禦冦:町をもう一回調べてみよう。やっぱり村長が怪しいよな。 GM:町ですね。ちなみに、九尾君も耳とシッポを引っ込めてついて来る。あの時は、感情が高ぶってたから出ちゃってたんだけど。 殷雷:よしよし、上手上手、ポンポン。 GM/九尾:「ケン」 禦冦:仲良くなってやがる、仲良くなってやがる。 殷雷:じゃあ辺りの村人とっつかまえて、様々な話を聞きました。特に村長さんたちに関して、重点的に。 GM:言われてみればって感じで、何だか村長の様子がおかしいように思うと。 殷雷:不審な行動取るようになったとか? 生肉食うようになったとか。 禦冦:油なめてたり。 GM:(大笑い)化け猫のおミケかいな。「そういう事は、いくらなんでもしてませんよ。しかし、何がおかしいと言われましても… 息子どのもどうやら気づいているようですけどね」 |
お礼を言ってそこを辞した二人は、まっすぐに村長の屋敷に行き、息子だけを呼び出して話を聞く事に。 |
GM:じゃ、嫁さんも気になるみたいで、戸のかげからうかがってるけど。 禦冦:うん、嫁さん後で個人的に呼ぼう。 GM&殷雷:分かった。うんうん(笑) 禦冦:悪い下心はっ(笑) 悪い下心はないんだああ(叫ぶ) 殷雷:(笑)とにかく、単刀直入に聞きます。村長さんの様子、最近おかしくないですか? 禦冦:あ、幽霊騒ぎの方は決着がつきましたので。 GM/息子:「そうでしたか、ありがとうございます。……やはりあなたたちも、そう思われましたか」 禦冦:以前と何がどう違うか分かりますか? GM/息子:「どう、と言われましても。おやじがおやじじゃないような、誰かが成り代わっているような」 誰か:「コーン。」 GM/九尾:「違うケンっっ」(一同笑) 殷雷:分かった分かった、お前が違うのは分かってるからな、耳かくせ。 禦冦:また耳出てるのか(笑) GM/息子:「はっ、その子は一体」 禦冦:はっ、いかん、ごまかせ。 ……さて、以前と違ったところは、本当に思い当たりませんか? GM/息子:「以前なら、おやじはそれほど物に執着しなかったんですけどね」 殷雷:今は収集癖が。いったい何に? 禦冦:と言うより、どんな物を集めてるんですか? 碧羅:(乱入)きれいな石。ふぁ、「美しい悪夢だぁ」(←どうも後ろで「斬紅郎無双剣」やってたらしい) 禦冦:だまれ(笑) GM:(苦笑)その時その時によって違うらしい。何ともいえないね。 殷雷:そういう化け物について知識ないか、判定すべし。禦冦頼むぞ。 禦冦:オレかよ(ころころ) …はっ、低い。 GM:すぐに分かるから、判定の必要なかったんだけどね(笑) 物質欲が強くて、何としても手に入れたがる、というので真っ先に思い浮かぶのは、五遁の邪仙。 殷雷:なるほど。 禦冦:(笑)なるほどって、お前邪仙かい。他には? GM:そうだね、どうにも違うっていうのは変化(へんげ)の術であるのかもしれない。五遁と変化は近しいから、両方使えてもおかしくない。 殷雷:じゃ、村長はもう死んでいる事としてあきらめて…… GM:おーーーい(苦笑) 禦冦:おい、こらこらこら、早いぞ(笑) 結論が早すぎだ。 GM/息子:「はっ、まさかおやじが死んでるのではっ」 禦冦:いや、待て待て待て、落ち着け。 GM/息子:「おやじがあ」 禦冦:みんな落ち着いてくれ、頼む。 ……とりあえず、息子は奥さんとここで待たせて、オレたちがおやじに会いに行く。 GM:うん。「分かりました」とかなり動揺してるけどね。 殷雷&禦冦:えーーーと(汗) GM:「よめー」ガシーとかいってね(←たぶん嫁に抱きつき/一同爆笑) 禦冦:お前が悪い。 殷雷:ああしまったなあ、だって僕は生きてても死んでても差別しませんよ? GM:「死んでる? よめーー」「あなたーーーっ」(笑) 禦冦:オレも差別しないけど、そういう問題じゃなくて(笑) とりあえずみんな、落ち着いてくれ頼むから。 殷雷:ほら、僕の戒律にいわく「全てを見、また見せるべし」だから。 GM:………にしても、いきなり「死んでる」はないんじゃないかい(苦笑) |
兎に角、息子夫婦を九尾君に任せ、二人は村長に会いに行く事に。 |
禦冦:やっぱり犯人は村長だよな。会いに行って、彼はどう迎えてくれる? 殷雷:えーと、幽霊騒ぎはとりあえず解決してきましたと、報告してみる。 GM/村長:「それはそれは、ありがとうございます」とにこにこ。 禦冦:彼は調べられるか? 何かおかしいのがないか。 GM:それこそ「見気顕正」なんだよ。ただし気づかれる可能性が高いけど。 禦冦:オレが話しかけて、気をそらしてるうちに調べてくれ。「さて村長どの、我々が西の屋敷に行きました所ですね、扉が開かなくなりまして…」と(笑) 殷雷:分かった。うう、無理を承知で……(ころころ) GM:いくつ? こっちも抵抗するけど。 殷雷:足して12。 GM:12…(ころころ) あ、抵抗しちゃった。 禦冦:抵抗されたという事は… そうだ、九尾の持ってる石をじじいに見せたいんだが。 GM:ううん、じゃあ登場させてあげよう。さっきまで息子夫婦をなだめてた九尾君だが、入ってきてじじいの顔を見ると、「こいつがおじいちゃんを殺したんだ」って叫ぶ。 殷雷:やっぱりこいつか。九尾君、あの宝石出してみな。 禦冦:おちつけ九尾。 GM:いや、九尾君よりじいさんの方が、「殺したんだ」て言われた時に既にピクピクッと来てたんだけどね。 で、九尾が「お前はこれのためにじいちゃん殺したんだろ」って石を出したら、そこでもうぶち切れそうになります。 禦冦:やべっ、怒らせたかな? GM:押さえられるかな…(じじいの「意志」判定をして) だめだキレた。 禦冦:いきなりキレないでくれそこで(苦笑) GM/邪仙:「フフ、フハハハ、そこまで分かっていたなら仕方ない」って、バサッと正体現します。 殷雷:悪人にありがちなやつだな(笑) で、今までの悪事をとうとうとしゃべり出す(笑) 禦冦:オレたちが聞いてやるぞ。 殷雷:ほら悪事の数々を包み隠さず。ほら、しゃべってくれるんだろ、ほら。 GM/邪仙:「誰が言うかあ!!」(笑) 禦冦:いえいえ。それより、あんたと一緒にじいさんを殺しに行ったのは誰だい。あいつら、って言ってたしな。 GM:ら、ね。「ふん、あれはわしの兄弟弟子よ」と。 禦冦:どこにいるんだそれは。 殷雷:名前と住所と特徴と… 電話番号言ってみな(笑) GM:「言うかばかもの!!!」と、いうわけで(笑) まわりからこいつの配下のヘビがにょろにょろ出てきて、戦闘ね。 |
先手を取った殷雷と禦冦であったが、恐怖判定で殷雷が失敗、硬直してしまったため、貴重な第一撃を逃す結果に。 しかし禦冦と、彼が作り出した紙兵衛とがかなりの戦果をあげ、配下のヘビはあっというまに全滅してしまったのであった。 |
GM:む、なら二人に攻撃術をかけてやろう。「以火行為炎嵐」の術、取り出したお札を使って… (ころころ)裏成功、足して15(笑) 禦冦:やべっ、オレその術くらったら死ぬわ(ころころ) …6ゾロでぎりぎり成功したぞ、ふう。 殷雷:こっちは6ゾロ出しても抵抗できないんですけど(泣) GM:よしよし、じゃあダメージ決定の前に裏成功の反動を… なにいっ、効果半分!? 殷雷:つまりダメージ半分。それなら最大ダメージが来ても全然平気だぜ〜。 GM:く〜、ダメージ半減されて、6点。 殷雷:はっはっは、まだ平気さ。 禦冦:それって、オレにとっては全然平気じゃないが(苦笑) 殷雷:こっちの番だね。とりあえず二竜剣飛ばしておいてと。(ころころ)10。 GM:それは回避(ころころ) だああ、くらっとるっ。 禦冦:次にオレと紙兵衛が(ころころ) GM:(ころころ)禦冦の攻撃は避けた、紙兵衛のは止めたぞ。これで何とか反撃は… 殷雷:そこに僕が、「祈願護法一撃」のお札ね。 GM:しまった、それがあるのを忘れてたっ! 殷雷:(ころころ)とりあえず護法が来たので、彼が(ころころ)20といって攻撃でーす。 GM/邪仙:「ぎゃああああ」回避のサイコロはふれん、ダメージを決定するまでもなく死亡確定でござる。ううう〜。 殷雷:よっしゃあ! 禦冦:ずいぶんあっけなかったな(笑) |
その後の事をかいつまんで話せば、邪仙を倒した二人は続いて、本物の村長の捜索に。殷雷の探査仙術が功を奏し、聞き込みと説得に禦冦の美貌が役立ち(笑)、本物の村長は無事に救出されたのであった。 |
GM:はあ、ほとんどパーフェクトの結果だな。邪仙はあっさり倒すし。 殷雷:やったーーい。 GM:とにかく、ほとんど最良の結果で町を平和にした君ら二人は、皆々様に感謝されつつ、その邑を後にしたのだった。 殷雷:いやあ、いい事をした後は気分がいいなあ、なんて。よっし禦冦、次の邪仙目指してレッツゴーだっ。 禦冦:おいちょっと待てっ(笑) GM:ま、何はともあれめでたしめでたし、だね。お疲れ様。 |
さて、ここで後日談を一つ。 高い仙骨を持つ子狐・九尾は、それからまもなくして、ある高名な変化・幻術の仙人様に弟子入りする事になりました。力を正しい方向へ使って欲しい、との殷雷のたっての希望でもあります。 この時、九尾は仙境に「おじいさんの形見」の石を持って行ったのですが… それがどんな事に繋がって行ったかは、また後の物語で。 |