3日目(04-8/10)

 8:00起床。今日もいい天気。しかし疲れは取れずどよ〜んとしている。元気なのは0歳児ばかりなり。朝飯も昨日のコンビニの残りで済ませ、MINIのオイルと水をチェックしてから、荷物を纏めて出発。今日は白浜に行ってみるのだ。
 白砂の海岸、由良浜はすぐそこで、10分も走れば着いてしまった。が、海岸沿いの1本道はげろ混み。駐車場は軒並み満車。既に出遅れていたのだ。もう選んでいるのもめんどくさいので、空きを見つけた駐車場に入る。午後4時まで3000円なり。高い。
 ともかく車を停めて海岸へ。由良浜は噂通りきれいな白砂で、海の水も関東圏の海水浴場に比べると遙かに澄んでいてる。海水浴客もそれなりにいるのだが、海に小魚まで泳いでいるというのはどういうことだろう。後から知ったが、海岸の白砂はオーストラリアからの輸入だそうだ。
 ともかく海水浴なんて10年ぶりくらいじゃなかろうか。基本的には山男だからね。
 娘の初海水浴はというと、ぎゃんぎゃんに泣いていた。ヘタレだ。
 海水浴は2時間ほどで切り上げる。車を取りに行くと、ライトバンに乗せられて連れ去られる。そもそも4台くらいしか停めるスペースはなかったのだ。MINIはヨソに移動されてたのね。送られた先はホテルの近く。運転手さんの関西弁によると、今晩花火大会があるんだとのこと。それは残念。
 水着を着替えて12:00に出発。国道42号を北上し、時間を稼ぐために阪和道に乗る。
 高速に乗ってスピードを上げた瞬間、ウィンドガラス左側に水しぶきが。
 「?」
 今日もピーカンで水たまりがあるわけもなく、料金所の屋根かなんかから落ちてきた? うーむと思って見ると、水温が上がり気味。エアコンを切ってもじりじりあがっていく。いやあな予感がしてきたぞ。
 急遽次の印南パーキングエリアに停めると、停まった瞬間、ボンネットから白い湯気が立ち上る。オーバーヒートの典型的な症状なのである。通り過ぎるおねーちゃんが興味深そうに見ていく。恥ずかしい(笑)
 いやいや笑い事ではないのだ。おそるおそるボンネットを開けると・・・ああ、やっぱり。

 ラジエータキャップを閉め忘れている!!

 あほですかい。朝始動前点検を点検したときに、フタもせずにボンネットを閉じちゃったわけやね。キャップはそのラジエータの横にちょこんと置いてあった。いやあ、よくもまあここまで走ってきたもんだ。感心感心。って、感心してる場合じゃないって。クーラントは持ってきていたので水を混ぜていれると、しゅわわわと煙が立ち上り、クーラントの焼けるにおいが。クーラントの焼けるにおいなんて知っている人は、そうはいないだろうな(笑)
 30分ほどそのまま放置して、車体下にも水漏れはなく、ラジエータは無事のようだ。びっくりびっくり。さて、何もなかったかのごとく出発しよう。
 あとは何事もなく1時間ほど走って和歌山ICで降りて和歌山港へ。港までは一本道だが、やたらと車が多く渋滞している。ちょっと進んでは止まり、ちょっと進んではエアコンを切って窓開けて、の繰り返し。多少エアコンが効いていても、日光がじりじりと右腕を焦がす。間違いなくトラック焼けになっちゃうなあ。ともかく都市部はツライ。なんてぼやきつつ和歌山港到着。あいかわらずくそ暑い。あまりに暑くてアイドリングも不調である。当然エアコンも入れられず、MINIの中はうだるような暑さ。最近エンジンが過熱している状態でエンジンを掛けようとすると調子が悪いので、そうそうエンジンも切れない。かといって停まっていると水温がじりじり上がっていく。困った車だこと。
 そういや途中で和歌山ラーメンでも食おうと思っていたのに、オーバーヒート騒ぎで昼飯の時間がない。しょうがないが15:10発の南海フェリーに乗り込み、徳島港へ。往路より混んでいる。

 17:15徳島港着。腹が減った。もうなんでもいいから食うのだ。
 今日の予定は香川県は高松市のホテル。徳島からは国道11号線をひた走る。なぜか上り車線側には飲食店があるが、下り方面にはあんまりない。なんでもいいとはいいつつ焼き肉中華はいやだ。和食が食いたい。なんて贅沢を言っていたら、あっという間に田舎道になってしまい、ドライブインすらなくなってしまった。ありゃりゃ。そのうち鳴門の標識が見えてくる。
 と、なると飯は決まりだ。実は出発前、知り合いにびんび屋という店を勧められていたのだ。調べてみると結構有名な定食屋らしい。そこへ行くのだ。ちょいと時間は遅くなったが18:10頃びんび屋発見。

 びんび屋は表が魚屋さんで、奥が定食屋になっている。晩飯時てこともあったのか席はほとんど埋まっているが、ウチは赤ん坊がいるので小あがりを使わせてもらう。奥様は海老天定食。おれはおすすめ定食。おすすめは天ぷら盛り合わせとホタルイカの沖漬け、おさしみ2点。お吸い物がわかめのおみそ汁で、これがめちゃくっちゃ旨い。ご飯が美味しい。もう腹が減っているのでなんでも旨く感じるのであるが、そうでなくてもおいしいのだろう。天ぷらは油がちょっと定食屋らしく、油っぽい。ふだん少食な奥様が完食するくらいおいしかったのである。だいじょうぶかいなと思ったら、やっぱりあとでお腹を壊していた。

 びんび屋を堪能して出発。夕焼けの海を見ながら11号線を走り、まもなく香川県に入る。これであと愛媛高知を残すのみ!
 すっかり日も落ちた道を走り、高松市に入る。高松市は思ったより大都市であった。今日のホテルは駅のすぐそば。車なんだから市内に泊まる必要はないのだが、安い所を探したら、たまたまそうだったのだ。しかしなぜだか今日の宿も見つからない。なぜこう四国の道は部外者に冷たいのだろう。てか、ホテルのくれた地図が不親切すぎるのだ。ぐるぐる市内を回ってやっと細い路地にあることが分かったが、あろうことかその道は一歩通行。反対側の大通りから入り直してやっとホテルを見つける。20:50。
 ホテルの駐車場がいっぱいのようで、見回すと向かいの立体駐車場が提携している駐車場らしい。が、このMINIは立体駐車場に入れない。車高が低すぎるのである。
 フロントに言うと、別の駐車場をあてがってくれた。荷物をかつぎ上げてチェックイン。うーん、今日も疲れた。洗濯と風呂とバック・トゥ・ザ・フューチャーとビール。おやすみー。
明日はうどんを食うぞ!!

本日の走行距離、201.7km

つづく>>>>>>>


[事前準備1/北海道強襲偵察/事前準備2/1日目/2日目/3日目/4日目/5日目/6日目/7日目

All About Mini
Index
お問い合わせは
E-MAIL TO hustler@cc.rim.or.jp