3日目(8/17)

'98年8/17

 挨拶もそこそこに9:10出発。いよいよ今日は熊本を経由して長崎に乗り込む。別府からやまなみハイウェイに乗って西進する。この道は以前逆方向に進んできた道である。湯布院、水分峠を抜けて玖珠川沿いに進む。途中から県道11号に乗り換えて、1時間ほど走って牧ノ戸峠というところで一休み。そこから一気に熊本を目指す。
 山道を下って目前に四角いビルが建ち並んでいるのを望む。ここが熊本市。時間は12:30頃。とりあえずオートバックスがあったので、そこの駐車場でエンジンオイルを買い足しておく。
 本当はこのまま有明海をぐるりと回っていこうと思っていたが、熊本港の文字が見えたので急遽変更、熊本港から島原へ渡ることにする。島原は前回熊本から島伝いに長崎へ渡ろうと思っていた時、日没コールドで渡るのを断念した島なのである。そこから長崎に乗り込むのも一興であろう。
 熊本港に到着したのは13:35。フェリーはちょうど出発前で、13:50発に乗ることができる。高速船ではなく、ちんたら1時間のコースであるが、ぼけーっとおだやかな海を見ながらだらだらする。

 島原到着14:50。国道57号を使って島原半島を横断し、国道251号線で長崎へ。長崎が近づくにつれ、海沿いの山肌を縫うように走る道路の向こうに、港町が見えてくる。狭い平野部にこちゃこちゃとビルがひしめいている。これが長崎。ちゃんぽん、かすてぃらで有名な長崎である。残念ながら天気は快晴、「長崎は今日も雨だった」というわけにはいかなかったが、ここまで来たからには長崎ちゃんぽんを食わずばなるまい。マップルで調べて市内に突入する。
 長崎は古くから続いている街らしく、道が狭くて整備されていない。なんだかぐちゃぐちゃな道路を何度も往復しながら市内をぐるぐる廻り、17:30、グラバー邸近くに駐車場を見つけて車を入れ、いざ観光開始。
 とはいえ日本の観光地はどこでも似たようなものである。みやげもの屋が軒をつらね、観光客がそぞろ歩きしている。しかしあのキーホルダーとかペナントとか、どこ行っても同じだよなあ・・・どこの観光地のも同じ所で大量生産されているというウワサもあるが、さもありなん、である。

 ちゃんぽんの老舗四海楼を探す。見つけてみると海の近く(長崎市で海の遠いところなんてないが)の白亜の建物で、かなり格調高い。ボロ靴ボロ鞄のヨレヨレ姿の男ひとりで入店するにはかなり勇気がいるが、気にせず入る。店員さんにまことに非常に丁寧に応対されてかえってこっちが恐縮してしまう。ところでちゃんぽんを食すのはこれが生まれて初めてである。で、肝心のちゃんぽんセット1000円也は、おいしかったことはおいしかったが、いまいち理解できないよくわからない食べ物である。会社にいる長崎出身のヤツに「ちゃんぽんの旨いところはどこだ?」と聞くと、「リンガーハット」という答えが返ってきた。そんな程度なのであろう。(と、長崎県民を敵に回してみる)

 腹もふくれて日も落ちて、19:20頃行動開始。Mobilでガソリンを入れて、近くのオートバックスで予備オイル缶を購入。この当時オイルの減りが異常に早かったのである。後のことになるが、オイルゲージの差し込み口から漏れているのではないか?とのショップのお見立てにより、新型のオイルゲージに交換したところ、だいぶマシになったようである。

 というわけで長崎を出発して国道202号線に乗って佐賀へ向かう。走っている途中で陽も落ちてあたりは真っ暗となり、たまに出てくる看板にハウステンボスの文字が見えてくる。おお、ここがかの有名なハウステンボス!(※まだ会社更生法申請前です) 寄ってみようかともちらりと思うが、夜も遅いし今から行ってもほぼ意味がないため断念。そうこうしているうちに時間は午後10時をまわり、どうもこのペースで下道を走っていても北九州まで戻れそうにない。さりとてここらの地方にはもう興味がない(てか、何があるか知らない)。なのでさっさと距離を稼ぐことにして、23:00に佐賀大和インターから長崎自動車道に乗り、北九州へ急ぐことにする。明日からは本州に戻って山陰地方を回る予定なので、夜のウチにできるだけ山口県に近づいておきたいのだ。と、いうわけで鳥栖ジャンクションから九州自動車道に乗り換え、古賀サービスエリアに11:50到着。うん、今日もよく走った。明日の予定を立てながら、深夜1:00頃就寝。

所要時間14時間40分、本日の走行距離430.2km、平均時速27.5km/h

[事前準備|8/14〜15|8/16|8/17|8/18|8/19〜20]


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