわ!」とか言って、戦闘開始。

神那:ガーン。ちょっと待った姉ちゃん。

GM/黎麗:(出ばなを潰されてつんのめって)「なによ」

神那:悪い事はしない方がいいぞー。

GM/黎麗:「…あのね。私すでに邪仙なんですけど」

神那:死んじゃうぞー。

GM/黎麗:「死なないわよっ」

神那:なんで〜?

GM:邪仙ってのは、死なないで陰の気を増やすって感じだから、滅多な事じゃ死んだりしない。仙人が陽の気を増やして死なないのと同じ事ね。

神那:ガーン…。悪だからやっぱり倒さなきゃいけないんでしょうか。

碧羅:「悪は必ず正義の前に屈するのよっ」(笑)

GM:戦闘モードに入る前に、明徳爺さんは安全な所まで下がっていよう。それから、鎮護獣も加勢してくれるんだろうなあ。

神那:はさみ撃ち。

GM:(ころころ)先攻はそっち。やっぱり挟まれてちゃ先手は取れなかったか。
先手を取られたとは言えども、黎麗公主は強かった。李済のハチ攻撃をしのぎきり、碧羅の術もはじきかえす。効果があったのは神那の一太刀と、鎮護獣の一撃程度。まだまだ元気である。
GM:それじゃ、黎麗公主の番ね。姉ちゃんは五遁木行使いなので、懐からお札を取り出して「以木行為矢雨・降」の術を使ってあげよう。(ころころ)足して17、みんな仙術抵抗してね。

碧羅:むりっっ! 6ゾロが出ても足りない!

GM:ありゃ、全員無理みたいだね。

神那:割り込みー。水幕扇開いて、ダメージ少しでも軽減させるー。

GM:なら、即死者は出そうにないな。(ころころ、ダメージ決定)

李済:うーーーん、けっこう重傷。死ななかったけど、死にそう。

碧羅:おいこら薬使い、自分で回復しなよ。

GM:そちらの番だ。割り込みした神那さんは一回休みね。

李済:どうしよう。回復した方がいいのかなあ。

GM:(李済のダメージブロックを覗いて)ぎりぎり、後一撃は大丈夫ってとこだね。

李済:じゃあ、またハチ、ハチ行きます。

GM:(ころころ)だめだ、ダメージ。

李済:(ころっ)11です。

GM:うーん、危ないなあ。ちょっと危険だった。

碧羅:次、おれか。さっきみたいな術を連発されたんじゃやばいから、術を封じよう。とっておき、「禁仙則不能使術」っ!!

GM:(ころころ)はあうっっ。

碧羅:あ、その反応だと!?

GM:……………………抵抗できなかった。そっちの成功。

李済:へっへっへ〜〜。って事は〜。やったーーー!

碧羅:封じたから、もう術は来ないって事か。

GM:こっちの攻撃か。とほーーー、術がとっても強かったのに、使えなくなっちゃったからなあ…。 しゃあない、かわりに無限鞭がとびますわ。
とは言ったものの、元々戦士タイプでない黎麗公主の武器攻撃は、どうにかしのがれてしまった。術を封じられてしまった、彼女の劣勢は言うまでもない。形勢は完全に逆転し・・・
碧羅:普通に剣で攻撃。(ころころ)13。

GM:あー、受けれてない受けれてない。

碧羅:サクッとダメージ7点。連続攻撃行きます。

GM:(ころころ)また受けれないっ。武器の戦闘は苦手なお方なのに〜〜〜。

神那:じゃあ、話し合いに持って行こうよ。

碧羅:うん。
とか言いつつ、碧羅の連続攻撃は続いていたのである。………合掌。


BackMenuNext